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堀込泰三  - ,,  10:00 PM

ネットで炎上する原因を招く「脳の仕組み」4選

ネットで炎上する原因を招く「脳の仕組み」4選

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ほんの出来心にせよ、本格的な荒らしにせよ、インターネットはあなたを簡単に邪悪の道へといざないます。これは単に、議論の相手と遠く離れていることだけが理由ではありません。私たちが内に秘めているバイアス(考えの偏り)も、あなたの邪悪化に一役買っているのです。

脳が思考停止に至る仕組みを知り、それをコントロールすることができれば、ネット上でのバカバカしい論争を避けることができるはず。今日は、その方法を紹介します。



1.判断力を鈍らせるのは「ハロー効果」の仕業


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私たちの判断力を鈍らせるのは、何を差し置いてもハロー効果です。ハロー効果は、理不尽な考え方をもたらします。意味不明な見解を述べている人がいたら、ハロー効果を疑ってみるといいでしょう。

ハロー効果って一体何なの? というあなたのために、以前紹介した記事の一部を抜粋します。


ハロー効果は、帰属に関するバイアスで、ある人の性格や能力を判断するときに、脳が一般的な情報に惑わされることです。たとえば、その人に関して何か1つ優れた点を発見すると、その人はすべてにおいて優れている人だと勘違いする、というようなものです。

ハロー効果は、自分についての判断を社会にゆだねるという「社会的証明」にもつながります。問題は、その人や物に対する印象が間違っていたときに起こります。しかし、私たちはそもそも表面的な判断に基づいて物事を判断する傾向があるので、この手の間違いは多々あるのです。


ハロー効果が作用している具体例


では、ハロー効果はネット上でどのような影響を与えるのでしょうか? 私たちがインターネットフォーラムの会話に参加したり、記事を読んだり、Facebook上で誰かとかかわったりする時、文章を彩る言葉や画像から、視覚的な刺激を得ることが多いようです。いい例が、ある読者から私に届いた次のメールです。


決して悪意があるわけではないんですが、私が最近よく感じていることを聞いてください。冬用の帽子をかぶったあなたの写真、とっても若く見えるので、あなたの書いていることを信じられなくなりました(いえ、私もだいぶ若く見られるのですが)。ほかの読者も、もしかしたら同じように感じているんじゃないかな。些細なことかもしれないけど、それが理由で、あなたが書いた記事は、このところ読んでいません。こんなこと以前は考えたこともありませんでした。だって、あなたの記事は全部読んでたし、すごく参考にしてたから。


多くの場合、相手の外見を知ると、その後の判断がハロー効果によって歪められます。でもこの読者の場合、先に私の記事を読んでいました。そして、後で写真を見て、急に私の信頼が失墜したのです。ただ若く見えるというだけで(皮肉にも、私はフルタイムライターの中で最年長なのですが)。

このような問題を引き起こすのは、画像だけではありません。相手の声や服のセンス、さらにはたった数言の発言がきっかけで、気分が変わってしまうこともあります。このように、ほんの些細なことであなたの判断力は鈍り、自分の意見が歪められていることに気づきもしないのです。


ハロー効果に効く「自問自答すべきたった1つの言葉」


もちろん、ハロー効果への対処法は存在します。自己欺まんの解決と言えばこの人、以前にライフハッカーでもインタビュー記事をお届けしたDavid McRaney(デビッド・マクラニー)氏の対処法を見てみましょう。


過去に築いたハロー効果を定期的にぶち壊しましょう。強烈な第一印象は、ポジティブなものであれ、ネガティブなものであれ、何年も続くハロー効果を生み出します。そこで、普遍的なものに目を向けるのです。第一印象は捨てて、いつも初めての判断を下すかように、大事なことをすべて定期的に評価し直すといいでしょう。


マクラニー氏は「ひとつひとつの特徴や資質の向上に注目することで、あなたに変化が訪れる」と言います。荒々しい印象はネガティブな思考をもたらし、優れた外見はポジティブな思考をもたらします。このことは、性的指向とは無関係です。現実には、肉体的魅力が、バイアスとは無関係の問題を数多く引き起こすこともあるでしょう。でも、ここでそれを議論している時間はありません。

ハロー効果に限れば、あなたが自分に問うべき言葉はたったの1つ。「どうして自分はこう思ってるのだろう?」。ちょっと時間を戻してみて、今の考えに至る前に、写真を見たり、声を聴いたり、何かの変化を感じたりしなかったかを振り返ってみましょう。そして、もっと客観的に自分の感情と向き合うのです。


2.都合のいい解釈ばかりするのは「確証バイアス」の仕業


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私たちは「間違い」よりも「正しさ」を好みます。だから、自分の信念を否定する情報よりも、再確認できるような情報を求める傾向があります。この傾向が「確証バイアス」です。先のマクラニー氏は次のように説明しています


確証バイアスとは、自分の期待に沿った現実を見るためのフィルターです。これによって、選択的に考えるようになりますが、本当の問題は、確証バイアスによって真実の追及が歪められるときに起こります。

まさにこの確証バイアスで成り立っているのが、コメンテーター業界です。ラッシュ・リンボー、キース・オルバーマン、グレン・ベック、アリアナ・ハフィントン、レイチェル・マドー、アン・コールターなどのコメンテーターは、自らの信念に油を注ぐことを生業にしています。つまり、既存の世界観に合うように、あらかじめフィルターをかけているのです。そのフィルターがあなたのものと似ていれば、あなたは彼らを好きになる。そうでなければキライになる。そんな仕組みです。


人は、自分の考えを再認識できる要素を好む


これらの例だけでも、確証バイアスがネット上でのあなたの行動にどんな影響を与えるかを想像できるのではないでしょうか。政治的な議論を読む時、あなたは、自分の考えを再確認させてくれる人を探すでしょう。あなたと反対の意見を持つ人も、同じ行動をします。そうすることで、自分が正しいことだけでなく、正義であることを実感できるのです。これでは問題はまったく解決しないし、知的な議論も生まれないのですが、なぜか私たちの脳はこのような行動を好むのです。

非対称な考え方という幻想が、この問題をさらに悪化させます。集団に属すると、属していない人への不信感が高まり、バイアスを感じるようになります。ここに確証バイアスが加わると、ダブルパンチになってしまうのです。


確証バイアスに対処するためにできること


では、この問題にはどうやったら対処できるのでしょうか。大学生のころ、「視点の全く異なる3つの新聞を読む」という課題が出されたことがありました。時間はかかったけれど、非常に啓発的な課題でした。真実に辿り着くことはできないにしても、それぞれのバイアスをより明確に知ることができたのです。他者のバイアスを知れば、自分のバイアスも見えるようになります。

残念ながら、私たちには毎日3つの新聞を読むだけの時間はありません。それでも、1つのストーリーに対する複数の視点を探し、心を開いておく努力はできるはずです。


事実確認ができなくなるのは「真実バイアス」と「自我消耗」の仕業


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私たちは、たとえ納得できないことでも、人の言うことを信じようとします。「バカが見る」と言われても、ついついそっちを見てしまうのは、真実バイアスの仕業です。真実バイアスのおかげで、私たちは信じたいものを信じることができます。ここでもハロー効果が関わります。見知らぬ人でも、その外見や声を気に入ることができれば、その人を信じられるのです。

真実バイアスと確証バイアスはお互いに矛盾するように思えるかもしれませんが、実際は両者の相性はとてもいいのです。あなたを引きつけたり遠ざけたりする磁石と考えるといいでしょう。真実バイアスは、発信源のことが好きであれば情報が弱くても信じたいという、あなたが生まれ持った欲望をかきたてます。確証バイアスは、発信源のことが好きでない時に、あなたを怒りへと駆り立てます。


真実バイアスの良いところ、悪いところ


真実バイアスは私たちにとって必要なものですが、明らかなマイナス面も伴います。ジョン・R・シェーファー博士は「Psychology Today」で次のように説明しています


真実バイアスのおかげで社会や商売が効率的に回っています。真実バイアスがなければ、他者の提供する情報をいちいち確認するのに、莫大な時間を費やさなければならないでしょう。

また、真実バイアスは「社会的省略」としても機能します。友人や同僚の誠実性についていつも疑問が生じているような状態では、彼らとの関係はこじれてしまうに違いありません。ストーリーに小さな矛盾を見つけても、語り手のことを信じたいがために、私たちは矛盾を見過ごそうとします。見聞きしたことや読んだことを信じたいので、真実バイアスが嘘つきを有利にさせるのです。

ストーリーの語り手が親友や配偶者、または自分の子どもであれば、真実バイアスの効果は一層強まります。一方、真実バイアスが減衰するのは、騙されている可能性に気づいた時です。真実バイアスを防ぐためのベストな方法は、思慮深い懐疑主義といえるでしょう。


そもそも、脳は情報を無条件で受け入れたがる


怠惰に身を任せる方法はいくつでもあります。私たちは、信じない理由があれば信じませんが、どちらにも振れる可能性がある場合、楽観する方を選びます。シェーファー博士の言う通り、騙されたくなければ懐疑的になることが必要です。

もちろん、すべての「事実」を確認することはできません。そこで、自我消耗の出番です。自我消耗は、私たちの意志力には限界があり、懸命に使わないと燃え尽きてしまうことを実証してくれます。

怠惰だけが、私たちが何かを信じられない理由ではありません。耳にするすべてを確認するだけのエネルギーも時間もないのです。私たちの脳は、耳に入ってきた内容を信じるべきかどうかを判断するために、ちょっとした計算を行います。そこで、脳に過剰な負担がかからないようにするため、ほとんどの情報を無条件で受け入れるのです。

この作業は脳の仕事とはいえ、あなたが信じる何かを耳にした時、ちょっと立ち止まって考えてみることも必要です。もちろん、真実のゴミ箱へ捨ててしまうこともできますが、ちょっと立ち止まって考えることで、耳にしたことがひょっとして間違っているのではないかと考える機会を持てます。そうすることで、手に入れた情報の真相を確かめる前にオンラインでシェアして、炎上を招いてしまうような事態を避けられるのです。


バイアスを知れば「炎上」の火元も見えてくる


ほんの出来心は誰にでもあるもの。誰だって、自分の感情や脳の暴走を完全にコントロールすることはできないのですから。悪口を言う人は必ず存在するし、その理由を知ったところで彼らを変えることはできません。

でも、過剰なバイアスについて知ることで、荒らしや出来心の発生過程をも知ることができます。それを知った上で、関わらないことこそ賢い選択。ネットに溢れる荒らしや悪意ある言葉に心を乱されず、あなたはあなたの人生を歩んだ方がいいのです。

バイアスは放置しておくと大きな問題をもたらします。ですが、自分自身の行動を見直す癖をつけておけば、問題を避けることも可能です。脳は自分を守ることを考えるようにできています。その仕組みは、ほとんどの場合においてあなたの盾となってくれていますが、時に悪影響をもたらすこともあります。そんな時は、悪魔の代弁者を演じてみてください。問題の多くは、それで解決できるはずですよ。


Adam Dachis(原文/訳:堀込泰三)
Photo by Leremy (Shutterstock) Natykach Nataliia (Shutterstock), and cobalt88 (Shutterstock).

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    香川博人

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