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ogasahara  - ,,  10:00 PM

百年前の英文指南書『The Elements of Style』に学ぶ、効果的な文章の書き方11の法則

百年前の英文指南書『The Elements of Style』に学ぶ、効果的な文章の書き方11の法則

効果的な文章の書き方11の法則その1


  1. 簡潔でポイントをついた質問をすると、同じように的を射た回答が得られる
  2. 表現の得手不得手を気にせず、伝えたいことに意識を集中できる
  3. 問題を明らかにすると、多くの人の協力を得られる


オランダで働く日本人著者は、「簡潔で明解な表現」を心がけることでコミュニケーションにおける3つの満足を手に入れたといいます。その実践の助けになったのは、英文学者ウィリアム・ストランク・Jr(William Strunk, Jr., 1869 ─ 1946)が著した英作文の教科書『The Elements of Style』。

公用語であるオランダ語以外に英語やドイツ語、フランス語が飛び交う国で暮らして気づいた実践的コミュニケーション作法を、以下に紹介してもらいました。(編集部)


オランダで働いていると、いろいろな国の人と一緒に仕事する機会が多いです。そのとき問題になるのは、どのようにコミュニケーションを取っていくかということ。とりあえず広く学ばれている英語を使うことになるのですが、みな母語ではないので得手不得手があります。そのような個人差を障壁とせずに、できるだけ早く、正確に意思の疎通を図れないかと悩んでいました。

the elements of styleのカヴァー一方で、英語でのコミュニケーションにも慣れてくると、英語を母語とする人たちと同じように、より成熟したコミュニケーションをとりたいと思うようにもなります。ネイティブ向けの参考書を物色したりもしていたのですが、そんなとき、ウィリアム・ストランク著『The Elements of Style(文章作法のいろは)』を見つけました。

その本には、簡潔で明解な表現の方法が、それこそ簡潔に明解にまとめられていました。そしてそこに書かれていることを気にかけながら生活してみました。

『The Elements of Style』はProject Gutenbergでも一般公開されています。今回は、その中でも、『第3章 文章構成の法則』を紹介したいと思います。少し固いですが、ゆっくり読んでみてください。英語というよりは文章の構成全般についてのことなので、日本語を使う時の役にも立つと思います。


文章構成11の法則

1.1段落1主題。段落を構成の基本単位にしましょう

[例:本を手短に紹介する文を書く場合の段落ごとの役割]
段落1:作品の説明
段落2:作品の批評


2.段落は主題文から始め、主題に即して終えましょう

はじめ:主題文
あいだ:主題の説明、確立、発展
おわり:主題の強調


主題からの逸脱やどうでもいい細部で文を終えるのは避けましょう。


3.能動態を使いましょう

能動態を用いると直接的で自発的、簡潔な表現となり、分かりやすくなります。


(×) 私のボストンの訪問は、常に私にとって心に留められることでしょう。
(○) 私は、ボストンを訪れたことをずっと心に留めることでしょう。


また、受動態は、目的語が文の主題である場合に使いましょう。


・今日、イギリス王政復古の劇作家はほとんど尊敬されていません。(受動態:劇作家が主題)
・現在の読者は、イギリス王政復古の劇作家にほとんど敬意を持っていません。(能動態:読者が主題)


4.肯定の形で述べましょう

肯定文にすると、何を言いたいのかより明確になります。「~ない」は物事を曖昧にするためではなく、否定や対置のため用いるのがいいでしょう。


(×)彼はラテン語の勉強がそれほど役に立つとは思いませんでした。
(○)彼はラテン語の勉強は役に立たないと思いました。


[肯定的な言い換えの例]

(×) 重要ではありません>(○) 瑣末です
(×) 全く注意していません>(○) 無視しています
(×) それほど自信がありません>(○) 疑います


5.限定的、特定的、具体的な言葉を使いましょう

(×) 嫌な天気の期間が始まりました。
(○) 1週間毎日雨でした。


6.不必要な言葉を省きましょう

[例:「~という事実」]
(×) ~という事実にかかわらず、 > (○) ~だが、
(×) ~という事実により > (○) ~だから、
(×) 成功しなかったという事実 > (○) 失敗


その他、「場合」「特徴」「自然」「仕組み」などは多くの場合省略でき、より短く言い換えられます。


7.文の構造を整えましょう

「とか」「しかし」「だから」を多用し、言いたいことが曖昧になった場合は、簡潔な文に置き換え、思考の流れをすっきりさせましょう。


8.同じ重要度の事柄には、同じ文形を使いましょう

(×)昔は科学を教科書で教えていましたが、今は実験室で教える方法が採られています。
(○)昔は科学を教科書で教えていましたが、今は実験室で教えています。


9.関係する言葉は近くに置きましょう

(×)ワーズワースは、『遊覧旅行』の第5巻で、この協会を詳細に記述しました。
(○)『遊覧旅行』の第5巻で、ワーズワースはこの協会を詳細に記述しました。


10.要約では、ひとつの時制を用いましょう


11.強調したい語、詞は文の終わりに置きましょう

(×)人類は忍耐という面ではほとんど発達していない、多くの面では発達したが。
(○)人類は多くの面で発達したが、忍耐という面ではほとんど発達していない。


いかがでしょうか。すでにここで指摘されているような、簡潔で明解な表現を心がけて生活されている方も多いかもしれません。

私の場合、結果的に良かったと思うことが、3つあります

130321the-elements-of-style-03.jpg1つめは、短く的を射た質問をすると、鏡のように、短く的を射た答えが返ってくるようになったことです。2つめは、逆説的ですが、英語の上手い下手を気にせず、伝えたいことに意識を集中するようになったことです。そして、3つめは、問題を簡潔で明快に表現すると、多くの人が自発的に協力してくれるようになったこと。日常生活を送る中で、英語の得手不得手にかかわらず、素晴らしい人たちと気持ち良く仕事を進めていっていると感じる機会が増えました。

相手の表現に対しても敏感になりますが、自分も日頃から悔しい思いをしているだけに、むやみに相手を責めず、むしろ相手の言いたいことを整理しようとしていったほうが、心地よく実り多いやり取りになります。

生まれ育った日本語ならもっとうまくいくはずなのにとふと思うこともありますが、気楽さゆえに曖昧に話してしまい、すれ違いや誤解に悩みを抱える事も多いです。この本自体、英語を母国語とする人向けに書かれ、百年近く売れ続けてきたということも、どれだけ親しんだ言語でも、簡潔で明快な表現に悩んでいるということを表しているのではないでしょうか。

この『The Elements of Style』が、日本に住んでいる方にとっても、私のように海外生活を営んでいる方にとっても、伝えたいことを捉えた簡潔で明晰な表現によって、すごしやすい生活を作っていく助けとなればと思います。


【注】
・原文の翻訳、再編集は筆者です。間違いがあったら教えてください

・書籍ではE. B. Whiteが加筆修正を加え、より充実した第四版が出版されています。日本でも原書は安価に手に入ります。簡潔、明快、大胆な作文を奨めるだけあって本書自体も読みやすく、英語を学んでいる人なら楽しめると思います

・森田尚氏が手がけられている日本語翻訳はここから読めます

(小笠原伸樹)
Photo by Thinkstock/Getty Images.

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    香川博人

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