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igarashi  - ,,,,  08:00 PM

なぜ僕らはムダなものを買ってしまうのか:部屋も頭も整理するために私がつくった4つのルール

なぜ僕らはムダなものを買ってしまうのか:部屋も頭も整理するために私がつくった4つのルール

「散らかった状態」が脳に与える影響とその対処法


冒頭画像は、故スティーブ・ジョブズの仕事場の写真です。ミニマルなプロダクトデザインを追求した彼のデスクはしかし、一見乱雑なように見えます。

カナダのスタートアップooomfは、適材適所なスタッフィングを可能にするクラウドソーシング・サービス。その創設者であるMikael Cho氏(@mikaelcho)は、創作活動に集中し、自分にとって大切なことに使う時間を増やすために「自分のまわりからノイズを減らす」方法を探ってきたといいます。以下、情報と環境の整理術を紹介してもらいます。



何かをやり遂げるために、周囲のノイズをどう消し去るか


数年前、私はウェブデザインの会社でプロダクトマネージャーとして働いていました。その仕事でいちばん楽しかったのは、「会社のデザインチームやクライアントと一緒に製品を作りこむ」作業だったのですが、残念ながらこの作業が占める割合は、仕事全体の1割程度にすぎませんでした。残りの9割はと言えば、議事録の作成やファイルの検索、テクノロジーに関する最新ニュースのチェックなど、絶え間ないタスクの管理に追われていました。

その頃は、家に帰っても「何かをやり遂げた」という気分になれず、精神的にクタクタになる生活でした。ですから、会社を辞めてooomfを始めた時には、自分の人生における「消費的行動」のあり方を変えたいと思っていました。それから数年間、私は創作活動に集中したり、自分にとって大切なことに使える時間を増やしたりするため、「自分のまわりからノイズを減らす」方法を探ってきました。消費する量を減らすことの重要性を理解し、「ムダなものを減らす方法」が身に付いてきたおかげで、昨年は人生でもっとも生産的な1年を送れたと思っています。


「ムダなもの」が増える理由


私たちは、もう何年も使っていないものであっても、「あとで必要になるかもしれないから」、「思い出がつまっているから」、「高かったから」などの理由をつけて、物を取っておこうとします。あなたの部屋にも、1年前に購入し、読みたいと思いつつもまだ読めていない本や、「ここぞという時に履こう!」と思って取ってあるオシャレな靴はありませんか?

どんな言い訳をしてみても、多くの場合は、「購入自体が間違いだった」というのが現実です。そして、この現実を受け入れることは、文字どおり脳にダメージを与える行為になります。先ごろ発表された米国イェール大学の研究によれば、自分の持ち物を手放した時、「痛み」に関連する脳の2つの領域、「前帯状皮質」と「島皮質」が反応することが確認されたそうなのです。


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「持ち物を手放した時の『痛み』。前帯状皮質」


これは、紙で指を切った時や、熱すぎるコーヒーを飲んだ時などに感じる「身体的な痛み」に反応するのと同じ脳の領域です。つまり、「大切にしていた物を失うこと」は、脳では、体で感じる痛みと同じように処理されているのです。そして、私たちはその持ち物に対する愛着が深いほど、あるいは購入した時の価格が高いほど、長い間取っておこうとします。


Appleが顧客に製品を体験させる理由


物理的に存在する「もの」は、手で触れただけでも愛着を持つようになると言われています。オークションを行う前に、出品されるマグカップを参加者が手にとって確認できるようにした実験(PDF)があります。確認できる時間の長さを変えてみることで、「手で触れていた時間の長さ」と、「オークションでマグカップに付けられる値段」に、何らかの関係性が見られるかどうかを調査したのです。

この実験では、マグカップに触れる時間が長かった参加者は、短時間だけマグカップに触れた参加者と比べて、6割以上も高い値段を付けるという結果が出ました。「人が物に付ける価値は、それに触れていた時間が長いほど高くなる」と結論付けられています。

この「手で触れる」ことによる心理的な効果を熟知しているのがAppleです。同社直営店のアップルストア(Apple Store)では、製品に愛着を抱かせるようなしくみを採用しています。Apple Storeについては、過去記事「Apple Storeに行くとなぜ商品に触れずにいられないのか:お店があなたを引き入れる巧妙なテクニック」でも紹介したことがありますが、以下の写真は、とあるApple Storeの店内の様子です。


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近著『アップル 驚異のエクスペリエンス』(日経BP社)など、Apple Storeを徹底的に分析した本を執筆しているCarmine Gallo(カーマイン・ガロ)氏は、Apple Storeにある製品はすべて実際に体験できるようになっていて、まるで自分の持ち物になったような感覚になると説明し、次のように述べています。


ノートパソコンのディスプレイを少しだけ傾けておくのは、顧客が、自分の見やすい角度に画面を調整できるようにするためです。セールスを行うより大切なことは、「製品の所有者になった気分」を味わってもらうことなのです。


生活の中に新しい物が加わると、私たちはすぐにそれに価値を与えます。するとそれを簡単には捨てられなくなります。こういった心理的なつながりこそが、物を溜め込む原因になるのです。


「散らかった状態」が脳に与える影響


クローゼットでもオフィスのデスクでも、物を置き過ぎると、集中力や情報処理能力に悪い影響が生じます。プリンストン大学の神経科学者による「整理整頓された環境と散らかった環境における作業のパフォーマンスを比較した研究」でも、この影響が確認されています。この研究結果からは、散らかった環境が注意力を散漫にし、パフォーマンスの低下とストレスの増加を招くことがわかっています。

米カリフォルニア大学ロサンゼルス校(UCLA)の研究チームがロサンゼルスの32世帯を対象に行った調査では、すべての世帯の母親でストレスホルモンの急増が確認されたのは、所有する物の処理に関連した時でした。つまり、マルチタスクが脳に与える影響と同じように、「散らかった状態」は、私たちの感覚に過剰な負担をかけるだけでなく、ストレスを感じさせたり、物事を創造的に考える能力を鈍らせたりするものなのです。


「もの」だけでなく、「情報」も散らかる


コンピュータ上に並んだファイル、TwitterやFacebookアカウントからのお知らせ、夜でも何かを通知してくるシステムなど、すべてが私たちの注意を引こうと競い合っています。これは、デジタルな形の「散らかった状態」を作り出し、集中力やクリエイティブな作業に悪影響を与えます。「デジタル時代における情報の流れを管理する」という内容で、米紙『ニューヨーク・タイムズ』のベストセラーリストにもランキングされた『Bit Literacy(ビット・リテラシー)』の著者Mark Hurst氏は、次のようにうまく表現しています


ビット(デジタル情報)とは、新しい物質である。


ToDoリストが絶えず頭の中に浮かんだり、携帯電話から数分おきに通知音やバイブレーションの音が聞こえてきたりという状態では、脳が創作のプロセスに打ち込めません。頭の中がいっぱいになり、思考力が分散されると、以下の行動に支障をきたします。

  • 情報を絞り込む
  • 素早くタスクを切り替える
  • しっかりと記憶する

デジタル情報を過剰に消費することは、物理的に散らかった環境と同じ影響を脳に与えることになります。


自分に合った環境を見つける


私は部屋を整頓した状態にしておくのが好きなのですが、自分では完璧だと思うような片づけ方をしても、母親にはよく「メチャクチャじゃない!」と言われたものです。我慢できる散らかり具合には個人差があります。調査によれば、ひらめきを得たり仕事をやり遂げたりするためには、少し散らかった状態にしておく必要のある人もいることがわかっています。次のような理由からです。


片付いたデスクは、何の思考も作業も行われていないことを示し、遊んでいるような印象を与えます。


例えば、スティーブ・ジョブズ氏の自宅にあった仕事部屋を見てみましょう。禅のような「ミニマルなデザイン」に傾倒する彼からは、なかなか想像がつかない状態になっていると思いませんか?


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一方こちらは、ウェブサイト「TreeHugger」の創設者、Graham Hill氏の部屋の様子です。Hill氏は100万ドルの豪邸を引き払い、必要最小限のものだけを持って、約40平方メートルのアパートに移り住みました。キッチンには、深めの皿が12枚と、調理用具が少しあるだけです。


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米紙『ニューヨーク・タイムズ』のインタビューで、Hill氏は次のように答えています


ほかの人と同じように、私も「もの」は大好きです。学校ではプロダクトデザインを勉強しましたし、ガジェットでも洋服でも、何にでも興味はあります。ただ、経験から言えば、感情面でのニーズを支えてくれるはずだった「もの」は、ある時点を過ぎると、そのニーズを阻害してしまう存在に変わるようです。


散らかった環境が私たちのパフォーマンスに悪影響を及ぼすという結果は出ていますが、「散らかっている」と判断する基準は、ほかの人ではなく自分自身で決めるものです。

つまり、ノート、ペン、大切な人の写真がデスクに置いてあっても、「散らかっている」という気分にならない場合は、それで良いのです。

自分にとって居心地の良い空間を作るようにしましょう。


ノイズをシャットアウトするための4つの方法


世界には何百万という情報源があり、消費されるのを待つ「もの」たちで溢れかえっています。自分にとって大切なことに時間を使うためには、これらの流れを管理する方法を見つけることが重要です。

以下に、私にとって効果的だった4つの方法をご紹介します。


1. 自分なりのルールを決める

良いデザインを作り出す上で重要となる要素のひとつに、「制限を設ける」があります。同じ考え方を、消費を管理する方法にも応用してみましょう。たとえば、Twitterでフォローする人数や購入する本の冊数、保有するアプリの数を制限するのです。私の場合、「Twitterでフォローするユーザーは200人まで」、「今読んでいる本が読み終わるまで新しい本は買わない」、「必要になるまで、アプリの購入やダウンロードをしない」と決めています。

どんなに情報があっても、消費できる量には限りがありますから、自分の中でルールを決めましょう。すべての情報をチェックしようとするのではなく、手元の情報をより豊かに楽しめるようになります。


2. 収納スペースは小さく

収納スペースを減らすことは、消費の量を制限するのにとても効果的です。クローゼットの中にあるハンガーの数を10個に減らしたり、小さめの旅行バッグで出かけてみたりしましょう。ウォークインクローゼットや、持っている靴をすべて並べるための棚は本当に必要なものでしょうか? 収納スペースを制限すれば、必要なものがすぐに見つかるようになりますよ。


3. クローゼットを毎月点検する

クローゼットの中を毎月のぞいて、着ていない服はないかチェックしましょう。夏なのに使っていないTシャツや短パン、靴があったら、袋に入れて、オークションサイトやコミュニティサイトで販売するか、誰かにあげるようにします。

実際に使っているものだけが残るまで、毎週ひとつずつ物を減らしていくという方法もあります。


4. 毎日デスクトップからすべてのファイルを削除する

コンピュータを使って作業しているときに、起動するたびに散らかったデスクトップ画面が表示されるのは、あまり気分が良くないものです。1日の終わりに、デスクトップからすべてのファイルを削除してみましょう。すぐにファイルを移動できる場所がない場合には、デスクトップ上にフォルダを1つ作成して、行き場のないファイルを保管します。以下は私のデスクトップ画面のスクリーンショットですが、「ホーム」フォルダがひとつだけある状態になっています。


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物理的なもの、デジタルのものを問わず、「散らかった状態」には常に対処が必要ですが、それはコントロール可能なものでもあります。自分に合った消費の管理方法を見つけることで、力強く自由な気持ちになれます。常に頭の中を誰かの意見でいっぱいにすることがないので、自分で何かを作り出すための時間や、生活を楽しむ余裕も生まれてくるのです。


How clutter affects you and what you can do about it | Ooomf

Mikael Cho(原文/訳:兵藤説子/ガリレオ)

  • ,,,,, - By

    香川博人

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