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yamasaki  - ,,  10:00 PM

投資に負けたら「ちゃんと言い訳する」ほうがいい~マネーハック心理学(13)

投資に負けたら「ちゃんと言い訳する」ほうがいい~マネーハック心理学(13)

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直近の上昇相場にもやもやした居心地の悪さを感じるFP山崎(@yam_syun)です。実態を先取りして動いてしまうのが株価とはいえ、こんなに情緒的に上昇していいのかと思います。これから投資を始めようとする人は楽観視しないほうがいいと思いますよ。

さて、今回も行動ファイナンス、つまり行動心理学の要素を経済学に応用し、学問のエッセンスを使いながら、投資について考えるマネーハック心理学、開講です。

今回のテーマは投資の「後悔」です。投資の失敗は後悔を招きます。損失は利益より大きく感情を揺さぶることも明らかになっています。投資に負けたとき、感じる後悔が嫌で、投資をしないことも可能ですが、投資をしないことで儲け損なうことも後悔のひとつです。

心理的に後悔を和らげ、少しでもうまく投資を行う方法はないものでしょうか。


「後悔回避」があなたの投資を邪魔する

行動ファイナンスでよく議論されるテーマに後悔回避、というものがあります。人は誰でも後悔をしたくないので、後悔を避ける選択肢を知らず選んでしまうというものです。それが客観的に見て合理的ではなくとも、私たちはそちらを好みます。

下手な個人投資の典型は「株価が上がり始めてから買い」「株価が下がり始めてから売り」ます。いかに後悔回避の罠にハマっており、この投資が心理的に下手な選択をしているか、整理してみましょう。

アベノミクスともてはやされて日経平均株価が2000円以上上がってから「オレも株やってみようかな」と思う頃には、どんな上昇相場であっても値上がり幅の半分以上はもう終わっています。しかし周囲の人が上手に儲けた様子を見て「今からでも投資しないと儲け損なうかも」という後悔回避の念があなたを投資に誘います。マネー雑誌以外の一般紙が「この相場で儲かる」みたいな記事を書き出したら、上昇相場は終わりだというブラックジョークもあるくらいで、こういう後追っかけをする人は投資ではあまりうまく儲けられません。

しかも、こうした人は相場がピークを打ち値下がりしたときも上手に手放せません。「今売るとたいして儲からないで終わってしまう」「今売ると損失が顕在化してしまう」という後悔回避の心理があなたを合理的に判断させてくれないからです。うまく売れないうちに株価は調整し始めて、日経平均が11000円の頃に買った株や投資信託を10000円割れた頃合いに売ったりします。これでは儲けゼロどころかマイナスです。

似たような心理は、過去に何度か取り扱っています。例えば、なぜ計画的に老後に備えないかといえば、それは「あー、こんな苦しいことをして貯めたってつらいわー、まじつらいわー」といった後悔を今したくない(回避したい)からなのです。

(関連記事)遠い未来の幸せは今から動いて手に入れよう! ~マネーハック心理学8
    
なんとか、後悔回避が裏目に出る投資を避けられないものでしょうか。


プロを使って「他人のせい」にする後悔回避法

130225moneyhack002.jpg投資においてよく行われる手法として、投資推奨銘柄などをマネー雑誌やネットで入手し、そのとおり売買するやり方があります。有名な評論家が「A社株は今買いです」と書いたコラムを読んで、その通りに買うやり方です。

これらの方法は「成功したら彼の意見を採用した自分の手柄」であり、失敗したら「評論家の責任」にすることができ、後悔回避としてはなかなかうまい方法です。ただし、この方法に頼りすぎると自信過剰の愚に陥ったり、自分で投資判断する能力を学ぶ意欲を減衰させる懸念があります。

投資における「自信過剰」の罠を回避するには〜マネーハック心理学(1)

個別株式ではなく、投資信託を購入する場合にも似たような側面があります。細かい売買や投資方針をファンドマネジャーに任せることができますが(ただし投資方針の範囲内で)、これも成功すれば自画自賛し、失敗すればファンドマネジャーのせいにできます。

似たような手法はプロでも使っています。例えば起業年金などの機関投資家の年金運用では、直接億単位のトレードは行わず、運用会社に委託することが一般的です。これも、運用担当者の後悔回避に役立っているといわれます。運用が失敗したとき社内で報告するとき「私の責任より、ファンドマネージャーの失敗が大きい」と責任転嫁できるからです(本当は自分の責任もきちんと分析してもらわないと困るのですが、報告する相手も責任の種類や違いを理解できないので、正確に報告してもあまり意味がなかったりする)。


投資方針を決めて「方針のせい」にする後悔回避法

何らかの投資方針を決めて、そのとおり売り買いをしていくことで後悔回避をする人もいます。効率的と考えられる資産配分を検討し、運用の実際がそこから乖離したときルールに従ってほぼ自動的に売買を重ねていく手法です。仮に「現金5:株式5」という方針を掲げた人がいたとします。株価が上昇したとき、「現金4:株式6」の割合に動いたら、「株式1」相当分を売り、5:5に戻すような方針を続けて、利益確定したり安値仕込みをします。

この投資手法はリバランスと呼ばれ、心理的には困難である「利益確定」を合理的に進め、心理的にはためらってしまう「安値買い」を実行する方法とされます。これもまた損失回避にハマらないように仕組みを活用しているようなもので、悪くないアプローチです。

ただし問題点は、「リバランスを実行する」という行動を伴わせなければならないことです。どんなにルールが正しくとも、動かなければルールは現実化しません。実行という重い腰を上げるのがいかに大変かは過去述べたとおりです。

また、そもそもの投資方針が正しいかを検証するのが困難であることも問題です。先ほどの5:5くらいのポジションなら個人の投資観で決定できますが、その資産配分でどれくらいの利回りが期待でき、どれくらい値動きする恐れがあるのか検討をし始めると、多種多様な数値が必要になり、その数値の正当性も検討し始めるとほとんど思考停止になってしまうほどです。なんとか決めた投資方針があってもその後変動が生じる可能性があり、「その方針に戻すことが適切なのか」悩むことになります。

後悔回避のためにいろんな方法を使って欲しいと思いますが、なかなか簡単ではないのです。


上手に他人のせいにしながら成長していきたい

130225moneyhack003.jpg私のアドバイスとしては「現金:投資」の割合だけはしっかり決めておき、投資額が年30%ダウンしても堪えられる投資割合に止めておきます。投資部分についてはバランス型と呼ばれる投資信託で国内外の株や債券で自動的に運用され、投資部分内では自動的にリバランスもする商品を選びます。手数料的には割高になるため効率性はダウンしますが、自動化される手間賃と考え、トータルの作業効率化を目指します。ただし、手数料は割安のほうがいいでしょう(この業界、手数料が高ければ運用結果が上がるほど単純な業界でないことは以前述べたとおりです)。年に1回くらい「現金:投資」の割合を修正します。

今あっさりとアドバイスした方法も、人によっては「もっと合理的にできるはず」とか「効率が悪そうだ」と思って採用できないことがあるでしょう。この場合は、自分にちょうどいいと思う後悔回避スタンスを採用すればいいのです。

ただし、言えることがひとつあります。後悔回避をするために他人に責任を押しつけながら投資を続けている人は、「投資をしていなかったので損もしなかった」という後悔回避よりは、先のステージに立っているということです。しかし、いつまでも他人のせいにしていると、自分の投資能力が成長しません。株式評論家のせいにばかりするのもほどほどにしないといけません。

徐々に他人のせいにばかりせず、自分の主体的な考え方を養ってほしいと思います。デビューしたばかりのバンドがプロデューサーの力を借りながらアルバムを作ったとしても、徐々に自分達の手で作詞作曲を手がけ、アレンジを試み、セルフプロデュースするようになるようなイメージです。


後悔回避はたぶん、誰もなくすことができないと思います。なぜなら、人は後悔することで成長するし、後悔しなければ危険を感じられなくなると思うからです。しかし「上手に後悔とつきあう」ことは可能だと思います。格好良く後悔回避とつきあえるだけの円熟味を得ていきたいものです。


(山崎俊輔)

  • ,,,, - By

    友清哲

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