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itouitou  - ,  09:10 PM

世界で愛されるアプリ『Any.do』のつくりかた:創設者が語る、起業のスピリッツ

世界で愛されるアプリ『Any.do』のつくりかた:創設者が語る、起業のスピリッツ

『Any.do』の創設者オマール・ペルチック氏


仕事効率化のためのアプリは数ありますが、中でも『Any.do』は米LHのToDoアプリベスト5にも選ばれたピカイチのアプリです。使いやすく、見た目もクールで、デバイス間の同期も速やか。共有機能にリマインダ機能、フォルダ機能も備えています。他にも便利な裏ワザ機能が満載。メールからタスクを自動作成したり、テキストメッセージをすばやく送れたり、不在着信への折り返しもリマインドしてくれます。

今回は、Any.doのCEO、オマール・ペルチック氏に、創設当時のストーリーを聞いてみました。



Any.Doのアイデアはどのように生まれたのでしょうか?


ペルチック:当時、私は米国ビザを取得すべく奮闘していました(氏はイスラエル出身)。米国に留学中の友人を訪ねるためです。

経験者ならわかりますが、膨大な手続きが必要で(それぞれの手続に締め切りとサブタスクがある)、すべてに対応するのは困難を極めました。過去に何百万人もが同じ道を通ったはずなのに、どうしてもっと効率的にできないのか...。また、こうした巨大なタスクを扱えるツールはないものかと探し回りました。しかし、見つかりませんでした。...そうです、他の多くの発明と同じく、Any.doも必要から生まれたのです。

それが最初の思いつきでしたが、考えを進めるにつれ、タスクの達成だけが問題ではないと気づきました。問題の本質は、貴重な時間と集中力を、嫌いなこと(書類と格闘すること)から、好きなこと(友人と過ごすこと)へとシフトすることではないか? つまり、タスクの処理だけでなく、時間の使い方を変えてくれるツールが必要なのだとわかったのです。それに気づいたとき、とても興奮しました。


20131009-anydo02.jpg


アイデアを思いついたあと、次にとった行動はなんですか?


ペルチック:アイデアをまとめることです。ある面では、これは純粋な実用ツールです。しかし、別の面では、日常生活に自然と溶け込む何かでなければなりません。ただでさえ過剰な手続きを処理するために、さらに別の手続きを付け加えるなんて本末転倒です。そして、この思想の実現には、デザインとモックアップが鍵だと考えました。

それと同時にリサーチを開始しました。生産性の賢人たちや行動科学者の本を読んだり、ユーザー・エクスペリエンスの専門家に話を聞いたり、グラフィクデザインのトレンドを追いかけたり、競合ツールを調べたり、とにかくあらゆる情報を集めました。当時はまだスマートフォンが登場したばかりで、人々がこの新しいデバイスとどう付き合うのかよくわかっていませんでした。

モバイルによる個人のつながりが形成されはじめ、新しい社会規範が生まれつつありました。これらの潮流を観察しながら、新しいプラットフォームをどう活用すればいいか、どんなアプリを作ればいいかを考え続けました。そして、私たちは次第に、人間の習慣とパターンに着目し始めたのです。

めぼしい研究文献が見つからないときは、自分たちで調査を行いました。大勢の家族や友人に頼んで、匿名のタスクリストを作ってもらいました。人々がToDoタスクをどう扱うか、優先順位をどうつけるか、タスクをどう整理してどう達成するかを観察したのです。

そして忘れてならないのはチームの存在です。これは決定的に重要でした。Any.doは単純なToDoツールにもなりえたし、日常生活を変えてくれるパワフルなツールになる可能性も秘めていました。私は、ヴィジョンを共有してくれるパートナーを探しました。そして、共同創設者のYoniとItayに出会ったのです。その後は、私たちの目標に共感してくれる、それぞれの得意分野に秀でた人々を探すだけでした。私は優秀なマッケターかつリーダーですが、他のことはAny.doのメンバーたちのほうがずっと優れています。全員がそれぞれの分野のエキスパートなのです。


ターゲットとするプラットフォームをどのように選びましたか?


ペルチック:全体を見渡して、いま一番チャンスがあるプラットフォームはどこかと考えました。当時、AndroidはiOSに比べてずっとオープンで、チャンスにあふれているように見えました。デザイン性に優れたアプリが求められており、私たちにぴったりの環境でした。その後、iOS版もリリースしました。アプリ第2弾の『Cal』ではiOS版を先にリリースしています。Android版もまもなくリリースする予定です。

すでにAny.doやCalが日常生活に欠かせないツールになっている人も大勢います。そうした人々の要望に答えるべく、より多くのプラットフォームやフォーマットでアプリを使えるようにするのが現時点での最優先事項です。


もっとも大変だった点はなんですか? また、それをどのように乗り越えましたか?


ペルチック:私たちは2つの困難と戦いました。

ひとつは、私たちの地元、テルアビブの技術者コミュニティーにおける認識でした。技術者たちは、タスクマネジャーはタスクマネジャーに過ぎないという認識を強固に持っていました。私たちがベンチャーキャピタルや投資家たちから100万ドルの出資を集めたとき、技術者たちは、単純なToDoリストになぜこれほどの大金が集まるのかと訝りました。

繰り返しますが、Any.doとCalは、大事なことだけにフォーカスする全く新しいやり方を提供するものです。また、多忙な生活の中で、本当に大切なことを楽しむのを助けるツールでもあります。大げさに聞こえるかもしれませんが、私はプライドを持っています。最も単純なものが最も大きな変化をもたらすのが常です。私たちは全く新しいマインドセットで取り組んでおり、投資家たちもそのことを理解しています。

ふたつ目は(これが本当の困難であり、今でも戦い続けているのですが)どうやって人々にこのアプリを知ってもらうか? どうやって活用してもらうか? そして、アプリをいかに気分よく使ってもらうか。うまくいかない日があっても、ToDoリストが「挫折リスト」にならないようにするには、どうすればいいか? こうした課題に日夜取り組んでいます。新しい機能やデザインも、すべてこの課題の解決のためにあります。


リリースしたときの気分は?


ペルチック:まさに最高、でした。ずっと取り組んできたアプリをローンチできるのは至高の歓びであり、人々がどう使うかを見るのはスリリングなことでした。Any.doの最初のバージョン「Taskos」は、3カ月で25万件がダウンロードされました。前代未聞のことです。開発中は五里霧中の状態で、ローンチするまでまったく予測がつきませんでした。そして、ローンチしたあとは見守るしかありません。期待通りの結果になって本当に気分がよかったですね。


20131009-anydo03.jpg


ユーザーの要求や批判にはどのように対応していますか?


ペルチック:一人ひとりの声を真剣に受け止めるだけです。リリース当初(Taskosの頃)は、ホーム画面に大きなフィードバックボタンがありました。そのため、ユーザーからたくさんのフィードバックが寄せられました。私たちは、すべてのメッセージに数分以内に返答するよう努力しました。ユーザーの声はユーザー・エクスペリエンスに全面的に反映されました。みんなすごく喜んでくれて、私たちは、ユーザーと繋がることの重要性をすぐに理解しました。

また、チームがユーザーの声をきちんと聴いているのを知ってもらうことも大切です。今では何百万人ものユーザーおり、対するサポートチームは少人数です。それでも、すべてのメッセージに返答するよう努力しています。また、良いアイデアや有益な批判が寄せられたら、チーム全体に転送しています。


現在は「新機能」と「既存機能」の開発に割く時間の比率はどれくらいですか?


ペルチック:私たちの最大の目標は、アプリをより活用してもらうことであり、ユーザーを増やすことです。新機能を追加することで、この目標に近づけるなら、それが最優先となります。


同じような挑戦をしたいと考えている人に対して、どのようなアドバイスをしますか?


ペルチック:言いたいことがたくさんあります! 一番重要なのは、自分のプロジェクトにワクワクすること。これは本当に大事だと思います。心の底からワクワクしないと長期戦を乗りきれません。そして、あなたの態度や熱意が周囲の人々に大きな影響を与えるということ。

チームに才能ある人を集めたのなら、あなたの責任はプロダクトや起業のヴィジョンをはっきりと示すことです。起業チームのスピリッツはトップからやってきます。スピリッツさえあれば、資金やリソース、時間の不足はなんとかなります。スピリッツは決して過小評価できない重要な資産なのです。


Tessa Miller(原文/訳:伊藤貴之)

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