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ライフハッカー編集部  - ,,  12:00 PM

「マルチタスク習慣」は日常生活にどう影響するか

「マルチタスク習慣」は日常生活にどう影響するか

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心理学の研究ではこれまで、マルチタスク人間を肯定する結果が出ていませんでした。ほとんどどんな場合でも、2つのことを同時にやろうとすればパフォーマンスが低下します。例外とされているのは、音楽を聴きながら別のタスクをするケースですが、その人の性格や音楽の種類によっては、やはりほかのタスクの妨げになるようです。ところが最新の研究で、場合によってはマルチタスク派が実生活で有利になる可能性が浮上しました


マルチタスクは、ますます一般的になっています。特に、若い人の間では、マルチタスクでメディアを使用するのはごく普通のことです。なので、「マルチタスク習慣があると、パフォーマンスにどのような影響が出るか」はとりわけ問題になってきます。

マルチタスクでのメディア使用は、頻繁に行っていれば慣れると思われがちですが、それを裏づける調査結果はありません。大学生を対象にしたある研究によると、日常生活においてマルチタスク傾向が強いという学生のほうが、注意の切り替えを必要とするタスクの成績が悪かったそうです。

なぜ、このような結果が出たのでしょうか? 考えられる理由の1つは、マルチタスク派は注意を多方面に向ける傾向があることです。この実験では、2つのタスクに同時に取り組むよう求められており、それぞれのタスクの要求が異なって(場合によっては矛盾して)います。この場合、普段どおりに注意を多方面に向けるのは得策ではありません。それでもマルチタスク派は、その傾向ゆえにマルチタスク体制をとってしまいます。

マルチタスクな行動をとることでこの傾向が形成されるのか、あるいは、この傾向は別の理由で生じたもので、その結果マルチタスクな行動をとってしまうのか、現時点では明らかになっていません。いずれにせよ、筋金入りのマルチタスク派に「注意を多方面に向ける傾向」があるとすると、彼らのこの傾向が役に立つ場面もあるかもしれません。例えば、2つの別系統の情報の流れが互いを補足し合うタスクです。

そして、このほど、その仮説を検証する研究が行われました。


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この研究では、「ピップ&ポップ課題」と呼ばれるタスクを使っています。被験者は、こんな画面を見せられます。バラバラの線の中に、1本だけ、水平または垂直の線が混じっています。被験者はできるだけ速くそれを見つけて、それが水平か垂直かをボタンで回答しなくてはいけません。

このタスクがおもしろいのはここからです。これらの線の色(赤と緑)は、それぞれ異なるタイミングで反転します。そして、正解の1本の線の色が変わるタイミングで、「ピッ」という信号音が毎回鳴ります。この信号音は、正解の線がどこにあるか、何色か、水平か垂直かなどの情報を直接示すものではありません。色の変化と同時に鳴るだけです。

被験者には、耳から入ってくるこの信号音が、目を使う線探しのタスクに関係しているとは知らせません。信号音に注意しろと指示することもありません。

それでも被験者らは、視覚からの情報を聴覚からのものと結びつけて、正解の線がディスプレイの中で目立って見えたと報告しています。正解を苦労して探した気はしなかった、自然と目に入ってきたとの感想が聞かれました。「ピップ&ポップ」という名前は、この「ピッと鳴ったら現れる」感覚に由来しているのです。

被験者が信号音を頼りに正解の線を見つける速度と正確さを検証したところ、「回答の正確さ」と「被験者のマルチタスク傾向(自己申告による)」には、下のグラフのような正比例の関係が見られました(縦軸が回答の正確さ、横軸はマルチタスク傾向を示します)。多大な影響とまでは言えませんが、それなりの関係はあるようです。


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マルチタスクに関する実験の多くは、互いに無関係なタスクを組み合わせて被験者に行わせています。そのため、注意を多方面に向けると、パフォーマンスに悪影響が出ます。ところがこの研究では、視覚と聴覚からそれぞれに入ってくる情報の流れが互いを補足し合っているので、注意の拡散が役に立つのです。

実験ではこのような結果になりましたが、私たちが実験室の外で実際に行っているさまざまなタスクの場合はどうでしょうか。

日常生活では、2つの異なるタスクからの情報は、互いに無関係な場合がほとんどでしょう。2つの異なる情報の流れが互いを補足し合う関係になるのは、もともとそのようにつくられている場合だけ。例えば、「同じ映画の音声」と「映像」のようなケースです。こうしたケースでは、2つの情報の流れが同時に噛み合えば、ミスを犯しにくくなります。

マルチタスク派が実生活上のタスクで有利なことがあるとすれば、予期しない信号を検知する場合などでしょう。例えば、書類作成の最中などであっても、音に気がつきやすい傾向のある人がいたとしましょう。この人は、騒がしいオフィス環境であっても、メールの受信音を聞き逃す可能性が低いでしょう。また、運転中に、警察車両のサイレンやランプに気づきやすいのではないでしょうか。このような仮説は成り立つものの、筆者の知る限りでは、それを検証した実験はまだ行われていません。


At last, a spot of good news for multitaskers | Daniel Willingham

Daniel Willingham(原文/訳:江藤千夏/ガリレオ)
Image remixed from aldegonde(Shutterstock).

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    香川博人

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