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尾越まり恵尾越まり恵  - ,,,  09:00 PM

「顔より太もも。」の美人すぎる競輪選手が走り続ける理由

「顔より太もも。」の美人すぎる競輪選手が走り続ける理由

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「顔より太もも。」


JR新橋駅のSL広場横に掲げられている、こんなキャッチコピーの巨大看板を見たことはありますか? ちょっと面白いキャッチフレーズですが、顔以上に美しい女性の肉体美を見ることができるのが、「ガールズケイリン」。女子選手も男子選手と同じように競輪のレースに出ているのです。

今回は、いまブームになりつつあるガールズケイリンの魅力に迫るため、巨大看板のモデルにもなった、ガールズケイリンの田中麻衣美(たなかまいみ)選手を直撃。その「美人すぎる」顔とは裏腹に、アスリートとしての厳しさを垣間見ることができました。


日本生まれの競輪は、立派なプロスポーツ

今から約65年前、競輪は日本でその産声をあげました。「ギャンブル」というイメージが強いかもしれませんが、収益は社会福祉や医療、文教、災害支援などさまざまな分野で活用されています。

男子競輪は2000年のシドニーオリンピックより正式種目となり、柔道に次ぐ日本生まれの五輪種目が誕生したことになります。2008年の北京オリンピックで永井清史選手が銅メダルを獲得したことも記憶に新しいのではないでしょうか。

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華々しい成長を遂げる男子競輪の一方で、女子競輪はというと、人気の低迷などから1964年に一度廃止されてしまいました。しかし、2008年~2011年までの間、「エキシビジョン(模擬レース)」として女子競輪が復活。さらに2012年のロンドンオリンピックでは女子競輪も五輪正式種目に加わることが決まったのです。

日本の女子競輪選手はロンドンオリンピックに出場することはできませんでしたが、これを受け、世界でも通用する強い女子競輪選手を育てる動きが活発に。競輪選手を養成する競輪学校に1年間通った「ガールズケイリン第1回生」33人が今年5月に卒業し、正式に競輪選手として登録されました。そして7月、実に48年ぶりに平塚競輪場で開催されたレースを皮切りに、「ガールズケイリン」として女子競輪は再び復活を遂げたのです。


私にも走れるかもしれない!

その33名の卒業生の中のひとりが、今回お話を聞いた田中麻衣美選手です。当初、特に強い興味があったわけでもなく女子競輪のエキシビジョンを何となく見た田中選手は、その迫力に驚いたと言います。

決して大柄ではないのに、男子に負けないくらいのスピードと迫力。「小さくてもあんなに強くなれるのなら、私でも走れるかもしれない!」とその時は軽い気持ちでの挑戦でした。

この時、29歳だった田中選手の仕事はブライダルモデル。綺麗な着物やドレスを着てファッションショーをする、華やかな世界にいました。突然の競輪選手への転向に、周囲の反応はどうだったのでしょうか。


「みんな、びっくりしてましたね。怪我とかやっぱり心配だったみたいで」


しかし、「子どもの頃からやると決めたら最後までやりぬく性格」だったという田中選手。それまでのモデルの仕事を捨て、競輪の世界へ足を踏み入れたのでした。「今では親も応援してくれていると思います。大きくなったね、たくましくなったねって言われます」と笑顔の田中選手ですが、競輪学校時代は本当につらかったと振り返ります。

毎朝5時50分に起きて1日中厳しい練習。2週間に一度だけ許される外出中も、化粧は禁止。携帯電話などの電子機器も一切持てない集団生活です。寮ではナマ物が食べられなかったので、外出の時にお刺身を食べることが楽しみだったそうです。


「最初の3日間は不安で仕方なかったですね。やっていけるかなって。でも、夏を過ぎた頃から、あ、大丈夫かもって思うようになりました」


実際の競輪のレースは、よほどのことがない限り雨天でも開催されるので、練習は雨の中、雪の中であっても行われました。マイナス8度の中で、半袖短パンで練習を続け手がしびれたことも今ではいい思い出。「根性で乗り越えましたね!」という力強い言葉の通り、田中選手は見事皆勤賞をもらって競輪学校を卒業したのでした。同じ目標を追いかけている仲間がいたから頑張れた。しかしそんな仲間たちも、卒業した後はみんなライバルです。


田中選手の太ももは何cm?

12月28日に開催される「ガールズグランプリ」(於:京王閣競輪場)をはじめ、ガールズ競輪は首都圏だけでなく、全国にある競輪場にて開催されています。


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競輪場によって走る距離は違いますが、今回私が訪れた埼玉県の西武園競輪場は一周400m。かなり急な傾斜のついたバンクと呼ばれる周回コースを選手たちは4周(1600m)走り、その順位を競います。最初はゆっくりと走り、残り1周半の鐘が鳴ったら全速力! 女子でも大変な迫力があります。


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冬でも大量に汗をかくので、「無理やりでも食べなきゃ体がもたない」という田中選手。前日のランチの内容を聞いてみたところ、ラーメン、きしめん、カレーを2度にわけて食べたとのこと。もちろんそれぞれ分量は1人前。それでも体重は増えません。それくらい競輪は激しいスポーツなのです。

競輪を始めて田中選手の体は大きく変わりました。練習の証なので、太ももを見てほしいです」と言う太ももを測ってもらうと、なんと57cm。標準的だと思われる私の太ももを測ってみたら43cmだったので、田中選手の太ももがかなり大きいことがわかっていただけると思います。


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練習すればするほど大きくなる太ももは、競輪選手にとっての誇り。その大きさが選手としての強さを表します。

着る服のサイズは5号から11号になりました。モデルをしていた頃と比べておよそ「女子からぬ」体へと変貌していくことに戸惑いはなかったのかというと、「最初はイヤだなって思ったこともありました」と、やはり若い女ゴコロは複雑。「でも今は全然気にしません。だって、今がすごく楽しいので!」と、笑顔を見せます。

田中選手の口から発せられる言葉は、すべてポジティブ。その笑顔の裏にあるであろう血のにじむような努力も、練習のつらさもまったく感じさせません。


女子にしかない「華やかさ」を見てほしい

「その時だけしかできないことってあると思うんです」


笑顔の田中選手が真剣な表情になり、力強い口調で言ったその言葉が、私にはとても印象的でした。


若くてキレイな頃はモデルをやっていて楽しかったですし、今は今で競輪で輝けるので。だから、競輪選手になって失ったものはないと思います」


田中選手から見た、ガールズケイリンの魅力とは何でしょうか?


「男子にはない華やかさですかね。あと、太もも。私たちはもう見慣れちゃってるんですけど、やっぱり太いですよね。この太ももと顔とのギャップを楽しんでもらえたらと思います」


現在のガールズケイリンの選手は下は19歳から上は50歳まで。その年齢層の幅広さも魅力のひとつです。


「スポーツの経験がない人でも、努力すれば競輪選手になれるんですよ。弱くても頑張れば強くなれるってことを競輪を通して伝えられれば嬉しいです」


自分を応援し、レースを観に来てくれる人たちの期待に応えたい。その一心で、田中選手は大きな太ももをめいっぱい動かし、「優勝」という目標に向かって走り続けています。そんな田中選手の今後の活躍に、ぜひとも注目してみてください。また、残念ながら田中選手の出場は叶いませんでしたが、初の競輪女王を決める「ガールズグランプリ2012」(12月28日、東京・京王閣)も、彼女たちの力強さを感じる意味でも要注目です。


公式サイト|GIRL'S KEIRIN

(尾越まり恵)

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