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印南敦史  - ,,,,  08:30 AM

「農耕型」の株主優待生活が快適な日常を実現してくれる

「農耕型」の株主優待生活が快適な日常を実現してくれる

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桐谷さんが教えるはじめての株主優待』(桐谷広人著、総合法令出版)の著者は、時価総額1億3000万円もの株を保有し、約400社から提供される株主優待券だけで暮らしている64歳の男性。株主優待券を有効期限内に使い切るために、やはり優待券で手に入れた自転車で駆けまわる姿はしばしばテレビで紹介されてもいるので、ご存知の方は少なくないのではないでしょうか?

本書は、ユニークと言うしかないライフスタイルを貫く著者が株主優待の魅力を説いた、いわば「株主優待入門書」。とてもおもしろい本なので、内容を簡単にご紹介します。



株主優待とは?


著者は株主優待のことを、「自分が株を持っている会社から毎年届くプレゼントのようなもの」と表現しています。その中身はお米やお菓子などの食べ物から、ジュースやビールなどの飲み物、洗剤やシャンプーなどの生活用品、シャツやスーツなどの衣類までさまざま。お金がかかるようなイメージもありますが、1万円前後から買える株も多く、初心者でも充分に始めることができるのだそうです。(18ページより)


パンツもパソコンも優待


事実、著者の身のまわりは優待品であふれており、パンツも歯ブラシも優待品。株価をチェックするために不可欠なパソコンも、優待品のギフトカードで買ったものだというのですから驚きです。そして優待生活を謳歌するために、よりお金と同じように使える優待のある銘柄を選んで買っているのだとか。(30ページより)


そんなわけで本書の前半では、独自の優待利用法が細かく紹介されています。おつりを出さない使い方(46ページ)、服に胸ポケットが必要な理由(48ページ)、時間配分の方法(62ページ)、優待食生活の魅力(65ページ)、映画の楽しみ方(73ページ)など、それぞれが個性的。そして本人が真剣であるからこそ、逆説的に笑えるツボが随所に生まれるという構造。


棋士から株主優待家へ


そんな著者のもともとの職業は棋士。つまり将棋を生業としていたわけですが、将棋ファンだという某証券界社の営業所長と出会ったことがきっかけで株にのめり込むことになったのだそうです。ちょうどバブル期だったこともあり、浮き沈みを繰り返しながらも、常に5000〜6000万円くらい持っていた投資信託を回しながら、転換社債で儲けていたのだとか。(114ページ)


一転して大損


ところがサブプライムローン、リーマン・ショックと相次いで問題が発生したせいで破産寸前に。結果的には家族から金銭的な支援を受けてなんとか乗り切ることができたわけですが、それがきっかけで株の依存症を治したいと思えるようになり、「配当と優待で生活できればいい」と前向きに捉えることができるようになったのだといいます。

優待で生きているとだけ聞くと楽そうに聞こえますが、その背景には壮絶(というかマヌケというか)なドラマがあったわけで、そのあたりのプロセスも本書の読みごたえにつながっています。(5時間目「私と株の29年」より)


株主優待生活


さらに、そんな経験を踏まえたうえで著者は、6時限目「今日からはじめる! 株主優待生活」で株主優待の方法を伝授しています。「株主優待をはじめる」「株を買う」「株を売る」「株主券を売る」「株主を楽しむ」「株を学ぶ」「株で大切にすること」「株で注意すること」と、説明はとても明快。

その一方で、ポーチを使って株主券を管理する方法や、期限を忘れないように工夫することなどについても力説しており、そこでまたギャグ的ニュアンスが生まれるため、結果的にはぐいぐい引き込まれることになります。


農耕型か狩猟型か


本書を読んで実際に株をやってみるか否かは各人の判断でしょうが、大切なポイントは、株式投資には配当金優待を狙った「農耕民族型」と、値上がり益を狙う「狩猟民族型」があるということ。


私はもともと株を長期保有して配当や優待を狙う典型的な農耕型だったわけですが、「いや、ここらで小動物ぐらいなら狙ってもいいかもしれない。たぬきでも捕まったらたぬき汁でも食べたいな」と考えてしまったのが間違いでした。そこで、棒切れで草むらをつついてみたら、出てきたのはサブプライム問題というヒグマだったという感じです。(131ページより)


比喩には穏やかな印象があるものの、これは株の危険性を如実に言い表した言葉ではないでしょうか?


いずれにせよ、「笑って読めて」「(危険性も含めた)株の基礎知識が身につき」、さらには「株主優待生活の楽しさを知ることができる」、とても魅力的な一冊。ご一読をお勧めします。


(印南敦史)

  • ,,,, - By

    友清哲

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