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長谷川賢人  - ,,,  09:00 PM

やりきることでコラボレーションが生まれる~日本がロボット先進国になりうる理由・吉崎航編

やりきることでコラボレーションが生まれる~日本がロボット先進国になりうる理由・吉崎航編

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新進気鋭のロボット研究者──石黒浩さん、高橋智隆さん、吉崎航さんの3人が国際交流基金主催のもと、欧州・中東・アフリカへ渡り、平成24年秋から冬にかけてロボットに関するレクチャー・デモンストレーションを行いました。

ライフハッカーは今回、彼らの帰国報告会に参加しました。訪れた国は異なれど、彼らは一様に「日本にとってロボットはもっと強みになる」と再確認したようです。クリス・アンダーソンが語る「メイカーズ・ムーブメント」をはじめ、あらためて「ものづくり」が着目されるイマ。彼らの言葉からは、日本が取り組むべき、そしてこれから進むべき道は何なのか、そのヒントが見えてきました。「日本がロボット先進国になりうる理由」と題し、3回に分けて記事をお届けしていきます。


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第1回はロボット操作用ソフト「V-Sido」の開発者である吉崎航さん。先日、第16回メディア芸術祭優秀賞を受賞した、人が乗れる巨大ロボット「クラタス」の制御システムを担当したことでも有名です。吉崎さんが目指すのは「まるでアニメーションの中でパイロットが動かしているかのように」ロボットを動かせるシステムだといいます。

吉崎さんはスペイン、イタリア、スイスの3カ国5都市を訪問。日本のロボット事情に関する講演や、V-Sidoを用いてのロボット操作のデモンストレーションを行いました。各国を通じてまず再認識したのは、「日本人はロボットに人型を求める」ことだそう。


「日本人のロボット」にはアニメーションが影響している?

(クラタスの紹介動画)


「ロボットを描いて」と言われたら、あなたはどのような絵に仕上げますか? おそらく、頭と手足がある姿になるのではと思います。ただ、その発想は日本人独特のもののようです。


日本人の人型ロボットへのこだわりは海外に比べてもかなり強い。世代によるところもありますが、必ず存在します。そして、「友だちになりたい」、「乗り込んでみたい」など何かしらの憧れを抱いています。例えば、完全に作業をするための工業用・産業用ロボットにも頭を付けている。特に日本の企業はこういう遊び心を持っているところが多いと感じます。


このメンタリティには、吉崎さん自身も影響を受けた「日本のアニメーション」が関係すると考えているそう。そこで、講演先で「ロボットアニメを見たことがありますか?」と聞いてみたところ、『機動戦士ガンダム』などの有名作品はほとんど知られており、愛好家も多かったとのこと。私たち日本人から見れば、海外においても、人型ロボットのイメージを共有しやすいといえるでしょう。


日本人が「ロボットが好き」と言う時、それは「アニメーションのロボット」を指すことが多いでしょう。ただ、私が訪れた国々では「仕事をするロボットと人型ロボットは別物だ」と考えているようでした。開発するロボットは「仕事ができてこそ」で、アニメーションのロボットは「キャラクターの一種である」と捉えられている。

そういう意味で、私は現状ではあまり役に立たない巨大ロボットを作っている場合が多いといえます。「そんなものいらないだろう」と言われると困ってしまう。ですが、巨大ロボットがいらない現状の社会から、インフラや役割を整備して、最終的には私たちの努力で巨大ロボットが役に立つ世界にしていければいいと決心しました。


吉崎さんの話からは、私たちが当たり前すぎて見過ごしている「日本文化」にこそ、海外とつながる接点や、独自のものを生み出すヒントがあると感じました。例えば、日本人が夢見るロボットが人型であり、共存が進んでいけば、世界にとっては「アニメの中でしかありえない」先進的なものとして映るはずです。


作りきることでコラボレーションが生まれる

参加者からの質問で「技術以外の側面(とりわけ芸術面)からのアプローチ」について聞かれた際、吉崎さんの回答は興味深いものでした。クラタスを製作したからこその力強い言葉にも感じます。


(倉田光吾郎氏と共にメディア芸術祭を受賞したことに触れ)私の場合はひとりで芸術性を持つものは作っていなかった。正直、もともと私は芸術などがよくわからず、絵も描けなかった。ただ、逆にいえば、私の開発した手法によって、好きなデザインを勝手に作ってもらい、シュミレーターのモデルさえ用意すれば動かせるという状況を作ればいい。私が用意したシステムと、「こんなの作りたいな」というアイデアが、自分とは関係のないところで一体化する。その結果、メッセージ性を持ったロボットと人の未来を提案できる状況が生まれる。そのお手伝いはしていけるかなと考えています。


また、吉崎さんは別の質問で、「一人ひとりができるものを作りきって示すことで、そこから先、コラボレーションができる可能性がある。その場としてMaker Faireのようなところが役に立つのではないかと期待しています」と述べました。必ずしもすべてをひとりで行う必要はなく、それぞれの成果を持ち寄って新たなものを生む。ものづくりはもちろんのこと、ビジネス面においても、より模索されていく方向性といえそうです。


「日本がロボット先進国になりうる理由」第2回は、ロボットクリエーターの高橋智隆さんを採り上げます。記事は近日公開します。


ヒューマノイドロボットのための演技指導ソフト「V-Sido」

日本文化の最先端―ロボット研究者 石黒浩・吉崎航による海外事業報告会・記者懇談会 | 国際交流基金

長谷川賢人

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    香川博人

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