「読んでもらう文章」を書くための7カ条

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ブログで自分の日常を綴っている人であれ、小説家を目指す人であれ、文章を書く人にとって一番大切なことを思い出させてくれる記事を紹介しましょう。英紙『Guardian』の元編集者・Tim Radford氏がまとめた、「ジャーナリストのための25カ条」です。真剣に文章を書こうと思っている人たちに、明瞭なガイドラインを提供してくれます

文章を書く人にとって、何よりも大切なのは「読んでもらうこと」です。「記事を書いても、読んでもらえなければ意味はない」と、Radford氏は主張します。そのための最初の7カ条は、次のような内容です。


  1. 何かを書こうとする時、そこには何者にも代えがたい存在がある。それは、決して直に会うことはない「読者」だ。
  2. 誰のために書くのだろうか。取材に応じてくれた科学者のためではないし、大学時代の指導教授のためでもない。原稿をあっさりボツにした愚かな編集者のためでもない。パーティで出会ったセクシーな美女(「自分はジャーナリストなんです」と自己紹介した相手)のためでもない。母親のためですらない。それは、ロンドンの地下鉄で吊革につかまりながらあなたの記事を読む「誰か」のためだ。ふとしたきっかけで、不意に読むのをやめてしまうような人々だ。
  3. だからこそ、書き出しの1文目は、人生でもっとも大事な文章だ。それに続く2文目も、3文目もだ。なぜなら、原稿料を稼ぐ記者であれ、思想を説く伝道師であれ、キリスト教弁証家であれ、文章を書く側は、何かを書かなければと思っているが、読む側は、読まなければならないとは感じていないからだ。
  4. ジャーナリズムは力を持っている。とはいえ、決して尊大であってはならない。高圧的なもの言いを感じ取ったら最後、読者はさっさとクロスワードをはじめたり、その記事だけ読み飛ばしたりするだろう。だから、どんな内容であれ、シンプルな語彙の選択、わかりやすい論旨、短い文章を常に心がけること。高慢さは命取りとなる。
  5. 仕事机の前に、紙に書いて貼っておこう。「この文章はわかりやすすぎる、と文句を言う人はいない」。
  6. キーボードを前にしたら、必ず自分にこう言い聞かせよう。「駄文は誰にも読んでもらえない」。
  7. 迷いが生じたら、読者は何も知らないという前提に立とう。けれども、決して読者を見下してはならない。ジャーナリストはよく、読者の知識を過大評価する一方で、読者の知性を過小評価するという過ちを犯す。


物書き志望の人が、プリントアウトして、時々見直すべきリストといえるでしょう。全25カ条は、以下のリンク先で読むことができます。


A manifesto for the simple scribe ? my 25 commandments for journalists | The Guardian via Scientific American

Melanie Pinola(原文/訳:遠藤康子、合原弘子/ガリレオ)
Photo by Eduardo.
(2013年3月11日15:20:タイトルを一部修正しました)

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  • 山田 ズーニー|PHP研究所
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