• GIZMODO
  • FUZE
  • DIGIDAY
  • gene
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • roomie
  • machi-ya
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

ライフハッカー編集部  - ,,,,,  12:00 PM

「自分は正しい中毒」から抜け出すには

「自分は正しい中毒」から抜け出すには

130322hooked_on_being_right.jpg


こんな経験はありませんか? 


大きなプロジェクトについての、ピリピリしたチームミーティングの最中。あなたは自分の意見を通そうとしていますが、何だか根拠が薄弱なことに気づいてしまいました。つい声が大きくなります。同僚を槍玉に挙げて間違いを指摘すると、相手も反論してきます。そうなると、ヒートアップする一方。自分のほうが正しいのを皆に認めさせようと、ムキになってしまいます。


こんな時、自分で自分をコントロールできていない感じがしませんか? その感覚は、いろいろな意味で当たっています。神経科学の観点から言うと、こんな時、あなたの脳は「ハイジャック」されているのです。


■ コルチゾールの役割

極度のストレスや不安や疑念に苛まれている時は、コルチゾールという副腎皮質ホルモンが分泌され、脳内に大量に流入します。コルチゾールは神経伝達物質の一種で、これが過剰になると、高度な思考プロセス(戦略の策定、信頼の形成、共感など)に使われる脳の「実行機能」が停止します。代わりに支配的になるのは、情動に関わる脳の部位である「扁桃体」です。

この時、あなたの体は、自分を守るために(この例だと、自分が間違っているとなった場合の気まずさや権力の失墜を防ごうとして)、化学的に最善な方法を選択しています。けれどもその結果、感情がコントロールできなくなったり、期待と現実のギャップに対応できなくなったりして、次の4つの反応のどれかに陥りがちです。

  • 闘争(冒頭の例では、問題になっている点について議論を続ける)
  • 逃走(集団に合わせ、自分は表に立たない)
  • フリーズ(ぶっきらぼうに議論を打ち切る)
  • 譲歩(対立していた人に同意し、対立を避ける)

そして、どの方法にも問題があります。なぜなら、率直で生産的な情報交換や議論の妨げになるからです。ただし、私は数十年にわたってビジネスエグゼクティブのコミュニケーションスキルの向上をコンサルタントとしてサポートしてきた経験から、4つの反応の中でも「闘争」が、桁違いに職場の人間関係に悪影響を及ぼすと断言できます。ところが残念なことに、この反応が、もっともありがちなのです。

その理由も、一部には、別の神経化学的プロセスが関係しています。議論をして勝った場合は、コルチゾールとは別のホルモン、アドレナリンドーパミンが脳内に放出されるのです。そうすると良い気分になり、支配欲が満たされ、「向かうところ敵なし」な気分にすらなります。こうした感覚は、誰だって何度でも味わいたいので、次にピリピリした状況になった時も、また闘争を選んでしまいます。「正しいのは自分だと認めさせること」に対して、中毒のようになってしまうのです。

私がこれまでサポートしてきた人たちの中には、非常に成功しているビジネスリーダーで、この中毒に冒された人が大勢いました。こうした人たちは、自分の見方を認めさせる闘争が非常にうまいのです。その見方は多くの場合、たしかに正しいものでした。けれども彼らは、その振る舞いが周囲の人に及ぼす悪影響にはまったく無自覚でした。誰かが支配的立場を満喫している時、周囲の人たちは服従を強いられ、前述した「闘争」「逃走」「フリーズ」「譲歩」の反応を余儀なくされます。それでは、協力しようというムードはなくなってしまうでしょう。


■ オキシトシンで対抗

アドレナリンと同じくらい気持ち良くさせてくれるホルモンが、もう1つあります。それはオキシトシン。こちらは、人との関わりによって放出され、脳の実行機能を担う「前頭前皮質」のネットワークを発達させます。結果的に、他者を信頼し、協力する能力の向上につながります。

リーダーが目標とすべきなのは、自分と周囲の人たちに「オキシトシンを分泌させること」でしょう。逆に、コルチゾールやアドレナリンの過剰放出は、せめてコミュニケーションの際だけでも避けたいものです。

最後に、「自分は正しい中毒」となっている人(自分も同僚も)に役立つ職場でのメソッドを、いくつか紹介しましょう。


議論のルールを決める:険悪になりそうなミーティングに向かう前に、議論のルールを大まかに決めておきましょう。参加者が全員で生産的な議論を行えるよう、皆に意見を提案してもらい、アイデアを書き出して、全員に見えるようにします。

例えば、余計に時間をとって、1人ずつ自分のアイデアを説明してもらい、周囲はその間は口を挟まないことにする、というのも1つのやり方です。こうした習慣を導入すれば、攻撃的な口論に陥りがちないつものミーティングのパターンを変えられるかもしれません。ミーティングのあとは、自分や同僚がルールを守れたかどうか相互点検して、次回の改善点を検討しましょう。


人の話を聞く時は相手の立場に立つ:1対1の会話の際は、自分ばかり話すのではなく、相手の話を聞くことを意識して心がけましょう。ほかの人のものの見方がわかれば、それだけ相手の立場に立てるようになります。あなたがまずそうすれば、周囲の人もあなたの立場で話を聞いてくれるようになるでしょう。良いサイクルが生まれますよ。


皆の意見提出をプラニングする:誰か1人がグループを仕切ってしまいそうな見通しの時は、全員が発言できる機会を設けましょう。ミーティングの参加者全員に問いかけて、共有すべき重要な情報・見解・アイデアを持っている人をあらかじめ確認しておきます。発言予定者とその話の内容をホワイトボードに書き出して、ミーティングの進行表として使います。問題を提起する際は、特定の結論へと誘導することのないよう気をつけ、多くの人から自由な発言を引き出し、メモを取りましょう。


他者と結びつき、絆を育むことは、衝突に勝る喜びをもたらします。私の経験では、どんなに闘争が得意で周囲を言い負かしてしまうタイプの人であっても、オキシトシンの分泌を促す行動を方向づけていくことで必ずや「自分は正しい中毒」から抜け出すことができるでしょう。


Your Brain is Addicted to Being Right | Harvard Business Review

Judith E. Glaser(原文/訳:江藤千夏/ガリレオ)
Image remixed from Hey Paul Studios.

  • ,,,,, - By

    香川博人

    LIKE

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    Sponsored

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    先日、政府は2017年度から公共料金や備品経費の支払いを全面的に電子決済にすることで、30億円の人件費削減が期待できるという発表をしました。 電子マネーやクレジットカード、ネットバンキングの普及により、私たちは現金だけではなく、時間と手間のかからない電子決済を活用する機会が増えていますが、それは企業や法人にとっても大きなメリットがあるようです。 そこで今回、現金決済から電子決済へとキャッシュレス  05:00 PM

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  

lifehacker

Recommended

© mediagene Inc.