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堀込泰三  - ,  06:00 PM

仕事は朝4時から7時がベスト:Googleのリサーチサイエンティスト、ダン・ラッセル氏の仕事術

仕事は朝4時から7時がベスト:Googleのリサーチサイエンティスト、ダン・ラッセル氏の仕事術

HOW I WORK第56回ダン・ラッセル氏


敏腕クリエイターやビジネスパーソンに学ぶ仕事術「HOW I WORK」シリーズ第56回。テレビやライブコメディで多彩っぷりを発揮するジョン・ホッジマン(John Hodgman)氏に続く今回は、Googleのリサーチサイエンティスト、ダン・ラッセル(Dan Russell)氏にインタビュー。


いまやGoogleの検索履歴は、あなたという人間を表すといっても過言ではないのではないでしょうか。ダン・ラッセル氏は、Google検索と私たちの相互作用について研究しています。どんな検索結果がクリックされるのか? 検索回数が飛びぬけて多い人がいるのはなぜなのか? 成功するクエリーの特徴とは? 氏とそのチームは教育にも力を注いでいて、検索を効果的にするためのスキルを教えています。

そんな、Googleマスターとも呼べるラッセル氏の仕事術を聞いてきました。


  • 氏名:ダン・ラッセル(Dan Russell)
  • 居住地:カリフォルニア州パロアルト
  • 現在の職業:シニアリサーチサイエンティスト、Google検索の品質・ユーザーハピネス担当
  • 現在のモバイル端末:Nexus 4
  • 現在のコンピュータ:15インチMacBook Pro(日常業務)、ThinkPad T41(自宅での音楽管理)、Googleサーバファーム(重労働)
  • 仕事スタイル:好奇心のままに


「これがないと生きられない」というアプリ・ソフト・ツールは何ですか?


ラッセル:正直なところ、ないと生きられないものなんてほとんどありません。だから、物の紛失、故障、販売中止にいちいち落ち込むことはありません。私のメモや仕事内容(の大半)は、複数の場所に複数の方法でバックアップされています。使用中のツールもすべて、別のもので代替することが可能です。

ラップトップと3リングバインダー、そしていつでもメモを取れるよう、シャツのポケットに入る大きさのノートを愛用しています。今ここですべてを奪われたとしても、安定したインターネット接続とラップトップ、そして文房具屋さえあれば、1時間程度で仕事環境を復活させることができます。ただし、腰巻は除きます。


仕事場はどんな感じですか?


ラッセル:Googleでの仕事から、短期化と柔軟性を学ばせてもらっています。Googleに来て8年になりますが、そのうちに10回も職場を引っ越しています。9か月程度で引っ越さなければならないので、自然と職場には何も持ち込まないようになります。


HOW I WORK第56回ダン・ラッセル氏2


ラッセル:前職Plexでの主な仕事内容は、人と話すことでした。会議がスケジュールを埋め尽くしていたので、仕事場は申し訳程度の大きさでした。そこで時間を過ごすことはほとんどなく、大半を会議室で過ごしていたのです。


お気に入りの時間節約術は何ですか?


ラッセル:朝4時に起きて、7時までに数ある仕事(書き物、コード作成、分析)のほとんどをこなします。その時間帯は東海岸やヨーロッパの仕事時間と重なるので、電話をかけたりするのにとても便利なのです。一般的には誰も起きていない時間なので、最高に平和で静かな環境で仕事ができます。実践している人が少ないという点で、これは非常に役立つ時間節約術ではないでしょうか。


愛用中のToDoリストマネージャーは何ですか?


ラッセル:生存主義者として、失敗に左右されない仕事スタイルを心がけているので、ToDoリストは非常にシンプルです。その日のリストは紙に書いて持ち歩き、日/週/月ごとのまとめはログファイルに記録しています。ToDoリストをうまく活用するコツは、テクノロジーにはありません。1日に何度も見ることと、確実に実行することが重要なのです。また、紙に書いたToDoリストをGoogleカレンダーに同期させ、5分前にリマインダーをセットするのが毎朝の日課です。これがとても便利。


携帯電話とコンピュータ以外で「これは必須」のガジェットはありますか?


ラッセル:実に多くのテクノロジーと何世代にもわたり付き合ってきたので、1つのテクノロジーに依存しすぎないことを意識しています。テクノロジーは、明日にも消えて、私たちを置き去りにしてしまうことがありますから。私は、当初の意図とは違っても、自分の要求を満たしてくれるものを駆使することを学びました。たとえば今はiPodを愛用していますが、必要とあらば別のものへの移行も可能です。

それでもあえて1つ挙げるならば、くわえるためのグリップが付いたMagliteの懐中電灯ですね。テクノロジーが変わり失敗を繰り返しても、これだけは何十年も使っています。もちろん、今では電話を懐中電灯替わりに使えますが、夜の雨の中で壊れた自転車の修理をするのに、電話をくわえながら作業はできませんから!


日常のことで「これは他の人よりうまい」ということは何ですか?


ラッセル:複数の分野にまたがるアイデアを総合的に見て、まったく異なる分野に共通の考えを見出すことでしょうか。実は、テック関係の分野はあまり得意ではありません。数学、デザイン、分析、コーディング......どれも苦手。でも、広く深く読むことは得意です。それから、日常的にメモをとります。これらの分野横断的な視点と10年にも及ぶメモの検索により、例えば「組織内の多重ゲノム」「微気候」「パーコレーションモデル」の間に予期せぬ関係を発見することができるのです。


仕事中、どんな音楽を聴いていますか?


ラッセル:静寂が好みです。音楽は日常的にいろいろやっている(演奏、作曲、分析)ので、BGMにするには邪魔なのです。考えなくてもいい単純作業をするときには、心を満たすためにポッドキャストを聞くこともあります。その場合、RadioLab、Moth Radio Hour、To the Best of Our Knowledge、This American Life、99% Invisibleのほか、ウェブで見つけたものをランダムに聞いています。


今、どんな本を読んでいますか?


ラッセル:仕事のための読書(考古学からメディア調査、さらには醸造学まで、幅広い分野の技術論文がほとんど)以外では、フィクションとサイエンス/テックものを交互に読むことが多いです。

今は、クリーブ・トンプソンの『Smarter Than You Think』と、ダニエル・カーネマンの『Thinking, Fast & Slow』を入念に読んでいます。フィクションでは、期せずして『湖中の女』を読書中。著者のレイモンド・チャンドラーは巨匠であり、どちらかというと言語を習得するためにそれを読んでいます(殺人ミステリーはそんなに好きではないので)。


あなたは外向的ですか、内向的ですか?


ラッセル:マイヤーズ・ブリッグス指標ではINTJに分類されるので、内向的なようです。きっと、私に近しい人は同意見でしょう。でも、仕事上外向的にならざるを得ないことが多いので、そういう自分を演じています。講師として教える側が内向的というのは不自然かもしれませんが、私はかなりの頻度で教えています。


HOW I WORK第56回ダン・ラッセル氏3


睡眠習慣はどのようなものですか?


ラッセル:午後10時半から11時の間に寝て、午前4時から4時半の間に起きています。睡眠衛生上、これでは不十分であることは知っています。週末の昼寝で穴埋めをしていますが、その場合開始点も終了点もほったらかしです。寝る時間や起きる時間をテクノロジーに教えてもらう必要はないのです。まともに考えられなくなったら、ギターを少し弾いて寝るだけ。旅行中は厳しいですね。そこで、安いけれど非常に信頼度が高く、ほかに何の機能も付いていないポータブルLCDアラームを持って行きます。


あなたが受けたものと同じ質問をしてみたい相手はいますか?


ラッセル:トーマス・エジソン、ニコラ・テスラ、チャールズ・ディケンズの生産的なライフスタイルについて聞いてみたいです。え、故人に質問することはできないって? では、存命者であれば、ジョン・アンダーソン(驚くほど生産的なCMU教授)、デビッド・ワインバーガー、ジェームズ・ファローズ、エリック・シュミットです。


これまでにもらったアドバイスの中でベストなものを教えてください


ラッセル:20歳になったばかりのころ、データ処理施設で深夜のアルバイトをしていたことがあります。ある日、シフトリーダーが「授業は取り続けた方がいい。できるだけ長く学校にいるんだ」と言いました。それ以上は言いませんでしたが、真意はこうだったのでしょう。「さもないと、俺のようになる。将来性のないデータ処理施設で深夜勤のバイトの面倒を見るだけだ」と。

アドバイス自体も素晴らしかったのですが、そのとき私が本当に気付いたことは、「アドバイスは聞いてすぐに従うべきだ」ということでした。極めて標準的なティーンエイジャーだった私は、人からのアドバイスなんて自分の人生には関係ないと思っていたのです。私はその瞬間、歴史から学ぶということを(自ら!)悟ったのです。


ほかに、ファンや読者に伝えたいことがあれば、どうぞ。


ラッセル:私はハイテクに頼らなくても、定量的なライフスタイルを送っています。次のような3つのメモを残しているのです(検索しやすいよう、すべてプレーンテキスト形式です)。

「Worklog」は、その名の通り作業記録です。1日を10分刻みで記録しています。さまざまなイベントを参考に、そのときの状況をまとめるためのコードを組んでいます。これは強迫的なところもありますが、データを見るまではわからなかった傾向が見えてきます。

「Journal」には、毎日の生活における出来事を記録しています。Worklogとかぶる部分もありますが、こちらの方が出来事に対する私の反応、すなわち感情面を詳細に記録しています。

「Summary」は、WorklogとJournalを週ごとにまとめたものです。毎週日曜日の朝、今週の振り返りと来週の展望を考えながら記録しています。

高価なアプリは不要です。毎日数分でいいので、テキストファイルに書き込むことを心がけてください。私の場合、Worklogの記録には毎日5.5分をかけています。Journalはもう少し長くかかります(日によって異なる)。Summaryは15分ほど(そのうちほとんどは、仕事用とプライベートのGoogleカレンダーを切り替えながら個別のイベントを探している時間です)。つまり、週に50分程度をデータ記録や分析にあてていることになりますね。

そして最後に。私は毎日走っています。オフラインでの1人の時間を取るためであり、難しい問題を解決するためでもあります。行き詰ったとき、走ることで複数の解決策をリミックスし、新しくて面白いことを見つけられることがあるからです。あとはその解決策を家まで覚えていられるかが問題ですが、記憶術「座の方法」を使って、心のメモに刻んでいます。(ちょっとした訓練で、目覚ましい成果が得られます)


Tessa Miller(原文/訳:堀込泰三)

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