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年吉聡太年吉聡太  - ,,,,,  09:00 AM

「日常に刺激を与えるトリガー」になるエスプレッソを下北沢BEAR PONDで飲んでみる

「日常に刺激を与えるトリガー」になるエスプレッソを下北沢BEAR PONDで飲んでみる

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この連載では、下北沢にあるエスプレッソ専門店「BEAR POND ESPRESSO(ベアポンド・エスプレッソ)」の味とバリスタ・田中さんの哲学を、朝のコーヒーの美味しい時間に4回に分けてお届けします。


朝、コーヒーを目覚めのスイッチにしている人は多いでしょう。あるいは仕事中の気分転換のスイッチにしている人、コーヒーがなければタバコは吸えない、なんて人もいます。

一口にコーヒーといっても、それがどんなスイッチかは人それぞれ。飲む場所やシチュエーション、あるいはマキアートやラテ、エスプレッソなどの飲み方、そして誰と飲むかによって、さまざまなスイッチとして機能しているのです。

あなたの目の前の一杯のコーヒーは、あなただけの特別なスイッチなのかもしれません。そのスイッチは、今はあなたの日常を少し変えているだけかもしれない、でも、もしあなたが求めるならば、人生を変えるような一杯にいつか出合えるかもしれません。


下北沢にあるエスプレッソ専門店「BEAR POND ESPRESSO(ベアポンド・エスプレッソ)」のオーナー・田中さんに言わせれば、


エスプレッソはのどを潤すものではなくて、日常に刺激を与えるトリガー

──『LIFE IS ESPRESSO』BEAR POND ESPRESSO(ミルブックス)


なのだと言います。

田中さんは日本の大手広告代理店制作局を経て、アメリカのフェデックスのワールドワイドアカウントマネージャーというエリートコースを進んだビジネスパーソンでした。そこから突如、アメリカでは「世捨て人」とさえ言われるバリスタへと転向するのです。

きっかけは、一杯のエスプレッソだったといいます。彼にとってエスプレッソは、人生を変えるスイッチだったのです。

ニューヨークのバリスタたちが集う"利きコーヒー"「カッピング」では、見事に全ての豆の原産地を言い当てニューヨーク・タイムズに掲載されます。時の人になり、バリスタに転身。しかしその後、ニューヨークでのバリスタの道を捨て一時帰国(Re-entry permission)後、「スペシャルティーコーヒーをつかった本当のエスプレッソを日本に伝える」べく、下北沢に4年前にオープンしたのが「BEAR POND ESPRESSO」です。


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バリスタの田中勝幸さん


田中さんの哲学は「逆風に帆を立てる」こと。


僕のエスプレッソは、カップの横にコーヒーのシミがついている。これはエスプレッソを抽出するとき、本来はマシンのスイッチを切って終わらせるところを、僕は流れている途中でカップを引き抜いて、終わらせる。だから、エスプレッソが滴っているのがカップにつくわけだ。(記事冒頭の写真)

なぜこんなことをするのか分かるかい? カップに抽出しながら、マシンを切ると、圧のかかっていない不健康な"血"みたいなエスプレッソがカップに入ってしまう。これを客に出すのは趣味じゃない。だから僕はカップごと「切る」んだ。

でも、そうすると文句を言われるわけだよ。"汚い"ってね。たちまち逆風が吹いてきた。でも、エスプレッソにとって本当にいいことをやっているという自信があった。だからこれをうちのトレードマークとして続けたんだ。そうしたら、これが多くのバリスタが真似するテクニックの1つになってしまった。


田中さんの考え方はシンプル。それは、その選択が自分のエスプレッソにとっていいことどうかという視点でものを見て、人生を渡ることです。


逆風は必ずしもネガティブじゃない。船にとっては追い風も向かい風も同じ「風」なんだよ。逆風に帆を立てたら船は後ろに進んでしまう。でも、それも悪いことじゃない。逆風しか吹かないんだったら、その逆風を生かして逆に進む。そうしたら、一周して結局先に進めていたなんてこともある。僕の人生はいつもそんな感じだったよ(笑)


こんな話を聴きながら、BEAR POND ESPRESSOのエスプレッソを飲んでみます。シャープな苦味を頭で感じ、そしてダークチョコレートの甘みを舌で感じ、スペシャルティーコーヒーの高い密度の香りを鼻で感じる。そんな一杯です。この一杯は、あなたの日常に刺激を与えるトリガーになるでしょう。


(森オウジ)
Photo by Koji Ogata(mediagene).

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