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年吉聡太  - ,,,  11:00 AM

速記すごい。新タブレットAQUOS PADの手書きも、いい。アイデアを直感的に残せる。

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速記すごい。新タブレットAQUOS PADの手書きも、いい。アイデアを直感的に残せる。

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手書き性能に優れたタブレットで速記できるのか。結論、「できる」。動画も撮ってみました。

8月2日に発売されたAQUOS PADdocomo AQUOS PAD SH-08E)は、製造元であるシャープ曰く「手書きにとにかくこだわった」Androidタブレット。7インチというサイズ感は持ち運びにも便利だし、バッテリーも長時間もつ、テレビのフルセグ視聴もできて生活防水仕様と、「日常で使える」性能を備えているのは間違いないと思いつつ。

ただ、その「手書きへのこだわり」が引っかかっていました。だって、手書きってそんなに必要? ましてや、メモをとるのにわざわざタブレットを使う必要がある? さらに言うなら、手書きがすごいっていっても、どれだけすごいの? 何がすごいの? と、「?」マークだらけで実機を触っていて、ふと、社会人になりたてのころを思い出したのです。


符丁、暗号。秘密めいた手書きのやり取り


当時、外出先から戻ってきたデスクに置かれたメモに思わず首をひねりました。メモにはひと言、「○○さんにPCB」。いまとなってはそれが「折り返し電話をしてください(Please Call Back)」の略だと分かるし、そうした略語には、受けた電話の内容を書き付けて伝えるのに必要な「素早さ」があることも理解できます。手書きは早いし「符丁」は便利。暗号めいたやりとりにはちょっとした胸躍る感覚さえ抱きます。

ただ、こんなメモが置かれていたら。


130719aquospad_sokki.jpg

「メディアジーンのトシヨシ様に電話をしてください」


...きっと、ずっと読み解けずにいたと思います。

しかしこれは、現実の話。こうしたメモのやり取りが日常茶飯事だという早稲田速記は、その名の通り「速記」を生業とする会社です。そして彼らは、瞬間瞬間を書き付ける術として速記を使っているというのです。

手書きの便利さを知っている彼らにこのAQUOS PADを使ってもらったらどうなるんだろう。そこからこの知られざる速記の世界との出合いは始まりました。


速記、その知られざる世界


私にとって速記は、まさに「知られざる世界」でした。国会中継をテレビで見ていて、画面に映る速記官の姿に目をやったことはあります。黙々と机に向かい、何かを書き付けている。でも、その程度の認識です。

ただ、少し調べれば出てきました、速記に関する豆知識。たとえば「その起源はローマ時代の弁論官キケロにまで遡る」「日本における速記は、衆議院式、参議院式、その他10を超える方式がある」...。中でも目を引くのはそのスピードで、「1分間で320文字を書くことができる」というのです。

話は単純で、「じゃあその速記、AQUOS PADで再現してもらおうじゃないか」。ご協力をお願いしたのは、先述した早稲田速記の保坂さん。30年を超えるキャリアをもつ大ベテランで、知ってる人は知っている、あのロス疑惑の証人喚問を法廷で記録した経験もある方です。


130719aquospad02.jpg

雑誌の企画で、黒鉄ヒロシと故・阿佐田哲也両氏の対談を現場で速記記録したこともあるのだとか


AQUOS PADで速記をしてもらった


読み上げるテキストとして、AQUOS PADのスペック一覧を使おうかとも思いましたが、ライフハッカーで掲載した「手書きの良さ」についての記事を速記していただきました。

率直な感想は、「速記すごい」。そして、「AQUOS PAD、やるじゃないか」。動画で、見てみて下さい。



知識のない私から見ると、速記文字の解読はまず不可能。ですので、まずは紙に同じ内容の速記文字と、その対訳を書いていただきました(画像はクリックすると拡大します)。


futsuu_de_sokki01 futsuu_de_sokki02


そして、比較のためにAQUOS PADでの速記文字を。


aquospad_de_sokki01 aquospad_de_sokki02 aquospad_de_sokki03 aquospad_de_sokki04


シャープといえば、手書きの歴史を思わずにはいられません。古くはザウルス、最近も、電子書籍のような電子ノート端末「WG-N10」を出し、手書きの価値を世に問うてきました。感圧式〜静電式と方式に変遷はありつつも、培ってきた知見はAQUOS PADに対しても活かされているはずで、実際にその手書き品質は高度なチェックを経て、リリースに至ったようです。


130725aquospad_touch.jpg

ペンを持つ手の掌をゆっくり画面につけてみると...


たとえば手書きをする際にペンを持つ手は、どうしても画面に触れてしまいます。書き込むペン先と、ペンをもつ手の掌をそれぞれ認識し、ペン先のみの情報を取得するよう試行を重ねた、なんて話は、手書き派としては「よくぞ」と言いたくもなるわけです。


手書きの起動が速いと、すぐメモできる


アイデアは、思わぬ瞬間に降ってくるもの。それは誰にも共感してもらえることだと思います。そのアイデアを消えないうちに書き付けることができるかという点で、手書きに勝るものはない。それも分かってもらえるでしょう。

AQUOS PADは、画面下部に4つのボタンが配置されています。Android端末のデフォルトである「戻る」「ホーム」「メニュー」に加えて用意されているのは、ペンアイコンのボタン。このボタンをタップすれば、その場で手書きメモアプリ『書ノート』が開きます。


130719aquospad_memo.jpg


たとえば撮影した画像を開いた状態であれば、その画像に対して書き込みを。気になったウェブサイトを開いた状態であれば、そのページに対して。この機能、ビジネスシーンにおいて、もっと活躍してくれそうです。


130725aquospad_map.jpg

ペンの種類や色、太さを選べるのはもちろん、スタンプなども


メールで送られてきた見積もりに目を通して気になるポイントに注釈を加えたり、街で見かけたものをクリップしたり、もしくは気づきがあるたびに自分自身のマインドマップを追記して更新する。あらゆる状態で手書きを施して、保存して、誰かと共有をする

ただの白紙のメモ帳以上の使い方ができるというポイントに、AQUOS PADの便利さがあると感じます。


秘密はIGZOにある


AQUOS PADに搭載されている液晶は、世界に誇るIGZO液晶。一部最新のスマートフォンに搭載され、バッテリーの持続に貢献する能力が注目されています(最近ではシャープ製だけでなく、他社のさまざまなモデルにも搭載される予定があるとの噂も。その真偽はともかく、それだけ注目されているテクノロジーであることは間違いありません)。実は優れた手書き性能も同時に生み出したというIGZOの秘密は、次の機会に紹介するとして、そのテクノロジーを解説したページも用意されています。

冒頭にて紹介したとおり、ビジネス用途にも使える機能が充実しています(ギズモードによると、「四つ星評価」とのこと)。詳しいスペックは、下記リンクより確認してみて下さい。


docomo AQUOS PAD SH-08E
未来は、IGZOで進化する。|シャープ

(年吉聡太)


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