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印南敦史印南敦史  - ,,,,  09:00 PM

「看板出さない」「宣伝しない」「入口わからない」居酒屋が繁盛店になった理由

「看板出さない」「宣伝しない」「入口わからない」居酒屋が繁盛店になった理由

『看板のない居酒屋


看板のない居酒屋』(岡村佳明著、現代書林)の著者は、野球少年からヤンキーに転身し、高校卒業後は大阪の調理師専門学校へ進学するも夏前には退学。以後はアルバイトをしながらウィンドサーフィンに明け暮れていたのだそうです。そして23歳から実家の居酒屋を手伝うようになり、以後10数年にわたってそんな生活を続けたものの、「この店を繁盛させよう」などとは思いもしなかったのだとか。

しかし母親の深い想いに触発され、35歳から一念発起。探究を重ねた結果、「看板出さない」「宣伝しない」「入口わからない」というコンセプトのもとで口コミだけの繁盛店を確立。現在では「岡むら浪漫」代表として、静岡県内で7店の居酒屋を経営しています。本書は、そんな著者の考え方を凝縮した著作。第1章「自分づくり はじめの一歩は自分繁盛」から、いくつかを引き出してみましょう。



「孝道(こうどう)」より「行動」(26ページより)


「岡むら」を自分の手で繁盛させたいと一念発起したものの、知識も技もノウハウもなかった著者が最初にしたのは、"超"繁盛店の視察。そしてお気に入りの店に通い続けるなか、重要なことに気づいたといいます。


「いいお店があるんじゃない。いい人、いいスタッフがいるお店があるだけだ!」
「いい居酒屋があるんじゃない。いい人、いいスタッフがいる居酒屋があるだけだ!」
「人が輝けば、お店が輝くんだ。繁盛店づくりは人づくりなんだ!」


この気づきが、著者の生涯のテーマとなったのだとか。


「商売繁盛」より「自分繁盛」(28ページ)


著者は、商売にとって大切なものを、60年前に居酒屋を始めた母親から学んだそうです。そして数々の教えのなかで"とにかく衝撃的"であり、その後の指針になったのが次の言葉。


「あんたが好かれる人間になったら、周りの人は寄ってきてくれるんだよ」


そして、結果として行き着いたのが、


商売繁盛を考える前に、いかに自分が好かれる人間になるか、自分自身をどう繁盛させるかを考えたほうがいいんだ!


という考え方。ここから「自分自身がどう繁盛するか」がテーマになったそうですが、これは、どの業種についても言えることではないでしょうか。


「店前交通量」よりも「店前好通量」


先代である著者の母親は、他の居酒屋がお金をかけて、目立つ看板を掲げたり、広告を出しているときでも一切そういうことをしなかったのだそうです。それは、「好かれる人間になれば周りの人たちが寄ってきてくれる」という先述の言葉に、次のような前置きがあるから。


「宣伝なんてしなくても、看板なんてなくても、安売りなんてしなくても、ちょっとくらいまずくても、あんたが好かれる人間になれば周りの人は寄ってきてくれるんだよ」


もっと喜んでもらおうと尽くすうちに、店を繁盛させるのは看板や宣伝ではないという信念が生まれ、それが著者に引き継がれているわけです。


ひとつだけ気になったのは、著者がセミナーや自己啓発書などに影響されやすく見える点。本書にも影響を受けた人の名前や言葉が数多く登場するのですが、それが逆に薄っぺらい印象につながっているのです。

けれどもそれは純粋さの証でもあり、結果的には成功の礎(いしずえ)にもなっている。だからこそ、飾りのない表現に不思議な魅力があるわけです。ビジネスパーソンの仕事との向き合い方に応用できるエピソードも多いので、ぜひ手にとってみてください。


(印南敦史)

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