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印南敦史  - ,,,,  07:30 AM

ウォルマートの成長を実現させたものは土曜日の早朝ミーティング

ウォルマートの成長を実現させたものは土曜日の早朝ミーティング

ありえない決断 フォーチュン誌が選んだ史上最高の経営判断


企業が苦境を乗り越えるために、あるいは可能性を大きく伸ばすために、なにより重要なのは経営者の決断。しかもそれが"ありえない"ものであるほど、大きな結果を生み出すことになる。『ありえない決断 フォーチュン誌が選んだ史上最高の経営判断』(バーン・ハーニッシュ、フォーチュン編集部著、石山淳訳、阪急コミュニケーションズ)は、そんな事実を伝えてくれます。

ここで紹介されているのは、アップル、サムスン、ジョンソン・エンド・ジョンソン、3M、インテル、マイクロソフト、トヨタなど、アメリカのビジネス誌「フォーチュン」が厳選した18企業の"ありえない経営判断"。その中から、「ウォルマートの土曜日早朝ミーティング」に焦点を当ててみます。



ウォルマートの成長エンジン


「決起集会のようでもあり、マーチャンダイジングのセミナーのようでもあり、役場での対話集会のようでもある」土曜の早朝ミーティングは、その後何年にもわたってウォルマートの成長エンジンとなったのだそうです。

スタートは1962年のこと。売上のほとんどを叩き出すのが週末であるため、ウォルマート創業者のサム・ウォルトンは、毎週土曜の早朝に直近一週間の数字を見直していたといいます。


「彼は、開店の表示を掲げる前にミーティングを開き、従業員全員に自分の調査結果を伝え、彼らの意見を求め、そしてどの品を特売に出すか、陳列をさらに目立たせるべき商品は何かを決めるのである」(191ページ)


このミーティングのおかげで達成できたことは多く、たとえば従業員たちは働くことが以前より楽しくなり、ウォルトンから信頼されていること、自分たちが事業の重要な一部であることを理解することに。つまり、最低賃金で働く従業員たちを満足させることが事業成功の秘密だというわけです。


誰もが事業家であるべき


そして、その根底にはウォルトンの信念があるといいます。


土曜ミーティングの大きな成果の一つは、事業についての情報を全社員と共有することにあるという。従業員にも店主意識を持たせるのである。「彼は、われわれはみなパートナーであると考えていた。それは正しい考え方だと思う。誰もが事業家であるべきだというのが彼の信念なんだ。たとえばアーカンソー州ハリソン店の玩具売り場担当にも財務情報が行きわたる。すると、この担当者はハリソンで玩具店を経営しているのと同じことになるわけだ」(192ページより)


結果、70年代半ばにはウォルマートよりも大きな勢力を持ち、安売り業界の最先端を行く企業と言われていたKマートとも競合できる存在へと成長。そして、ウォルトンがKマートなどの同業他社と競合できると考えたのはスピード。


「事務所にいるだけでは何も建設的なことはできない。(中略)われわれは、ベントンビル本社の人間が各店舗を見て回ることに決めていた。彼らは、月曜から木曜までいろいろな店を回って木曜の夜に帰ってくる。金曜の朝には本社でマーチャンダイジングのミーティングを開く。そして、土曜の早朝に各店舗で販売ミーティングを開くわけだが、さまざまな店を回ってきた担当の情報があるから、競合店が何をやっているかもわかっている」(193ページより)


「それに基づいて、では何を修正すればよいかを決める。土曜の昼前にはもう、地域マネージャーが全地区マネージャーに連絡して、これからどうすればよいか、何を考えるかについての指示を出す。そして昼にはもう、修正が終わっているわけだ。(193ページより)


初期のころ、土曜の早朝ミーティングは、従業員たちが最良のアイデアを出し合う大規模な意見交換会のようなものだったそうです。しかし年月を経てミーティングが勢いを失い、本社従業員のまとまりがなくなってきたときにウォルマートが考えたのは、新しい風を入れるべく著名なゲストを呼ぶこと。俳優のアダム・サンドラー、テレビ司会者のオプラ・ウィンフリー、プロフットボール選手のペイトン・マニング、州知事時代のビル・クリントンなど顔ぶれも多彩。


「大切なのは、誰もが土曜の朝にわざわざ出かけてまで参加したいと思うような興味深い場にすることだった。(中略)しかし、ミーティングのしかたには注意が必要だった。楽しむための集まりではなく、問題を解決するための集まりだからね」(196ページより)


現在、本社での土曜日早朝ミーティングは、より戦略的で幅広い問題を取り上げる機会になっているそうです。それはいまなお、ウォルマートが市場の動向を知るための機会であり、それ以上に、本社と各店舗の一体感を醸成するのに役立っているとか。つまりはそれこそ、サム・ウォルトンの決断が生み出したものであるということです。

残る17の決断もそれぞれが個性的であるだけに、いくつものヒントを見つけることができるはず。ぜひ一度、手にとってみてください。


(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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