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okabeokabe  - ,,  10:50 PM

クリエイティブ処方箋:アイデア出しにはビール、タスク実行にはコーヒーが使える

クリエイティブ処方箋:アイデア出しにはビール、タスク実行にはコーヒーが使える

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世界中にいるすぐれた開発者やデザイナーと、モバイル&ウェブプロジェクトとを結ぶサービス「ooomf」。その共同創立者であるMikael Cho氏がアイデアを出すときに使っているのがビールとコーヒーなのだそう。心理学にも関心が高いMikael Cho氏が、研究結果を引きながらその効果について教えてくれました。


今日、何を書くべきか正直わかりませんでした。こんな時には通常、コーヒーを飲んでアイデアが出てくるのを待つのですが、私が滞在しているモントリオールではここ数日間、水道水に細菌が混入されていると注意が出されたので、誰もコーヒーを飲めていません。コーヒーが無いとなれば、アイデア出しに役立つ次なる飲み物...ビールを手にしました。

しかしながら、この出来事が私にあることを考えるきっかけをくれたのです。はたしてコーヒーとビール、どちらの方がクリエイティブな仕事に役立ち、どちらの方が生産的な仕事をこなせるのかと

私の調べた事実が、今後のみなさんの選択──トリプルショットのエスプレッソを飲むか、よく冷えたビールを飲むか──に役立てればと思います。



クリエイティビティとは何か?

クリエイティビティという単語を科学的に分析すると、「脳の中に存在しているアイデア同士を繋いで、新しい物を作り出す能力」のことです。この「繋げる」という行為は、神経伝達物質という物質がコントロールしているのですが、その一つである「アデノシン」は身体のエネルギーが足りなくなってきたら脳に信号を出し、神経細胞(ニューロン)の繋がりを遅くし、アデノシン受容体に結びつけ、脳の働きを制御します。

アデノシンはいわば脳のバッテリーステータスモニターのような物です。体内のエネルギーが少なくなってくると、アデノシンが脳の活動を停滞させるのです。数時間も仕事に没頭していると疲れを感じ、脳の動きが不活溌に感じることがあるはずですが、それはアデノシンのせいだといえるでしょう。少なくなったエネルギーを充電するには、休みを取るか、秘密兵器を使うしかありません。


コーヒーを飲んだ脳

コーヒーを良く飲まれる方は、淹れたてのコーヒーを飲んだ後の感覚を思い浮かべてください。私はラテ、もしくはエスプレッソを飲んだ後には集中できるように感じます。コーヒーを飲んだ後なら、誰かと話をしても「えっと」とか「あのー」などと言ってヘンな間ができなかったり、書き物の最中にはタイプしている指が止まらなかったりするぐらいです。

このような現象が起きるのは、カフェインがアデノシン受容体をブロックするからです。それにより脳は沢山のエネルギーがあると勘違いをします(The Oatmealのコミックを参考に、カフェインが脳にたどり着くと、どのような現象が起きるのかを見てみるのも良いでしょう)。

このような現象は、コーヒーを飲んで5分も経たない内に起こります。アデノシン受容体がブロックされると、神経活動を活発にしてくれるグルコース、ドーパミン、グルタミン酸が能力を発揮してくれます。コーヒーを飲むとエネルギーが増えている気になるかもしれませんが、実際は身体に「空のはずのエネルギーがまだ残っている」という錯覚を起こさせているだけなのです。


コーヒーはロケット花火みたいな物

カフェインの効果がより強く表れるのは、身体に取り入れた後の約15分から2時間の間です。コーヒーのカフェインは血流に入ると、アドレナリン、コルチゾールの増加と共に活発に働きます。ここで問題になりうる部分が生じます。もし、アドレナリンとコルチゾールへの過度な刺激が持続するようだと、副腎(アドレナリンを吸収しエネルギッシュな気持ちにしてくれる臓器です)に耐性が付き、以前より大量のアドレナリンが無いと「シャキーン!」という感覚を得ることができません。

ジョンズ・ホプキンス大学に在籍する研究者は、コーヒーを少量から中量に飲む人たちを対象に観察し、面白い結果を得ました。約400ccのコーヒー1杯という量でも、身体にカフェインの耐性ができてしまい、以前より多めにカフェインを摂取しないとコーヒーの刺激を得ることができなくなってしまうのです。ロケット花火に火を点けて、数秒のうちに飛んで破裂するのをドキドキしながら見るかのように、コーヒーの刺激も短く、飲めば飲むほどその刺激を得るために何度も飲むようになっていくのです。


有名な酔っぱらいのアーティストはいても、有名な酔っぱらいの会計士はいません

カフェインは脳を刺激し、エネルギーがあるような錯覚を与えてくれますが、アルコールは違った方法で創造性を刺激してくれます。アルコールを飲むと集中力が途切れ、記憶力も低下しますので、ビールを2杯程飲めば周りの出来事に囚われなくなります。しかしながら、シカゴ大学の発見によると、創造力を使うクリエイティブな仕事なら、これをメリットとして考えられるとのこと。

大学研究者は、40人の男性を対象にゲームを使った実験を行いました。ゲームは、与えられた3つの単語に対して、付け加えることで別の意味になる共通の単語を見つけ出すのです。例えば「海苔」「軍艦」「カッパ」なら「巻」といったように(英語では"arm"、 "peach"、"tar"、につく"pit")。

被験者の半分にビール2パイント(約1リットル)を飲んでもらい、残りの半分は飲まずに実験を行いました。面白いことにビールを飲んだグループの方が40%も正解率が高かったそうです。最終結果として、血中アルコール濃度が0.07(約2杯分)の被験者は、創造力を使うタスクで良い結果を残せたのですが、記憶を使うタスクや環境に集中しなくてはいけないタスクにおいては、あまり良い結果を残せませんでした。

つまり、アルコールを摂取して環境に注意する能力を低下させることによって、かえって創造力を高めることができるのです。


もし一日中、頭を使う仕事をしていて、次の日も同じように働かないといけないという時に、ウィスキーほど新しいアイデアをわき出させる物が他にあるだろうか?


アーネスト・ヘミングウェイのこの言葉を読み直すと、彼はアルコールとクリエイティビティについての関連性を知っていたのかもしれません。


アルコールは良いアイデアを出してくれる

作家のDave Birssが、アルコールとクリエイティビティの関連性について面白い実験をしました。彼は18人もの広告系クリエイティブディレクターを集め、キャリア経験に基づいて2つのチームに分けました。1つのチームは飲みたいだけのアルコールを飲んでもらい、もう1つのチームには一滴も飲んではいけないシラフのチームを作りました。その後、ブリーフィングをし、3時間の間にできるだけアイデアを出してもらい、それらをトップ・クリエイティブディレクターたちに採点してもらったのです。

結果は、お酒を飲んでいたチームが一番多くアイデアを出しただけではなく、トップ5のアイデアの内、4つもランクインしていたのです。アルコールは集中したい時や、周りに注意しないといけないときには飲まないほうがいいのかもしれませんが、新しいアイデアを出す時には良いかもしれません。


クリエイティブな処方箋:コーヒーとビールの最適な飲み方

適度な量のコーヒーとビールは、仕事のタスクに応じて役立つことが証明されたのですが、細かい作業や分析を要するプロジェクト(ファイナンスに関わる仕事など)では、これらの飲み物は避けましょう。カフェインで増加されるアドレナリンやアルコール摂取による散漫した集中力では、ミスが起こりやすくなるからです。


良いアイデアをビールで

ビールを飲む最適なタイミングは、最初のアイデアやインスピレーションを探す時でしょう。「ひらめき」を研究している神経科学者によると、ひらめきを得るためにはまずリラックスする必要があり、リラックス状態になると、考えるという行為を前頭葉(明白なコネクション、関連付けが行われる)ではなく、さらに後方に移動させ、ひらめきを生む上側頭回(ユニークなコネクション、関連付けが行われる)を活発化させられるのだそうです。


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そして、ひらめきが起きる5秒前にはα波が増加され、それが上側頭回を活性化させます。これらのα波はリラックスできている環境で増加するため、散歩中やシャワーを浴びている時、もしくはトイレに居るときなどに私たちは素晴らしいアイデアをひらめくというのが証明されたわけです。

アルコールは私たちをリラックスさせる成分があるため、α波と似た効果をもたらし、クリエイティブなひらめきを与えてくれます。コーヒーは残念ながら、そういった刺激を脳に与えてはくれません。


コーヒーで仕上げを

すでにアイデアやプロジェクトのアウトラインができているのであれば、ビールを飲んで仕事をするより、コーヒーを飲むと効率がいいでしょう。カフェインの研究によると、抽象的思考や複雑なタスクを行わない限り、カフェインは基本的にパフォーマンスとタスクの質を高めてくれるそうです。すなわち、初期段階のアイデアが存在し、プランが作られているのであれば、コーヒーを飲むことによってクオリティを保ち、早く仕事を進められるそうです。

もし、コーヒーを飲むのであれば、お昼になる前に飲み、睡眠に影響が無いようにしましょう。平均的に1杯のコーヒーが体内組織から抜けるまで約5~10時間といわれています。コーヒーを飲んで眠れなくなってしまうと、後日のクリエイティブなアウトプットが難しくなってしまうかもしれません。


常に適量を心がけましょう

仕事をするにあたって、コーヒーやビールを飲むのであれば、1回につき2杯以上は飲まないようにします。また、週に一度、もしくは二度ぐらいに留めておくこと。コーヒーやビールがクリエイティビティをアップしてくれる魔法の薬と思わないようにしましょう。ヘルシーなライフスタイルでも、コーヒーやビールと同じような効果を脳にもたらす事も可能です(規則的で良質な睡眠パターン、そして一日をいくつかのパートに分け集中するタスクのオンオフを行うなど)。

コーヒーかビールどちらかを選ばないといけないとしたら、どのような仕事をしないといけないか考え、飲み過ぎないようにしましょう。どちらも飲み過ぎたら恩恵を失ってしまうことでしょう。


Coffee vs. beer: Which drink makes you more creative? | Ooomf

Mikael Cho(原文/訳:tomo)

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