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印南敦史印南敦史  - ,,,,,  07:30 AM

優れたアイデアを生み出すには、まず「すべてを疑ってみる」こと

優れたアイデアを生み出すには、まず「すべてを疑ってみる」こと

『発想の技術 アイデアを生むにはルールがある』


電通コミュニケーション・デザイン・センターでコミュニケーションデザイン・ディレクター/シニア・プランニング・ディレクターを務める著者が、発想するための技術を明かしている『発想の技術 アイデアを生むにはルールがある』(樋口景一著、朝日新聞出版)。


問題を解決し、継続的に世の中を動かすための動力

(10ページより)


まず、「アイデア」を上記のように位置づけたうえで、「把握の技術」「発見の技術」「転換の技術」「具体の技術」という構成に沿って独自の発想法を語っています。その中でも第1章「把握の技術」から、いくつかの要点を引き出してみることにします。



思いつきとアイデアは違う。(38ページより)


アイデアは無から有を生み出す魔法のようなものではなく、ある日突然降ってくるものでもなく、思いつきを重ねていくなかで偶発的に現れるものでもない。なぜなら、「悩む」ことと「考える」ことに違いがあるように、「思いつき」と「アイデア」にも違いがあるからだと著者はいいます。だから、アイデアを生み出すのにスランプがあるという人は「思いつき」で仕事をしているにすぎないとも。

そして、アイデアはなにかしらの問題を解決するものなので、「なにが問題か」という設定があったうえで、それを解決できるかどうかの判断基準が生まれる。アイデアを生むには手順や基準があり、だからこそ「アイデアが生まれるのには必然がある」のだそうです。


そもそも、その課題、それはいったいなんなのか?(41ページより)


関心がないところに関心を生む。行動がなかったところに行動を促す。そのために重要なのは、「テーマとなっていることとはなんなのか」「課題とはなんなのか」というところからスタートすること。きちんと対象と対峙していなければ、解決に向かいようがないからだといいます。


本質を捉えた「入口」を見つける。(43ページより)


よく聞く「一枚のシートですべての企画を説明すべし」というようなことについて、著者は疑問を投げかけます。「物事を端的に表現することは大事なこと」としながらも、一枚であることが優先された結果、人になにかを伝えるということがおろそかになりがちだから。

さらに「一枚できっちり説明しなくてはならない」という思いが強いからこそ、そういう書類はたいていの場合、書き出しが甘いのだとか。その結果、アイデアに向かう最初の入口がないがしろにされ、通り一遍のことが述べられるだけで終わることになる。しかし本来、入口はアイデアの芽として機能しなければならない。見たことがない入口だから魅力があり、見たことのない中身へとつながるというわけです。


課題のすべてについて、疑ってみる。それがアイデアの土壌となる(44ページより)


たとえば「都心から2時間のさびれた温泉地を復活させるためのアイデア」というお題に対する答えを生み出すためには、いきなり解決策に飛ぼうとせず、豊かな果実を生むための強い土壌をつくる必要があるそうです。


都心から2時間、ということはなにを意味するのか。
それはどういう時間になるのか。
日帰りで行けることの意味はなんなのか。
車で行けることの意味はなにか。
電車で行くことの意味はなにか。
さびれている、とはどういうことを言うのか。
そしてそれは本当か。
誰の目からさびれていると言っているのか。
そしてそれは問題なのか。
温泉とはなにか。
温泉とは人にとってなんの意味があるのか。
本当のところ、誰が復活してほしいと思っているのか。
本当のところ、復活したほうがいいのか。
そもそもこのお題は余計なお世話ではないのか。
そもそもこのお題に対峙する意味はあるのか。


このように、徹底的に掘り下げていくということ。相手から変な顔をされても、著者はすべての仕事でこれをやっているそうです。なるほど、こうすることによって、本質が見えてくる。そしてこの手段は、あらゆる仕事に応用できるように思います。


小手先の技術が語られているわけではなく、本書に書かれていることの大半は精神論に近いものです。しかし、そうであるからこそ、心の奥まで根を張るような「芯」を感じるのも事実。そして繰り返し読めば読んだ分だけ、その根は強固なものになっていくだろうと思います。


(印南敦史)

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