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ライフハッカー編集部  - ,,  03:00 PM

大塚製薬の最年少常務執行役員に聞いた、仕事を進める「突破力」の使い方

大塚製薬の最年少常務執行役員に聞いた、仕事を進める「突破力」の使い方

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若くしてキャリアを築いた女性に「カフェグローブ」がインタビューをしています。登場するのは、38歳の若さで社内最年少の常務執行役員に就任した、大塚製薬株式会社の櫻井千秋さん。まったくの未経験から化粧品部門へ異動、同社の人気コスメブランドを育て上げました。櫻井さんが語る仕事パワーの源とは何なのでしょう? そこには「突破力」というキーワードがありました。以下、こちらの記事より転載します。


秘書業務から、畑違いの化粧品事業にチャレンジ

通信販売のみの取り扱いにも関わらず、熱心なファンが多い女性用の基礎化粧品「インナーシグナル」と、同社初の男性用スキンケア「ウル・オス」。どちらも櫻井さんがブランドマネージメントを手がけるシリーズだ。

入社当時は、今とまったく畑違いの秘書採用。「興味があることはトライすべき」というフラットな社風もあり、秘書勤務9年目にして化粧品部門からの誘いを受け、今の現場に飛び込んだ。

「最初の役職は、当時すでに発売されていた『インナーシグナル』のブランドマネージャーのアシスタントでした。とはいえ、化粧品の予備知識はゼロの状態。滋賀にある研究所や工場に週の半分は通い詰めて、製剤の種類をひとつずつ覚えることからのスタートでした。工場長に辟易されるほど、生産現場であれこれ質問していましたね」



男性向けスキンケアを女性視点で考える

その熱意が認められ、約1年後には化粧品の新ブランド立ち上げ事業の声がかかる。ゼロから商品を作る、またとないチャンス。こうして櫻井さんが市場リサーチから自分で手がけて誕生したシリーズが、同社初の男性向けスキンケア「ウル・オス」だ。

開発現場は櫻井さん以外、全員男性というチームの中、異性ならではの視点で商品アイディアを次々と出した。肌の拭き取りシートひとつとっても、「スーッとするだけじゃ意味がない、ニオイも抑えないと」と主張し、「鋭いところを突く商品を考えるね」と評価を受ける。

こうして3商品からスタートした「ウル・オス」は、30~40代の男性向けスキンケア市場の隙間をついてヒットし、現在は7商品にまで充実した。


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櫻井さんが初めて本格的に手がけた男性向けスキンケアシリーズ「ウル・オス」。
ブランドのネーミングも、チーム全員で2泊3日の合宿をして決めたという。


仕事を前に進めるエネルギーは「突破力」

化粧品の基本を現場で覚え、新規ブランド事業を経験。その後、執行役員から常務へ。一見すると、トントン拍子のキャリアアップだ。その理由を聞くと、「現状を変える突破力だと思います」と答えてくれた。

櫻井さんが言う「突破力」をよく示すエピソードがある。社内で今も「伝説の会議」と語られるという、「ウル・オス」の新商品開発ミーティングでの一幕だ。

「発売がほぼ決まっていた商品が、会社幹部が集まる席で急きょ、発売取りやめになりそうな雲行きに。でも開発チーム全員で一丸となって準備にあたっていた私としては、当然納得できません。その商品がいかにブランドのために必要か、会議室で幹部役員を必死で説得しました。会議を中断させるほどの勢いでまくし立てたようで、周囲のスタッフもハラハラしたそうです(笑)」

会議後も、「もう来るな」と言われても幹部役員を何度も訪ねて説得を続け、ついに発売許可を勝ち取った。ちなみに当時の櫻井さんは、「ウル・オス」の中心メンバーだったとはいえ、役職はあくまで係長。いち社員が「突破力」という名の熱意で、会社上層部の意思決定を覆したのだ。


インタビューは続きます。後編はこちらより


(撮影/野澤朋代、取材・文/カフェグローブ編集部・田中)

  • ,,,, - By

    友清哲

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