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印南敦史  - ,,,,  07:30 AM

優れた職人は優れたビジネスパーソンだ、という話

優れた職人は優れたビジネスパーソンだ、という話

一流を育てる 秋山木工の「職人心得」


一流を育てる 秋山木工の「職人心得」』(秋山利輝著、現代書林)の著者が代表を務める「秋山木工」は、宮内庁、迎賓館、国会議事堂の他、高級ホテル、高級ブランド店、百貨店、美術館、病院、一般家庭と、あらゆるクライアントから注文が集中するという社員34名の職人集団。独特の人材育成精度も評価が高く、国内のみならず海外からも見学者が訪れているのだとか。

そして、本書で紹介されている「職人心得三十箇条」は、そんな秋山木工の人材育成の基本でもあるそうです。といっても特別なものは一切なし。あいさつ、礼儀、感謝、尊敬、気配り、謙虚な心など、昔から日本人が大切にして来た教えを大切にしさえすれば、「心」は自然と育つという考え。

この「三十箇条」のなかから、いくつかを引き出してみましょう。



挨拶について


職人は、ものづくりでお客様に感動していただく仕事だからこそ、人前できちんとした挨拶もできないのは、道具を忘れて現場に行くのと同じこと。それでは決してお客様に信頼していただくことはできないといいます。

だから秋山木工では、心を込めて、相手の目を見て、大きな声で、きちんと挨拶ができるまで、徹底して練習を繰り返すのだとか。最初は上手にできなくても、全力で練習を続ければ、1カ月後には気持ちのよい挨拶ができるようになるそうです。


連絡・報告・相談について


「連絡・報告・相談」は、会社の一員として仕事していくうえでの基本。常に「連絡・報告・相談」することで、「今の自分のお役目を明確にすることができる」というわけです。

「連絡」は相手にわかりやすく、すみやかに。「報告」は、正確で具体的に。「だいぶ」「たぶん」「そのうち」などのあいまいな言葉では伝わらないもの。そして「相談」はなにかあったら、重要なポイントをしっかり把握して、すぐに行なう。

なにか問題が起きたとき、自分勝手な判断は御法度。自分で「始末」をつけようとすると、問題は必ず大きくなるといいます。


「バカになる」


著者は、声の大きい、元気な社員から、現場に連れて行くようにしているそうです。無愛想で暗い人は、人に気を使わせてしまうもの。ひとりでも暗い職人がいると現場も暗くなり、仕事の効率が下がるといいます。だから、自分の機嫌は自分で取り、いつも機嫌よくしていることが大切。

でも、周りを明るく元気にするのは容易なことではありません。そこで著者は、あれこれ考えてしまうより「バカになれ!」と言っているそうです。プライドは一度捨てて、馬鹿になる。馬鹿になれるとは、素直で謙虚ということ。頭をからっぽにして、人のやっていることと、言っていることを見て、聞く。すると、ありがたさがにじみ出るような笑顔で、「はい! わかりました!」と返事ができるようになるとか。「馬鹿になれれば、明るくすることぐらい簡単です」。


「周りをイライラさせない」


周りをイライラさせる人とは、自分中心で、周りに気を配れない人。自分の気分をよくすることが最優先で、相手の立場に立ってものを考えられない。そんな人が、お客さまに気配りできるわけがない。そして、ものづくりは人のためで、自分のためではないからこそ、そういう人は職人に向かないとか。

人に気を使うのは疲れると思うかもしれませんが、身につければこれほど楽しいことはないもの。相手に喜んでもらうために考えを巡らせ、自分のすべてを出し切ったとき、相手が感動してくれる。自分にも、大きな感動が訪れる。一度、感動を味わうと、もっと人に尽くしたくなるそうです。

その場の空気を感じ取り、相手の目線で考え、行動する。逆に自分の立場に固執し、屁理屈をこねた分だけ、人は離れて行くといいます。素直な心で努力した分だけ、技術と人間性が高まるというわけです。


人の言うことを正確に聞く


顧客が望んでいる以上のものをお届けするのが職人の務めだからこそ、人の言うことを正確に聞くクセをつけるべき。普段から相手を喜ばせようと思っていると、自然と人の話を真剣に聞くようになるものだとか。相手の生きて来た時代背景から、文学、歴史、専門分野の知識、趣味の世界まで真剣に聞くクセがつくと、正確に聞けるようになるそうです。そして正確に聞けると、正しいものが身についていく。

その結果、あらゆる顧客を理解する能力が高まり、相手からも安心してもらえるようになる。最終的には、相手の希望を明確に理解できるようになり、てきぱき仕事ができる職人になれるというわけです。


職人には頑固一徹な気難しいイメージもありますが、むしろ本物の職人ほど、明るく人の気を使うものだということがよくわかる内容。そしてその大半は、職人のみならずビジネスパーソンにも応用できるものだと思います。

(印南敦史)

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