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佐藤ゆき  - ,,,  01:00 PM

小さな計画を少しずつ成長させていく:メモアプリ『Drafts』の生みの親が語る開発ストーリー

小さな計画を少しずつ成長させていく:メモアプリ『Drafts』の生みの親が語る開発ストーリー

小さな計画を少しずつ成長させていく:メモアプリ『Drafts』の生みの親が語る開発ストーリー


2012年にリリース後、短い間でメモアプリ『Drafts』は大人気となりました。その大きな理由として、開発者グレッグ・ピアース氏のユニークなアイデアにより、IFTTTとの連携など、Draftsでできることが広がったというのがあります。今回はピアース氏にDrafts開発時のストーリーを聞いてみました。


Draftsのアイデアはどのように生まれたのでしょうか?


Draftsのアイデアはどのように生まれたのでしょうか?


ピアース:Draftsはまさに私自身が求めていたアプリです。

ある日、iPhone上で妻宛に短いEメールを書いていると、すぐに読んでもらいたい内容だったのでSMSで送るべきと思いました。しかし、送り直すという作業は意外と面倒です。

テキストを選択し、クリップボードにコピーし、メールアプリを終了させて、SMSを起ち上げて、入力画面を開いて、宛先を選んで、送る...。こんな一連の作業が必要です。

考えてみると、使用用途が明確ではない段階でiPhone上でメモを取る機会があるのに気付きました。メール用か、ToDoリスト用か、カレンダー用か、Evernote用か、メモを取り始める段階でははっきりとしていないのです。

SNSでも同じ経験をしていました。Twitterのアプリに入力をしながら、そのあとでFacebookに、もしくは両方のアプリに投稿したいと思い直すことがありました。しかし、この作業もまたシンプルではありませんでした。

私が実現したかったのは、シンプルですぐに起動、テキストを入力できるアプリです。あとから入力内容を他のアプリに「送信」できるものが欲しかったのです。



アイデアを思いついたあと、次にとった行動はなんですか?


ピアース:次にとった行動は「アプリをつくること」です。Drafts以前に小さなアプリを開発した経験を通して、App Storeでアプリをつくる工程を学んでいました。iPadとiPhone用の辞書・辞典アプリである『Terminology』の開発もやってました。

フリーランスの開発者として、私に必要だったものは時間だけでした。まず最低限の機能にしぼったアプリをつくり、自分用に使い始め、友人たちにも見せました。私はすぐに、このアプリはマーケットに出すべきだという確信を強めました。とにかく便利だったのです。


ターゲットとするOSをどのように選びましたか?


ピアース:私がなじみのあったOSはiOSでしたので、他のOS用にも開発すべきかという問題は一旦置いておきました。Draftsのようなアプリは、多くのアプリやサービスと機能を連携させるので、複数のOSで操作性の質を保つのは難しいと思います。なので、まずはiOS(iPhone・iPad)に絞って、最高のユーザーエクスペリエンスを実現するのを目指しました。


もっとも大変だった点はなんですか? また、それをどのように乗り越えましたか?


ピアース:2012年4月にアプリをリリースした当初、売れ行きはあまりよくありませんでした。マーケットにリリースして最初の大きな壁は「そのアプリが他とどう異なるのか」を多くの人に知ってもらうことでした。

iPhoneユーザーのほとんどは既にメモ用のアプリを持っていました。元々iPhoneに入っている『メモ』やEvernoteなどです。

スクリーンショットの画像だけで、Draftsが他のアプリとどう異なるのか、このアプリを使うとどれだけ日々の行動が楽になるかを伝えるのは大変でした。分かってもらうのに時間がかかりました。ライフハッカーのようなサイトに取り上げられて、口コミで評判が広まったのは、とてもラッキーなことでした。


リリース当初はどのような感じでしたか?


ピアース:神経をすり減らしましたが、同時に楽しい経験でした。リリース前、また大きなアップデートをする数週間前は猛烈に忙しくなります。アプリ開発のゴールが見えていても、他の「部品」をきちんと実装しなければならないのです。

ウェブサイト、スクリーンショット、プレスリリース、メディアへの告知など。多くの細かい作業と行動が必要です。リリースしたあと、ようやくほっと胸をなで下ろして、多くの人が便利なアプリだと思ってくれることを祈るのです。

一方で、私はリリース初日の成功にこだわるのは重要でないと思っています。App Storeの空間では、リリース初日に大評判になることが重要視されがちです。もちろんそれはそれで素晴らしいのですが、かといって初日に評判にならなくても絶望する必要はありません。

Draftsはリリース当初の評判はまあまあという感じでした。バージョン2.0をリリースした時の方がより良い反応を得られましたし、バージョン3.0の時にはさらに良い反応がありました。多くの人はそう思っていませんが、App Store上でじっくり時間をかけて顧客を増やすのも可能なのです。


iPad上のDraftsの画面

iPad上のDraftsの画面


ユーザーの要求や批判にはどのように対応していますか?


ピアース:私は「テフロン加工」されていて、批判に強いです。フリーランスの開発者で、人生をかけて多大な時間を製品開発に投入しているような人は特に、他者の意見に敏感で批判を個人的に捉えがちです。

しかし、客観的に製品を評価するのは重要です。それができなければ、良い製品は開発できません。自分が間違っているとき、それを自覚する必要があります。

距離を置いて自分の製品を見ることができれば、自分のアイデアを評価する物差しと批判精神を得られます。その物差しは、第三者からの要求や批判を検討するときにも活用できます。

また理解しておくべきなのは、あなたに対して要求や批判をする人は、あなたの製品のことを考えているからこそ、そうするということです。失礼で軽率な内容の批判を得るとき、私は頭の中でその批判をこのような定型文に変換させます。

「あなたのアプリはとても便利です。しかし、○○ができたり、○○がなくなれば、もっと便利になるでしょう」

脳内で変換すると、たいていの場合、上手く対応できます。


現在は「新機能」と「既存機能」の開発に割く時間の比率はどれくらいですか?


ピアース:バグの処理は常に最優先。次に既存機能を強化して、全体の質を上げています。

新機能に関しては、ユーザーのフィードバックに耳を傾け、どのリクエストがアプリに合うか、また機能の追加がどれだけ難しいかを検討します。常に全体のバランスを考えているのです。


同じような挑戦をしたいと考えている人に対して、どのようなアドバイスをしますか?


ピアース:小さな計画から始めて、それを成長させる戦略を練って、ビジネスを持続させていくことです。良いアプリをつくるのには時間がかかりますし、宣伝にも時間がかかります。

どの分野の起業にも共通することだとは思いますが、アプリのマーケットに参入していくには、立ち直りが早い、リスクをとれる、日々新しいチャレンジへの挑戦を厭わないといった性格が求められます。


Tessa Miller(原文/訳:佐藤ゆき)

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    香川博人

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