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igarashiigarashi  - ,,,  10:30 PM

「その日暮らし」を抜け出してわかった3つの教訓

「その日暮らし」を抜け出してわかった3つの教訓

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ファイナンスブログ「Get Rich Slowly」のライターであるHolly Johnsonさんは、分不相応な車を買ってしまったために、金銭的に苦しい生活を続けていました。今回はHolly Johnsonさんが、キャッシュフローや借金について、そして自分の身の丈に合ったお金の使い方について、その生活から得られた教訓を振り返ります。


私が「その日暮らし」をしていたのはずいぶん以前のことですが、当時の気持ちは今でもはっきりと思い出せます。当時経験した無様なエピソードの数々を、すべて頭の中で再現できます。空っぽの預金口座、さまざまな気まずい体験、絶望感...。

なかでも、ある日に妹と交わした気まずい会話は、今でも鮮明に思い出せます。

「お姉ちゃん、私、この週末にそっちへ行くんだけど、一緒にご飯でもどう?」と、妹は無邪気に言いました。

「うーん、ちょっと考えさせて」

私は、お金がないことを妹にうまく伝える方法を必死で考えました。

これは今から10年ほど前の話です。当時の私は22歳で、その日暮らしとしか言いようのない生活をしていました。間違った判断を繰り返すうちに絶望的な状況へ陥り、抜け出すのはほとんど不可能だと思っていました。私は定時制の学校に通いながら、フルタイムで働いて生活費を得ていました。時給はたったの9ドル15セント。とんでもない待遇です。状況はますます悪化する一方でした。


ファミレスにすら行けない姉、その理由


当時、私は最低賃金をわずかに上回る程度の収入しかなかったのに、2万2000ドルの車を買ってしまいました。この車のローンを毎月500ドルずつ返済することになりましたが、これは、当時の私の手取り収入の半分近い金額でした。あとになって、購入前によく検討すべきだったと後悔しましたが、もう手遅れでした。ローンを滞納して車を差し押さえられたら、それまで問題のなかった信用情報が一挙に台無しになってしまうと思い、必死でそれを避けようとしました。

当時の私は(現在もですが)頑固だったのです。そのため、車を手放すのではなく、必死に稼ぐ道を選びました。その結果、問題の車にガソリンを入れられなかったし、病院に行けないこともしょっちゅうでした。そして、妹と外食をするお金もなかったのです。

妹に、私は伝えました。「ごめんね、外食するお金がないのよ」

この時に感じた恥ずかしい気持ちを一生忘れることはないと思います。

「アップルビーズに行くお金もないの!?」

妹の声の調子から、近場の安いファミリーレストランに行くお金もないなんてありえないと思っていることがわかりました。実をいうと私自身も同感でした。収入ぎりぎりの生活は、一歩間違えば大変なことになります。仕事を1日休んでしまったり、病気が長引いたり、ちょっとした不運な出来事に巻き込まれただけでも、悲惨な結果が待ち受けているかもしれません。何かを変えなければならないことはわかっていました。でも残念ながら、どこから始めればいいかがわからなかったのです。


自分を変えるためにまずは車のローンを完済...したけれど

アップルビーズで食べるお金もないことを自覚してすぐに、私はその日暮らしとは具体的にどういうことかを理解しました。そのままではいたくなかったので、状況を改善するために、思い切った変革が必要だと思いました。そこで、グッとこらえて実家へ帰り、両親と一緒に生活することにしました。はたから見れば痛ましく見えたでしょうが、経済的な足場を固めるには、この方法しかないと思いました。

生活費を払う必要がなくなったため、車のローンを繰り上げ返済することにしました。学校へ通いつつ、ハウスクリーニングのアルバイトを始めると、分不相応な車のために、1000ドルから1500ドルを支払える月も珍しくなくなりました。私はローンの支払いのたびに、勝ち誇った気分になりました。もはやローンの支払いは、道義の問題となっていました。私はこのやっかいなローンを早く完済してしまいたくて、最後の支払いが待ち遠しくて仕方がありませんでした。ありがたいことに、ほどなくして完済のめども立ちました。


価値の90%を失った車。この数年間は何だったのか


1年ほど実家で暮らすうちに、車のローンは完済できました。そこで、この車をボロボロになるまで使い倒すと誓いました。けれども、結局私は7年後にこの車を手放すことになりました。結婚して初めての子どもが生まれ、家族向けの(中古の)ミニバンが必要になったためです。この一連の試練は最後にもうひとつ、重要な教訓を残してくれました。いざこの車を売った時、わずか2500ドルの値段しかつかなかったのです。衝撃を受けましたし、信じられませんでした。この車のために犠牲にしてきたあれこれを思い出して、うんざりしました。

結局私は、7年でその価値の90%を失う車を所有するために、生活保護スレスレの暮らしぶりで人生の数年間を過ごしてきたのです。それには何か意義があったのかと考えても、残念ながら何もありません。それでもこの経験は、他の方法では学ぶことのできない教訓を得るチャンスだったとは言えるかもしれません。


その日暮らしから得た3つの教訓


私は「その日暮らし」の経験を通じて、キャッシュフローや借金について、そして自分の身の丈に合ったお金の使い方について、それまでとはまったく違った見方をするようになりました。

「お金を持っているように見えること」と「実際にお金を持っていること」は全然違うのです。「自分の収入の範囲内で生活すること」と「無計画な買い物がどんな結果をもたらすか」についても、身をもって学びました。

そして、もっとも重要なことですが、再びその日暮らしにならないためにどんなことでも徹底して行う覚悟ができました。二度と同じ失敗は犯さない。現状を乗り越え、白紙の状態に戻ると決めました。そして、この誓いを守り続けています。

もちろん、それからも何もかもうまく行ったわけではありません。以前にも何度かパーソナルファイナンス系ブログ「Get Rich Slowly」に書いたとおり、夫と私は、結婚後の早い段階で「ライフスタイル・インフレーション」、つまり、収入の増加に伴って支出が増える状況を受け入れざるを得ませんでした。それでも幸い私たちは、ここ数年間は身の回りのことをうまくコントロールできており、かつてないほど順調に財産を増やしています。少額の住宅ローンを除けば負債はゼロです。

今後は何としてでも、この状態をずっと維持していくつもりです。大人になってからも何度か間違った判断をしてきましたが、その時に身につけたいくつかの教訓は、しっかりと身についています。私がその日暮らしを通じて得た教訓を、以下に書き出してみます。


  • 収入源を1つだけにしない
    私の場合、生活費のすべてをフルタイムの仕事1つでまかなっている間は、何の進展もありませんでした。ローンの返済が進みはじめたのは、副業でハウスクリーニングの仕事を始めてからです。他人の家の掃除なんて面白くはありませんが、この仕事で入ってくるようになった副収入のおかげで、それまで数年間続いていた経済状態が完全に変わりました。

    あれからかなりの時が経ちましたが、現在でも私は収入源を複数持つよう努めています。夫とともに立ち上げたブログから収益を上げているほか、複数のパートタイムの仕事を確保し、全部合わせてフルタイムの仕事と同等の収入を得ています。さらに賃貸不動産を買うなどの投資を行っていますが、その対象もできるだけ多くに分散しています。こうした広い意味のものまで含めて、「仕事」をいくつか持っていないと、何かが起きた時にすぐに無職になってしまいます。これは危険な状態だということを学びました。

  • 自分の問題を解決できるのは、自分しかいない
    今にして思うと、自己破産して車を販売店に返却していたら、もっと楽に生活できたかもしれません。移動用には、ボロボロの中古車が簡単に買えたでしょうし、時間はかかったかもしれませんが、信用情報もいずれ元通りの評価に戻せたと思います。そう考えると自己破産は魅力的に感じられますが、もしそうしていれば、今のような自分にはなっていなかっただろうとも思います。

  • 自分の収入の範囲内で暮らす
    かつての私は、単なる交通手段に収入の半分を費やしていたことになりますが、今振り返るとそれは実に馬鹿げたことだったと思います。一体、何を考えていたのでしょうか? 残念ながら、何も考えていなかったのです。驚かれるでしょうが、私はその車の実際の購入費用が全部でいくらになるかすら計算しないまま、購入を決めたのです。その日暮らしを経験して、私は収入の範囲内で生活することがどんなに大切かを理解しました。今は当時よりもずっと収入が増えていますが、生活費を抑えた暮らしを選択しています。


その日暮らしを抜け出して


その日暮らしが続くと、心身が疲弊していくし、自信も失われていきます。私はその日暮らしをしていたとき、何度も心が痛んだり恥ずかしい思いをしたりしましたが、それでもこうした教訓を直接学べて良かったと思っています。

現在の私は裕福になりましたが、こうした経験は、金銭的独立と安定を追求しつづけるための動機づけになっています。もし今、誰かから電話があって夕食に誘われたとしても、私には選択の自由があります。断るとしたら、それは預金残高が10ドルを切っているからでも、電気代の支払日まで出費を抑えているからでもありません。その日暮らしを経験したおかげで、再びそうならないように用心しているからです。


Holly Johnson(原文/訳:丸山佳伸/ガリレオ)
Image via Drazen (Shutterstock)

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