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印南敦史印南敦史  - ,,,,  07:30 AM

ブラック企業から身を守るための5つの思考と行動

ブラック企業から身を守るための5つの思考と行動

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「ブラック企業」にまつわる話を目にするたびに、ひどい話だと感じる一方で、自らの実感のなさをも意識していました。「誇張されている部分もあるのではないか?」という気持ち、あるいは「弱い若者が増えたのではないか?」という疑いが心のどこかに沈殿していたことも否定できないから。だからこそ、『ブラック企業 日本を食いつぶす妖怪』(文春新書、今野晴貴著)を読んで、少なからずショックを受けました。第1章と第2章では、(ときに具体的な企業名を出したうえで)ブラック企業の実体が生々しく語られているのですが、それはこちらの想像をはるかに超えたものだったためです。

いちばん衝撃的だったのは、次の一文でした。


世の中を見渡すと、なぜか、ブラック企業を批判する若者は「甘い」という論調が目立つ。いわく、「ブラック企業に入ったのは自己責任」「ブラック企業とかいわずにがんばっている人もいる」「ブラック企業なんていっているのは、甘い人だ」などである。しかし、(中略)私からすると、「ブラック企業でも我慢しろ」という言説のほうがよっぽど「甘い」。ブラック企業が開発した新しい「技術」に対しては、自らも厳しく思考し、戦略を持って望む必要がある。(124ページより)


つまりブラック企業に対しては、「戦略的思考」をすることが大切だということ。では、それはどんなものなのでしょうか? 126ページ「鬱病になるまえに、五つの思考・行動を」を見てみましょう。


1.

「自分が悪いと思わない」(126ページより)


「自分が悪い」と思ってしまっていると、合理的に物事を思考できなくなります。そして、そうした状態に若者をはめ込むことこそが相手の戦略だとか。だから「自分が悪い」と思わされそうになったら、「これは相手の戦略だ」と冷静に思考し、絶対に「自分が悪い」と思い込まないこと。それだけでも、鬱病のリスクはだいぶ減少するそうです。


2.

会社のいうことは疑ってかかれ(127ページより)

ブラック企業は若者を使いつぶす戦略を持って向かってくるため、自分の身を守るためには「疑ってかかる」目線が必要だといいます。相手は、ハラスメントを繰り返しながら一瞬「やさしく」接したり、休職を通じて円満退職へ持ち込もうとしたり、戦略的に攻めてくるから。

その一方で「疑う」ばかりでは仕事も成長もできないということも著者は認めているのですが、そうはいっても、仕事のモチベーションの向上は安定した会社との信頼関係の上にこそ築けるもの。ブラック企業がいつ牙をむくかわからない状態では、「疑う」ことが次善策とならざるを得ないそうです。


3.

「簡単に諦めない」(128ページより)

ブラック企業はあなたが諦めることを狙っているため、その「技術」の真骨頂は、若者の心を折ることにあるといいます。だから、決して諦めてはいけないと著者。諦めない限り、自分自身の権利の行使、正義の主張はいつまでも可能だからです。

ただし、もし争うことが難しいようなら、「辞める」ことも選択肢のひとつ。まずは鬱病にかからないこと、自分の健康を守ることが最善だからです。


4.

「労働法を活用せよ」(129ページより)

もうひとつ大事なのは、「法律」の観点から考えることだそうです。たとえば残業代の未払いなど、明らかな違法行為を是正させることも、社会人として当然の行為だからです。そして法的な視点、すなわち社会の公正なルールを守るという視点に立つと、とたんに社会の見え方が変わるともいいます。

さらには、法的な権利の存否は「争ってみてはじめて決まる」ということも重要。市民社会では争ってみてはじめて「正しさ」が決まるものであり、逆にいうと、争うことなしに「ルール」が形成されることはないからです。だから、あいまいで、本当に自分が正しいのかわからない場合は、争ってみるのもいいとか。


5.

「専門家を活用せよ」(131ページより)

合理的な選択を勝ち取るためにも、専門家の力を借りるのは絶対条件。争わずに辞める場合にも、後々どんな権利行使が可能となるかを相談しておくといいそうです。そうしたNPOなどは相談者を支え、争うこと自体の精神的負担も軽くしてくれます。

ただし「専門家」のなかには、中立ではなく使用者側の立場に立っている者や、知識や気概が充分ではない人も多いため、戦略的に権力行使を狙うなら、労働者側の「専門家」に意見を求めることが必要だそうです。


ブラック企業との対峙法だけで本ができてしまう時代とは、あまりいいものではありません。しかしそんなことよりも、鬱病などを避けることが先決。人にいえずに悩んでいる人にとっては、本書が手助けになるかもしれません。


本書を手に取った方は、どんな感想をもったでしょうか。Facebookページでも下記のコメント欄でも、ぜひ教えてください。


(印南敦史)

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