• GIZMODO
  • FUZE
  • DIGIDAY
  • gene
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • roomie
  • machi-ya
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

kasai  - ,,,  08:00 PM

自分の立てた「目標」に、足止めされていませんか?

自分の立てた「目標」に、足止めされていませんか?

121109goal.jpg


「目標」に足止めされていませんか?

妙な質問ですよね。目標は人を前へ推し進めるものであって、足止めするものではないはず。しかしプログラマーでライターのDan Shipper氏は、「目標設定が成功への最初のステップであるとは限らない」と説いています。

ペンシルベニア大学での3年次が始まりました。キャンパス内をあたふた回っている新入生たちの姿は、ぞっとすると同時にどこかなじみ深くもあるのですが、そんな彼らを見下す気持ちだけが、この9月に僕が新たに感じるようになったことではないのです。

ハッキリ言いましょう。自分は全く分かってない、ということにとうとう気がついたのです。25歳の方々は、「おい、大学を出るまで待てよ。そしたら物事ってものが分かり始めるさ」と僕に言うだろうと思います。そして30歳の方々はそんな25歳たちに、「黙ってろ、人生ってのは結婚して子供を持ってからだ」と言うのではないでしょうか。

僕はまだ若い。でも、もっと若かった頃を思い出せる程度には歳を取っています。そしてアドバイスをするためには自分の失敗を思い返せる程度に歳を取る必要があるはずです。

数年前の自身を振り返り「あの頃はバカだったな」と言えるようになるのが、歳を重ねることの良い点です。新入生を見下していたのも、そういうことだと思います。彼らに昔の自分を見ていたのです。


■一番重要な問いは「どうやって何かを得意とするか」

僕は大学に入ったとき、隠れた不安、世間に対する間違った思い込み、そして生き方についての、何を問うべきなのかさえ分からない問いを山ほど抱えていました。まるで自動車工場に投げ込まれてBMWをゼロから作らなくてはならないような感じでした。必要な道具は全て揃っていて、完成したBMWを参考にはできるけど、何をするか理解するためにはトライアンドエラーを繰り返すしかないのです。もちろんどこからスタートすればよいかさえ分からない。そんな気分でした。

大学入学後5日目くらいの夜に、ベッドに寝転んでこう思ったのをはっきりと覚えています。「クソ、どうなってるんだ。どう生きるべきか分からない。何をすべきか分からない。自分がどうなりたいかさえ分からない。何がどうなってるんだよ」と。しかし幸運なことに、徐々に落ち着きを取り戻し、友人を作り、自分の好きなことを始めるようになりました。プロダクトの構築と、文章を書くことです。

これまでに学んだ、たくさんの細々したことをお伝えすることはできます。その多くはこのブログのあちこちに書いてありますし、それ以外もいずれ記事にすると思います。でも僕が自分に投げかけ、そして答えを見つけた、最大で一番重要な問いは「どうやって何かを得意とするか?」です。そのためにはどんなステップを踏めば良いのか。どのような問いを自分に投げかければ良いのか? どこから始めれば良いのか?

このことに関わるアドバイスをする人はたくさんいます。しかし、僕がほかの方々と違うのは、まだ最近までビギナーで、前がどんなだったかを良く覚えているということです。

プロダクトを構築し、色々なブログで紹介され、ユーザーベースを築き、スピーチをし、人気となるブログ記事を書いている人々を、分厚いガラスの向こうにいる手の届かないもののように眺めていたことを覚えています。自分がプロダクトを完成させたとき、まず誰にそれを見せたら良いのか、探し方も分からない、と感じたことを覚えています。寂しくて、味気のない、落ち込むような気分でした。

今だって大成功とはいえない存在ですが、それでもゼロからどこかへ向かうことに関して、1つや2ついえることがあります。僕は大きなユーザーベースを築きました。WhereMYFriends.be は40,000件のユーザー登録を達成していますし、DomainPolish.comを作って売却したりもしました。人気ブログ記事もいくつか書きました。僕のブログには今年約25万人が訪れています。TechCrunch、 Mashable、 Inc.、Time、Business Insiderなどに載ったこともあります。企業家や投資家とのコネクションもあり、定期的に彼らからアドバイスを受けています。こうしたことを、学生であるうちにコネ無しで成し遂げました。自慢しているわけではありません。成功には自分の外側の要素がたくさん関わっていたということです。それに、とんでもない幸運に予想もしない形で巡りあったりもしました。

経過をブログに書くことはとても重要なことでした。また、リスペクトしている人々とメールやツイッターでコミュニケーションを図り、関係構築に力を注ぐことも大切なことでした。しかし、こうしたアドバイスはもうとっくに古く、今更という感じのものかもしれません。

これまで充分に語られてこなかったと僕が思うのは、長い期間をかけてスキルを磨くことについてです。

今からそれについてお話ししましょう。

■じっくりスキルを磨く方法

以下のアドバイスは、あなたが自分の好きなこと、熱意を持っていること、あるいはどのような将来を望んでいるのか、といったことに関して、高いレベルで理解していることを前提としています。そうでない場合は、こちらの「自分のすることを愛するとはどういうことか?」をまず読むことをお勧めします。

それでは目下の議題に戻りましょう。どうやって何かを得意とするか? 以下に挙げたのはよくある答えです。とりあえずプログラミングを例にしていますが、他のものにも当てはまるでしょう。


  • おおまかな長期的目標を立て、タイムリミットを設けましょう。例えば「3ヶ月でプログラミングを上達させる」など。
  • 具体的な短期目標を立てましょう。「1日にひとつはコードを書く練習をする」など。
  • 目標をブログに書いたり、友達に話したりして、公約にしましょう。
  • 毎日の進捗状況を記録し、現在の状況を常に把握できるようにしましょう。
  • 毎日少しずつ上達するようにしましょう。
  • 上達速度が上がるヒントや改善点を探しましょう。


これらは全て自己啓発におけるお決まりの言葉です。間違ってはいません。あらゆる決まり文句と同じように、ここには真実が含まれています。ですが、実用的なアドバイスに必要な繊細さが欠けているのです。上記のアドバイスに従えば、ゼロからどこかへと進むことはできます。でも、これは助けにもなる代わりに失敗の元になるアドバイスでもあると僕は思うのです。

それはこのアドバイスが行動の結果に重点を置いているからです。そして、あなたが目標に向けて進む意志の力、それだけを頼りとした話だからです。これは二重の意味で危険なことです。意志の力は有限なうえに、自尊心によってかなりコントロールされてしまうものだからです。

自尊心というのはおかしな奴で、あなたが何者か、ということについてたくさんの考えがあるようです。自尊心はあなたがあらゆる才能・能力を持っていると思っています。自尊心はあなたのセルフ・イメージというものを大切に抱えています。ここで問題なのが、そのセルフ・イメージが危機に瀕しているとあなたの脳が感じてしまった場合です。そうなったとき、脳は意志の力をシャットダウンし、自尊心を維持するためにギブアップする理由を作ってしまうのです。

このことが分かると、しっかりとした目標を設定し、その経過を追うことがビギナーにとって問題であることが見えてきます。新しいことを始めるとき、セルフ・イメージは危険に晒されます。意志の力が尽きてしまったり、目標が現実的でなかったりして、最初の数日か数週で目標達成できなかった場合、セルフ・イメージはたやすく脅かされてしまうことでしょう。もし自分で思っていたほど、自分は頭が切れるわけでも、才能があるわけでも、特別なわけでもないとしたら? そんな恐れが心に忍び寄る。そのとき自尊心は、「それが分かってしまう前にやめてしまう方が良い」と囁くのです。そしてあなたの意志の力はどこかへ消え、全ては振り出しへと戻ることになるのです。

目標設定をし、進捗状況を記録すること。それは馬の前に馬車を繋ぐようなものです。そうした行為はものごとの上達のための一部分ではあります。しかしファースト・ステップではありません。

不思議に聞こえるかもしれませんが、僕の経験からいうと、意志の力に頼るのをやめることで、かえって楽しく、また情熱的に物事に取り組めるようになります。また、より良い結果を生み、さらに一定の進み具合を維持できるようにもなります。しかし目標設定がファースト・ステップでないのなら、何を最初にするべきなのでしょう?

最初のステップとすべきは、習慣化に力を注ぐことなのです。

理屈では非常にシンプルなことです。いろいろなヒントやコツを使い、進捗状況を記録し、毎日改善を試みるというのは、いわば最適化の作業です。それは10%、50%、あるいは1000%の最適化となるかもしれない。しかし、ゼロに対する1000%の最適化はゼロのままです。

つまり、最初にすべきことは何かに得意になることではなく、何かを始めることなのです。


■目標はいらない?

実例を挙げましょう。この夏、僕は運動を再開したいと考えました。ブログにも「自分を真面目に受け取りすぎるのをやめよう」というタイトルでそれに関する記事を書きました。基本的に僕がやりたかったのは、週1,2回、気が向いたときにジムに通い、適当な運動をすることです。

僕がしなかったのは、ベストなエクササイズについての調査、新しい高価な運動靴を買うこと、効率的な筋肉増強のためにプロテインのサプリメントを買うこと、具体的な目標設定、有意義そうな成長の記録、などです。僕はただジムに行っただけです(週7日、一日14時間の仕事の合間に)。

ジムではしたいことをするだけでした。走ったり、腕を鍛えたり、足を鍛えたり。何でも。気分次第で早く帰ったりもしました。

やがて数週間全く行かなくなりました。

ここで興味深いのは次の点です。もし目標を設定し、進捗状況を記録していたら、ジムに行かなくなったことに強く失望していたでしょう。失敗だと感じていたでしょう。そして自尊心がこう言い訳させていたことでしょう。「多忙だからな。そもそも運動も好きじゃないし」と。そして意志の力は完全に枯れてしまっていたはずです。

でも実際はそんなことになりませんでした。時々通って、気が向いた運動をすることはまあまあ楽しいことでした。1日の中でのハイライトではありませんでしたが、少なくとも悪いことではありませんでした。何日かはどちらかと言えば行きたいと思ったくらいでした。そして、1、2週間行かずにいたら気づいたのです。運動していた頃のほうが調子が良かった、と

そう気づいたことで、ジムに対する気持ちが再び高まりました。そして、特に何かを気にせず、またすぐに通うことができました。ジムに行くことが気分を良くしてくれるということを頭で理解するのと、感情で理解するのは別のことです。そして感情での理解は、習慣として継続的な行動を取ることを促してくれます。いきなり週7日ジムに行き続ける人などいません。何年もかけて、じっくりとやっていくものなのです。

プログラミングなどで充分な経験を積むと、面白いことが起こります。「お、自分はこれ結構得意なんじゃないか。最初は上手くいかないかもしれないけど、自分なら対処できるようになるだろう」と分かるようになるのです。つまり、失敗に関して自分を責めないようになるのです。自尊心が回復できないほど傷つくことを避けられるようになるのです。恐れはもう忍び寄ってきません。こうした態度を身につけたとき初めて目標が必要になるのです。

そして今、僕はそうした地点にいるのです。いくつかのことに関して充分に上達し、いくつかの小さな成功を充分に収め、頭と感情の両方で自分の能力に自信を持てるようになりました。何かに失敗しても、現在の自分が充分でないだけで、自分自身が不充分というわけではないと分かりました。もはやエゴが脅かされる恐れはなく、目標設定をすることができます。しかしながら、現在僕はそのことに意識を向けているわけでもないのです。

僕は今学期の長期的目標を立てました。しかしそれを最終的に達成するために、僕はその進捗状況、そして自分がどこまでやっているかを常に追うことを得意とする必要があります。つまり僕が今学期に力を注ぎたいと考えているのは、メタレベルの目標なのです。要するに、目標に対する自分の位置について、内省し、自己分析することを習慣化したいのです。もしそれができれば、目標達成にも自動的に近づくことになるのではないかというのが僕の持論です。


■まとめ

話をまとめると、以下の通りになります。


習慣を作ることを学ぶ。

気楽かつ自分を脅かさない方法で、得意になりたいことを習慣的にやる。

習慣が出来たら、目標を決める。


得意にしたいことを習慣化することで、あなたは目標を決める頃には既に事を起こすに充分な実力を備えていることになります。それは多くの人に先んじることに繋がるでしょう。僕が思うに、目標設定は物事を極める最後の15%くらいの段階から有効になります。

アドバイスとは常にそういうものですが、今回お話ししたことも僕の経験に由来しています。もし僕が本当に成長しているなら、1年後にこの記事を見直し、「バカだったな」と言えるはずです。でも核となる部分は、あとになっても正しいままだと思っています。経験の本当の価値とは、ものの考え方にパラダイムシフトを起こすことよりも、こうした考えを明確にし、改善し、そして文脈化することを手助けしてくれる点にあります。どう進んだかは今後お知らせします。


Your Goals Are Holding You Back | Dan Shipper

Dan Shipper (原文/訳:河西良太)

Photo by Thinkstock/Getty Images.

  • ,,,,, - By

    香川博人

    LIKE

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    Sponsored

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    先日、政府は2017年度から公共料金や備品経費の支払いを全面的に電子決済にすることで、30億円の人件費削減が期待できるという発表をしました。 電子マネーやクレジットカード、ネットバンキングの普及により、私たちは現金だけではなく、時間と手間のかからない電子決済を活用する機会が増えていますが、それは企業や法人にとっても大きなメリットがあるようです。 そこで今回、現金決済から電子決済へとキャッシュレス  05:00 PM

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  

Kotaku

Recommended

© mediagene Inc.