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yamauchi  - ,,  05:00 PM

私たちの決断力を鈍らせる5つのバイアスとその対策法

私たちの決断力を鈍らせる5つのバイアスとその対策法

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Gregory Citti氏は、「Sparring Mind」というブログを運営しています。このブログには、心理学的アプローチで説得力のあるマーケティングを指南するような記事が載っています。彼の「Conversion Psychology」というeBook(英文)はフリーでダウンロードできます(※ダウンロードにはメールアドレスの登録が必要です)。彼のTwitterはこちら

なお、元記事が載っている「Buffer」は、ユーザーの興味がありそうなポストを自動的にお届けする、ソーシャルメディアアプリです。


私たちの大半は、自分の行動をコントロールできていると思い込んでいます。でも実際は、脳が目標達成を阻んだり、さまざまなバイアスや冷静な判断を妨げるリアクションの影響を受けたりしているのです。でも、世の中にはきちんとしたリサーチに基づいて書かれた社会心理学の本がたくさんあり、それらを読めば私たちがどんなバイアスに惑わされやすいのか分かります。

ここでは、そのうちよくあるバイアスのうち5つを紹介します。これらを認識することによって、適切な判断をすることが可能になります。


■根本的な帰属の誤り(Fundamental attribution error)

これは非常に厄介なもので、私たちは時々このバイアスの被害者になってしまいます。「根本的な帰属の誤り」とは、自分の身に起こったことは状況のせいにするのに、それが他の人のところで起こった場合には、その人の性格の問題だと認識してしまう、というものです。

例えばこういうことです。


アリスは、ボブが石につまづいて転ぶのを見ました。アリスは、それはボブの運動神経が悪いか、ぼんやりしているかだからと思います(個人的/属性帰属)。でも、アリスは自分が同じ石につまづいたら、なんでこんなところに石が落ちているのかと文句を言うのです(状況)。


このバイアスについては、1960年代の論文で発表されているのですが、なぜ起きるのかという明確な説明は未だにされていません。ただ、共通な理由として挙げられているのは、次のようなものがあります。

「公正世界現象」:私たちの脳は、世界は公正にできていると認識するために、他人に起こったことには理由があり、自分に何かが起こると犠牲者であるかのよう認識するようにできています。

他人が気になる:私たちはどうしても、周りの人を気にしてしまいます。だから、何かの状況を観察しているときにでも、そこに関係する人物にフォーカスしてしまいます。でも、自分の状況を観察する場合には、自分を取り巻く環境に注目してしまうのです。

自動的に処理:私たちはしばしば、情報を無意識に処理しています。その場合、それがなぜその人の身に起きたのかという状況を考えるより、その人にふさわしい結果である、と理解する方が簡単なのです。


対応の仕方:残念ながら、根本的な帰属の誤りを避ける、これといったいい方法はありません。でも、一つ言えることは「相手の身になって考える」ということです。例えば、初心者が失敗したら、自分が初心者だったときのことを思い出しましょう。あなたが当時ミスをしたのは、あなたが無能だったわけではなく、まだ経験が足りなかったという状況が要因だったのではないでしょうか。


■ハロー(Halo)効果

ハロー効果は、帰属に関するバイアスで、ある人の性格や能力を判断するときに、脳が一般的な情報に惑わされることです。例えば、その人に関して何か一つ優れた点を発見すると、その人はすべてにおいて優れている人だと勘違いする、というようなものです。ハロー効果は、自分についての判断を社会にゆだねるという社会的証明にもつながります。

問題は、その人や物に対する印象が間違っていたときに起こります。しかし、私たちはそもそも表面的な判断に基づいて物事を判断する傾向があるので、間違うことは多々あるのです。最も客観的な判断が必要とされるところでさえ、このようなバイアスが存在しています。実際、外見のいい囚人の方が、同じような犯罪を犯しても、そうでない囚人より平均的に刑期が短いというデータもあるくらいです。

対応の仕方:このバイアスと戦うのに最も大切なことは、自分を対象者から切り離し、無の状態でその人と向き合うことです。

同じことを、あなたがよく思っていない人がしたらどんな反応をしますか? 私たちは、他の人の話に惑わされてしまいがちです。謎の多かった人の人間的な面が見えてきたら、その人の行動に対するあなたの反応は変わりますか?

あなたが尊敬する人や、強い印象を持っている人の行動に対して、客観的な判断を下さなければならないときには、このような質問を自分に投げかけてみることが大切です。その人が持っている素質は、その人の行動が正しいということには必ずしもつながらないからです。

■ナイーブ・シニシズム

ナイーブ・シニシズムとは、自分より相手の方が自己中心的だと思い込んでしまうことです。しかし、これは必ずしも当てはまらないようです。Malcom Gladwell氏の「Blink」の中には、患者はドクターの不注意によって怪我をした場合、多くの医療ミスが公になっていないといわれているにもかかわらず、ほとんどの患者はその医者を訴えないという話が書かれています。

さらに、関連した実験として、夫婦、ビデオゲーム仲間、ダーツ仲間を集めて、お互いの間で起きたいいことや悪いことが、どれだけ自分ではなく相手の責任だと考えているかについて尋ねました。その結果、いいことも悪いことも平等に責任があると感じているけれども、いいことに関しては、相手にもっと功労を感じてほしいと思っていることがわかりました。

対応の仕方:大切なことは、これは物の見方に関するバイアスだということです。物の見方には、その人がどんな環境にいるかということが大きく関係します。例えば、犯罪の多い都会で育った人と、静かな郊外で育った人とは、世の中に対する見方が違う、というように。

とはいっても、人々は概して期日を守ろうとするなど、意外と自己中心的ではなかったりします。だから、相手の方が自己中心的だと決めてかからない方がいいでしょう。


■仲間意識

これはもう多くの人が納得するのではないでしょうか。私たちは仲間の味方をしたくなるものです。しかし、これは実は危険なバイアスなのです。なぜなら、私たちはしばしば、あまり深く考えずに仲間を作ってしまうからです。

社会心理学者のHenri Tajfel氏による「Social categorization and intergroup behaviour」という、よく知られた研究があります。そこで被験者たちは、特に深い意味もなく(二人の画家のどちらを選ぶか)グループ分けされたのですが、双方のグループの中から誰に褒美や報酬を与えるか決断をするときには、自分の属するグループの人を選ぶ傾向にありました。

特に意味のないグループ分けをされているのに、被験者は相手のグループから褒美をもらう人が選ばれることに、強く反対しました。また、顧客の忠誠心に関するある研究では、「ゴールドメンバー」など、グループのレベルが上がって行くにつれて、顧客の忠誠心が上がって行くことがわかりました。つまり、ちょっとしたグループ分けによって、顧客がよりその会社の製品を買うようになるということです。

更なる研究では、同じ物を持っている、といった些細なことも、このバイアスのきっかけになりうるのだそうです。ということは、あなたがある人に会って、その人があなたと同じく、テニスラケット、テラリウム、クロックス、「Dolphin Power Boat」を持っていたら、とたんに運命を感じてしまう、ということです。あまりにも普通過ぎる共通点、例えば「あなた(男性)も私(男性)もズボンをはいている」という事実では、このバイアスは起こりにくいですが。

対応の仕方:これも、他のバイアスと同じように、対処の難しいものですが、これは特にやっかいです。なぜなら、共通点のある人と出会うことはよくあることですし、自分ではなくて相手の行動に関係するものだからです。客観的な見方を維持するためには、その人をグループから引き離して見ることです。

その人があなたと同じグループに属していなかったとしても、あなたのその人への印象は同じですか?逆に、他のグループの中の誰かがあなたの味方だった場合、その人への印象はどうでしょうか?このように自分の相手への印象について考えてみることは、とても大切なことです。


■「Dunning-Kruger効果」

リストの最後を飾るのにふさわしいのがこれです。「Dunning-Kruger効果」は、1999年にコーネル大学のDavid Dunning氏とJustin Kruger氏が発表したもので、知識のない人ほど自分は能力があると思い込む、という理論です。逆に、知識や能力の高い人は、周囲も自分と同じ程度の能力を持っていると思っているので、自分はまだまだ他と感じているのだそうです。

チャールズ・ダーウィンの有名な言葉に、


"Ignorance more frequently begets confidence than does knowledge." 「無知は、博識よりも自信をもたらすものである。」


があります。彼はこのバイアスを言い当てていたのですね。

Dunning氏とJustin Kruger氏の2008年の研究では、他の人からのフィードバックに聞く耳を持たない人ほど、自分は優れているという錯覚を持ちやすいということがわかりました。批判をブロックしてしまうことで、自分は成功しているのだと思い込んでしまうのです。

対処の仕方自信がないのも、自信過剰なのもどちらも同じように問題になり得ます。それでは、「Dunning-Kruger効果」をどうやって避ければいいのでしょうか。

ここで、解決の手がかりとして私のお気に入りのヘミングウェイの言葉を紹介したいと思います。


"There is nothing noble in being superior to your fellow man; true nobility is being superior to your former self."
「他の人より優れていることは、特に気高いことではない。本当の気高さは、過去の自分よりも優れていることだ」


他の人へのアピールを気にしたり、他の人とのスキルを比較したりしないで、自分を高めることが大切なのです。

競争意識を持つことがいけないと言っているわけではありません。でも、他の人が何をしているか(特に、競争すべきでもない事例に関して)分析するのに長時間を費やすのは得策ではないのです。他の人をゴールにするのではなく、自分のゴールは自分で設定しましょう。

あなたのバイアスはどれですか?


これまで紹介したバイアスのうち、あなたはどれを一番感じますか?わかっているのにいつも引っかかってしまうものはあったでしょうか。ご意見をお聞かせください。


5 Ways to Avoid Natural Reactions that Prevent You from Making Good Decisions | Buffer

Gregory Ciotti(原文/訳:山内純子)

Photo by Thinkstock/Getty Images.

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