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matonomatono  - ,,,,  06:00 AM

缶ビールがぬるくなる原因は「結露」にあり:缶ホルダーが保冷に有効な科学的根拠

缶ビールがぬるくなる原因は「結露」にあり:缶ホルダーが保冷に有効な科学的根拠

このアイテムで本当にビールがぬるくならない?


海外でよく見るアイデア商品のひとつに、「コージー」という缶の温度を保つ缶ホルダーがあります。ウェットスーツのような素材でできており、割とお手頃な値段で手に入ります。野外のフェスやイベントでは、ロゴ入りのものが無料で配られていることもあります。

しかし、それ自体冷たいわけでもないこの缶ホルダー、本当に保冷効果があるのでしょうか?

シアトル州ワシントン大学の研究者と学生が、この重大な疑問に明解な答えを出していました。その科学的な証明を見ていきましょう。


米国物理学会の学会誌「Physics Today」掲載のある研究が調査したのは、周囲の天候によって冷たい飲み物がどれくらいのスピードで温かくなるかということ。

結果、分かったのは、温度よりも湿度の方がより重要だということでした。その根拠のひとつが、水分がアルミ缶の外に結露する時の「潜熱」()の影響。実験に参加した学生は「相対湿度が上昇するにつれて缶の外側での結露が進み、缶内部の温度も上昇するのではないか」と推測しました。


潜熱
物質が融けるときの「融解熱」と、蒸発するときの「気化熱」の総称。物質が固体から液体、または液体から気体になるときには吸熱が起こり、逆の場合には発熱が起こる。

汗をかくと体温が下がるのは、体表の水分が気体になるときに熱を奪うからで(気化熱)、本記事では、ビール缶にその逆の現象が起こっていると説明している。つまり、缶内の温度が高くなるのは、缶表面の気体が水分になるときに発熱し、缶内の温度に影響を与えているということ。


そして、以下のように結論づけています。


気温35度で相対湿度60%以上の時、潜熱は乾燥した空気が熱に変わるのを上回るため、温度が上昇します。潜熱が冷たいビールの温度を上げる主な原因です。缶の外側が温まるにつれて潜熱は減少し、露点温度を超えることで缶の表面温度の上昇は一旦完全に止まり、水分は結露しなくなります。


この研究で取り上げられるべき重要なポイントは、ビールの温度との関連性でしょう。研究の執筆者Dale Durranさんは「ビアコージーの重要な役割は、おそらく缶の断熱だけでなく、缶の外側に結露させないことにあるのでしょう」と言っています。

すでにコージーを愛用している人にとっては周知の事実かもしれませんが、日本ではまだあまり見慣れないアイテムです。「そんなものを使っても、むしろ飲み物が温かくなってしまうのでは」なんて誰かが言った時には、上記の実験と結論の話をしてみてください。

缶にカバーをするなんて格好悪いとか、馬鹿みたいと思っていた人もいるかもしれませんが、意味があることは科学的に証明されたのです。


Condensation, atmospheric motion, and cold beer | PhysicsToday via Reddit

Melanie Pinola(原文/訳:的野裕子)
Photo by Tim Patterson.

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