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yamasaki  - ,,  03:00 PM

高いモノがいいモノではない世界~マネーハック心理学(9)

高いモノがいいモノではない世界~マネーハック心理学(9)

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ガンバ大阪のJ2降格は資産運用にも通じると思うFP山崎(@yam_syun)です。あれだけ得点(=利益)をあげても、それ以上の失点(=損失)を繰り返してはJ2落ちも道理です。資産運用では安定中位の戦略が有効かもしれません。




さて、マネーハック心理学9回目は「高いモノがいいモノではない?」という話をします。高い価格であればいい商品と思いたいところですが、資産運用ではそうではありません。むしろその仕組みを知ったうえで投資とつきあうことが必要になります。


普通に考えれば、高いモノはいいモノのはず

基本的に世の中において高い商品が、いい商品です。高機能であったり新商品であったりすれば、値段が高くなるのが基本的な条件です。自動車で考えてみれば、高い値段のクルマのほうがパワフルで静音性にも優れています。内装のグレードも違いますし、高い値段のクルマを買ったほうが満足度が高くなるような仕組みになっています。


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考えてみれば、資本主義において低い価格のモノが高い価格のモノを上回る満足度を得られにくいのは当たり前です。安いモノには「価格が低い」という満足があるものの、性能面や満足度を総合的に考えれば「高いモノはいいモノ」になるのが商売の基本というわけです。

ユニクロなどの価格破壊企業が凄いのは、まさにその点です。「安いモノでもいいモノ」に挑戦し続けて業界の常識を変えたわけです。それでも、ユニクロのお店の中では「高いモノはいいモノ」のルールは存在します。これはひとつの定義です。

ところが、投資においては「高いモノがいいモノ」とは限らないのです。


投資においては高いモノはいいモノではない?

ここでは金融機関が手数料を取る金融商品の例として、投資信託を考えてみます。投資信託は「購入時」「保有期間中ずっと」「売却時」にそれぞれ手数料がかかります。こうした手数料が高い商品は、運用結果も高い商品となるでしょうか。普通に考えれば、手数料が高い商品は「ガンガンCMもやっている有名な商品」であったり、「スタッフをたくさん配置し、株価の分析にも予算をかけている商品」であったりしますから、さぞかし運用成績も良くなりそうな気がします。

しかし、それは私たちの心理的な思い込みであるかもしれません。

投資対象の標準的な値動きを示す指標をインデックス(国内株式でいえばTOPIXや日経平均株価)といい、これとほぼ同等の値動きをする投資信託をインデックス型(パッシブ型)、インデックスを上回る成績を目指す投資信託をアクティブ型といいますが、インデックスに成績で勝つためにアクティブ型はお金をかけることになります。つまり高い手数料を取る「高い商品」です。

しかし、多くの統計調査を見る限り「高い商品=成績もいい商品」となっていないのです。バンガード社の調査ではアメリカのアクティブ型の投資信託の約6割がインデックスに負けているとされます。日経新聞の調査記事などでは国内のアクティブ型の投資信託も6~7割が負けているとされています。

この傾向は5年~20年といった長期でみるほど顕著で、短期的にはアクティブ型が勝つ勝率が少し高まるものの、中長期的に勝ち続けるのは困難とされます。そもそも長期的にみると、アクティブ型の投資信託そのものが商品として存在しなくなることもあるほどです。

高いモノがうまく勝てない理由のひとつに「高い手数料が最終的な運用成績を押し下げる要因にもなっている」ということがあります。先ほどのクルマの例でいえば、「低燃費」というキーワードにおいて、必ずしも高い車がいいとは限らないようなものでしょうか。重すぎる車体が燃費を悪くしてしまい、軽自動車がまさに軽さを武器に燃費よくすいすい走るようなものです(もちろんプリウスのようなこともあるので絶対に低コストが勝つというわけではありません)。


それでも高いモノを買いたくなる「心理」にご注意

それでも高い手数料の投資信託はよく売れます。理由はやはり「心理学」的要因に求めることができます。行動ファイナンス的に整理してみましょう。

まず、CM等で露出していたり、熱心なセールスを受けると、最初からポジティブな評価をもってその商品に期待するようになります。実際には購入時点で将来の運用結果は確定していないわけですが、最初に得た印象がその後の判断を大きく左右することは行動ファイナンスでも証明されています(最初に悪い話を持ち出したらセールストークは困難ですから、セールストークでいい話が先に出るのは当然でもあります)。


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また、行動ファイナンスでよく取り上げられるオーバーコンフィデンス(自信過剰)の問題もあります。投資をする人のほとんどは「自分は投資商品を見分ける目がある」という根拠のない自信を持っています(そうでなければ、わざわざ投資などしないでしょう)。しかし、予め勝てる商品を見分ける方法はありません。私たちは、比較的勝てそうな商品を選べるに過ぎませんが、そもそも勝率が悪い商品群から勝てる商品を選ぶことはもっと難しいはずです。それでも私たちは自信過剰の愚に陥ってしまいます。

もちろん、値動きも月並み(市場の平均に連動するのだから当たり前ですが)であるインデックス運用が面白くない、という点もあげられます。つまらないモノほど実は堅実なものですが、魅力がない商品より、夢を語る商品のほうが売れてしまうわけです。マジメな学生が掃除をするより、いつもサボった不良が掃除をしているほうが評価されるような感じです。どこかおかしいと思いつつ、ドラマチックなほうを私たちは支持してしまいます。


「安くていいモノ」を探してみよう

今、世の中には「安くていいモノ」が増えています。品質は優れながら、コストも不断の努力により引き下げを実現した商品です。安かろう、悪かろうの商品があることは確かですが「安いが、いい」も増えています。


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安くていいモノを選ぶにも、それなりの目利きが必要です。100円ショップでも、ときどき驚くほどのお値打ち品が紛れ込んでますが、それを見つける「目」が必要です。あるいは、ネットの情報を駆使して他人の知識を借りるような「知恵」もあればいいでしょう。近くにあるドラッグストアをハシゴして安売り価格の比較をするような「足」でかせぐ努力もあるでしょう。

ただし、投資においては安くていいモノの絞り込みは比較的簡単です。むしろ、いつもの金融機関でないところの商品リストを調べて、「安くていいモノ」を探したり、画面のトップに表示されることがなくCMもない商品を探すようなところに時間をかければいいのですから。

安くていいモノをお店が必ず薦めてくれるとは限りません。自分の中の非合理的な判断に引きずられないように、探してみるといいでしょう。


(山崎俊輔)

Photo by Thinkstock/Getty Images.

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    香川博人

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