• GIZMODO
  • FUZE
  • DIGIDAY
  • gene
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • roomie
  • machi-ya
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

印南敦史  - ,,,  07:30 AM

AKB48の成功の裏で秋元康は何を企んでいたのか

AKB48の成功の裏で秋元康は何を企んでいたのか

130208book-to-read.jpg


AKB48にはまったく興味がありません。ですから『AKB48の戦略! 秋元康の仕事術』(田原総一朗×秋元康著、アスコム)にも、最初は特に関心を持てませんでした。ただその一方、なんの気なしに「自分がAKB48を好きではない理由」を思い出したとき、あることに気づきもしたのです。

AKB48に興味を持てないのは「音楽というより、マーケティング以外のなにものでもないから」なのですが、(1)「そもそも"音楽"として捉えること自体がズレているのかもしれない」し、(2)「『マーケティング以外のなにものでもない』としたら、ビジネスにも応用できるアイデアが、この本には書かれているかもしれない」ということ。

そこで目を通してみたところ、第2章「秋元康の思考」にマーケティングのヒントになりそうなフレーズをいくつか見つけ出すことができました。それらを紹介します。


1.

「刺さるコンテンツでなければダメなんだ」(50ページより)

テレビに携わってきた人は、歌手や役者やグループをバーンとヒットさせることはできても、彼らを継続的に育てることができない。だからこそ、膨大な情報量のなかでただ「知っているよ」ではなく、「自分はこれが好きだ」と思わせるような、刺さるコンテンツであることが大切だと秋元氏は主張しています。次いで田原氏も「それは認知と人気の違いで、人気はグサッと刺さる」と発言していますが、たしかにそれはAKB48以外のすべてにいえることかもしれません。


2.

「本当にほしいものしかいらない」(53ページより)

「刺さるコンテンツ」からつながる話ですが、ものであふれている現代では、消費者は皆、<本当にほしいもの>しかいらないのだといいます。日本人は高度成長期以来、テレビ、冷蔵庫、車、家などを所有することに力を注いできましたが、いまは逆。たとえばビデオ映像コンテンツなどは、ほしいものがほしいときに手にはいるオンデマンドのかたちの方が自然だとか。つまり、「所有」の価値観が大きく変わってきたというのです。だとしたら、グサッと刺さらない限り消費者は動かない。そこに目をつけて生まれたのがAKB48だというわけです。

これも、あらゆるコンテンツについていえることではないでしょうか。


3.

今の時代は、ヒットしたものだけが加速度を増していく(69ページより)

自分で好きな歌を見つける楽しみがあった昔と違って、現代では、いったんヒットしはじめるとそれだけが加速度を増していく。自分で見つける楽しみはあまりなく、いちばん売れたものだけが絶対的な「神」なのだと秋元氏は言っています。ただし、「AKBの『ヘビーローテーション』がヒットすることは、それはそれですばらしい」としながら、「ファンのみなさんには、また別の自分だけの選択をしてほしい。いじめや人生観をテーマにした曲もあるんですよ」と補足もしています。この部分は、とても大切だと感じました。


4.

雑談の中にこそ、企画のヒントがある(73ページより)

秋元氏は、テレビの打ち合わせを必ず雑談からはじめるそうです。理由は、雑談の中にこそ企画のヒントがあるから。会議室のホワイトボードの前でなにか決めましょうと言っているときは、必ず予定調和になっていくとか。でも雑談からは、予定調和ではない番組企画が生まれるというわけです。これも、すべての企画にあてはまることですね。


5.

「予定調和を壊す」とは、奇をてらったり裏をかくことではない(76ページより)


秋元氏が予定調和を壊す一方で「奇をてらうのではダメだ」というのは、奇をてらったり裏をかこうとすると、必ず反対向きの予定調和になっていくからだとか。大切なのは、なにも制限をかけないことだといいます。「アイドルだからこの企画は無理」「イメージが壊れるからダメ」というようなことを、なるべく制御しない方が企画の幅が広がるそうです。「予定調和を壊し、AKBでは絶対にやらないはずの企画を生み出すには、どんな提案でも先入観を持たずに『いいんじゃないの』と考える」という言葉には説得力があります。余談ですが、先日大騒ぎになったメンバーの丸刈り事件が、ふと頭に浮かんでしまいました。


AKB48に関心がない立場であっても、このくらいのことを感じることができる内容。つまり先入観を排除して読んでみれば、予想以上に得られるものがあるかもしれません。


本書を手に取った方は、どんな感想をもったでしょうか。Facebookページでも下記のコメント欄でも、ぜひ教えてください。


(印南敦史)

  • ,,,,, - By

    香川博人

    LIKE

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    Sponsored

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    先日、政府は2017年度から公共料金や備品経費の支払いを全面的に電子決済にすることで、30億円の人件費削減が期待できるという発表をしました。 電子マネーやクレジットカード、ネットバンキングの普及により、私たちは現金だけではなく、時間と手間のかからない電子決済を活用する機会が増えていますが、それは企業や法人にとっても大きなメリットがあるようです。 そこで今回、現金決済から電子決済へとキャッシュレス  05:00 PM

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  

Kotaku

Recommended

© mediagene Inc.