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堀込泰三  -   06:00 PM

これからの「教育」の話をしよう:テクノロジーは大学をどう変えるのか

これからの「教育」の話をしよう:テクノロジーは大学をどう変えるのか

class room


とある水曜日、ニューヨーク大学スターンビジネススクールは、熱気に包まれていました。学術関係者、ベンチャーキャピタリスト、そして起業家が、高等教育の未来について、アツい議論を繰り広げていたのです。

ニューヨーク大学のジョン・セクストン学長、ハーバードビジネススクールのクレイトン・クリステンセン教授(著書『イノベーションのジレンマ』)、Codecademyのザック・シムズCEOほかのパネリストが、大学の未来を予測しました。はたして、新しいテクノロジーとオンライン学習は、従来の「大学」の概念を破壊するのでしょうか。

予想通り、学術関係者の意見はスタートアップの登壇者よりもずっと保守的でした。でも、たったひとつだけ、全員の意見が一致したのです。セクストン学長は言いました。「現状維持はありえない。高等教育の抜本的改革は、すぐそこに迫っているのです

最前線の登壇者らが予測する教育の未来を、6つにまとめてみました。



1.大学はテクノロジーを利用して才能を発掘できるようになる


セクストン氏が学長を務めるNYUは、全米でも3番目に学費が高い大学です。セクストン学長は、NYUのモデルが完ぺきとは程遠いと認めながらも、学生に高い学費を課しておきながら、教育レベルがそれにまったく見合っていない大学が多すぎると批判しました。将来、全米の大学で、大きな整理統合が起こるでしょう。それでも、従来型の大学が姿を消すことはないというのが、セクストン学長の主張です。


「この場で恐竜のように振る舞うつもりはありません。でも、たとえオペラが人気ラッパーほどの幅広い集客力を持たずとも、社会に不要ということはないはずです。これからも、恐竜の1匹や2匹は、いる場所があってもいいのではないでしょうか」


ただし、取り残された大学は、年間6万1000ドルの学費は払えないけれど才能ある学生を、今よりもずっとうまい方法で見つけなければなりません。「今のやり方はひどすぎる。テクノロジーを正しく使えば、"才能発見器"だって作れるはず」

セクストン学長は、NYUが独自に築いているUniversity of the Peopleとのパートナーシップを紹介しました。University of the Peopleは、途上国の学生に無料のオンライン教育を提供している非営利団体。University of the Peopleで能力を認められた学生は、NYUのアブダビキャンパスへの入学資格を得ることができるのです。このパートナーシップこそ、テクノロジーで才能を発掘する、最たる例だと。


2.安価な教育テクノロジーが大学から学生を奪う


イノベーションを専門とするクリステンセン教授は、かつて衰退していった産業を例に挙げながら、高等教育の未来を語りました。教授によると、どんなイノベーションにも、潜在顧客が2つの同心円として存在しているのだそう。内側の円は富裕層、外側の円は一般大衆を指します。ほぼすべての新産業は、内側の円から始まります。

「初期段階においては、商品およびサービスは非常に高価かつ複雑で、富裕層しかアクセスできません」

1950年代の汎用大型コンピュータや、1960年代の初期型テレビの登場が、これにあたります。問題なのは、内側の円から始めてしまった企業は、その技術をアクセスしやすいように安くすると、矛盾が生じてしまうこと。それまでのビジネスモデルが、成立しなくなってしまうのです。そこに、より安価でアクセスしやすいテクノロジーを持った企業が参入し、ほかに選択肢のない外側の円の顧客に売り始めます。すると、ゆっくりながらも確実に、内側の円の顧客が新しいイノベーションに流れていきます。そうやって、トランジスタラジオはテレビを破壊し、パーソナルコンピュータは汎用大型コンピュータを衰退させたのです。同じことは教育にも起こるはず、というのがクリステンセン教授の主張です。


「オンライン学習に飛びついた人々は、NYUに来れなかった人たちです。だから、ないよりもずっとマシ。でも、テクノロジーが進化するにつれて、顧客はどんどん奪われていきます。問題は、それが起こるかどうかではなく、そのときに大学がどんな役割を果たすかなのです」


3.奨学金は後日返済可能に


高等教育を目指す人に立ちはだかる関門のひとつに、借金の恐怖があります。特に最近は、卒業後の仕事が学位に見合っていないことが多いそう。そのため、マッキンゼー・アンド・カンパニーのディレクターとして地方自治体や学校に助言を行っているアンドレ・デュア氏は、教育資金が大きく様変わりする可能性が非常に高いと指摘します。2025年までには、卒業後ある程度の所得(例えば5万ドル以上)を得られるようになるまで返済しなくていいような奨学金を提供する組織が出てくるのではないか、とデュア氏は予測しています。


4.学生はソフトスキルよりも実践的なスキルを望むように


ザック・シムズ氏は、コロンビア大学で政治科学を学んでいましたが、今から2年前に退学し、Codecademyを創設しました。氏のようなエリートな環境でも、そこで得られた教育は、リアルワールドで生きていくうえで役に立つものではなかったそうです。実際、卒業生の3分の2が、卒業後も何らかの訓練を受ける必要があるというのだそう。シムズ氏は、オンラインでプログラミングを教えるCodecademyのような実践的スキルを教える企業が、従来の一般教養の代替として増えていくだろうと予測しています。多くの学部課程とは異なり、分散型のオンラインコースを修了した学生は、就職活動で企業に提示できるような作品集を手にして巣立っていくのです。


「いまだに私たちは、仕事に就くために必要なこととは関係ない2年制や4年制の学位プログラムにこだわっています。Codecademyは、そんなシステムを根本的に変える非常に大きな作業の一端を担っているのです」


5.大学は拘束から解放される


大学が登場したころは、誰かの話を聞きたければその部屋に行く必要がありました。本を読みたければ、図書館に行かなければなりませんでした。でも、今は違います。Union Square Venturesのアルバート・ウェンジャー氏は言います。「私たちは、拘束の多いモデルに陥っていました」。今こそ、その拘束を解くときだと。

ウェンジャー氏によれば、大学で経験できる要素の一部を提供するスタートアップが今後増えるでしょう。例えば、Union Square Venturesが支援する企業「Science Exchange」は、世界中のどこにいても、研究者が研究室のスペースを借りられるシステムを提供しています。


6.未来の大学は大学っぽくない


「コーセラ(Coursera)もウダシティー(Udacity)も(どちらもオンラインで大学の講義を無料で受けられるサイト)、フェニックス大学(同様)と同じように、高等教育にはあまり向かないのではないでしょうか」と、NYUジャーナリズム研究所の招へい記者であるクレイ・シャーキー氏は言います。「今は、これらの団体のリーダーは強い信念を持っているように見えますが、カプラン大学やカペラ大学がやったような汚い手口と紙一重のところにいます」

そうはいっても、シャーキー氏は現在の教育モデルに満足しているわけではありません。「もし今日や明日に大学が消えてなくなっても、きっと、今の大学と同じようなものは出てこないでしょう」

シャーキー氏は、生物医学研究に集中したロックフェラー大学のように、もっと専門に特化した学校が登場すると見込んでいます。それから、まったく大学っぽくない大学も増えるでしょう。専攻よりもプロジェクト遂行を教えるポリマス大学のような大学が。


「大学が何で構成されるかと問われたら、クラス、課程、学年、単位、学位、学部、専攻の7大要素が挙がるでしょう。でも、これらは現実ではなく、手段にすぎません。現実とは、学生であり、知ることであり、何かを成し遂げられることなのです。私たちはいずれ、これらの現実を教える方法にたどり着くでしょう。真に破壊的なものは、そこから生まれるのです」


6 Ways Tech Will Change Education Forever | Inc.

Issie Lapowsky(訳:堀込泰三)
Photo by Thinkstock/Getty Images.

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    香川博人

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