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大嶋拓人  - ,,,  01:00 PM

就職や転職で「内定を受けるべきか辞退するべきか」を判断する心得

就職や転職で「内定を受けるべきか辞退するべきか」を判断する心得

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採用担当者からの電話で内定が出たことを知りました。長くて辛い仕事探しもこれで終わり。「やっと一息できる」と思うかもしれませんが、油断は禁物。内定を受けるか、辞退するかの難しい決断が待っています。不景気な時や現職から抜け出したい時などは、どのような内定でも魅力的に見えるものです。しかし、そういう時こそしっかり状況を理解した上で、後悔しない決断が求められます。今回は、米・ビジネス雑誌『Harvard Business Review』の寄稿編集者であり、ビジネスライター、コンサルタントでもあるAmy Gallo氏が「内定を判断する際に覚えておくべき心得」を語ります。


■専門家たちの見解

1つの企業に30年間勤め上げ、金時計をもらって退職するような時代はすっかり過去のものになりました。米・ハーバード大学ビジネススクールのBoris Groysberg教授は「会社員が平均3~4年で転職する現代では、企業からの内定をしっかり見極める必要がある」と述べています。また、イギリスを拠点に活躍するキャリア戦略コンサルタントのJohn Lees氏によると「統計を見ると、人々はキャリアについて考えるより、投資や休日の予定を考えるのにより長い時間を使っている」そうです。

アメリカのボストンを中心にコンサルティングを手がけるVantage Partners, LCC社の共同設立者で、書籍『The Point of the Deal』の共著者でもあるDanny Ertel氏は「転職の内定を見極める方法は、職歴や年齢など、個人の状況によってケースバイケース」と述べています。

では、どのように見定めて行けばよいのでしょうか?


■内定は獲得するものではなく、作り上げるもの

初めて詳細を話すのが、人事担当者から内定通知の連絡があってからでは遅すぎます。Ertel氏によると「仕事に対する希望や熱意は、転職活動の初期段階で話しておくべき」とのこと。

また、「将来的なキャリアプランは?」といった質問にも正直に答える必要があります。あらかじめ希望を伝えておけば、内定はより満足なものになります。内定を承諾するか辞退するかの判断は、単純な「イエスかノーの選択」ではありません。面接を通して交渉し、納得のいく内定を作り上げる姿勢を持ちましょう。不景気だったとしても、交渉せずに相手の言い分をそのまま受け入れるべきではありません。Lees氏も「遠慮して自分の希望を伝えなければ、機会を逃すことになる」と述べています。


■徹底した企業研究を怠らない

履歴書を送る前に転職候補の企業について研究するのは当たり前ですが、内定をもらった後でも徹底的に調べるようにしましょう。Groysberg教授は「転職で失敗する5つの理由」(英文)という自身のブログ記事にて、転職における最も大きな間違いとして「転職希望者が企業のことを十分に調べていない」と述べています。後で後悔しないためにも、企業、社風、社員などについてできるだけ多くの情報を集めましょう。

Ertel氏によると「一昔前より情報は集めやすくなった」と言えそうです。転職候補の企業に勤める社員をLinkedInで探し、仕事についてTwitterやFacebookで何を言っているか調べましょう。また、その企業がどのような計画や目標を持っていて、どのように自分が貢献できるかを話せるようにしておきましょう。特に不景気の時は、数年後も存続していそうな企業かどうかを見極める必要があります。Groysberg教授は「経済の変化が激しいため、現時点で成功している企業でも安心とは言えません。後で大きな問題になるのを防ぐためにも、入念に調べるように」とアドバイスしています。


■条件に完璧を求めない

複数の仕事に応募していても選考のタイミングがそれぞれ異なるため、必ずしもすべての内定を比較できるわけではありません。第1志望のA社でまだ面接が終わっていないのに、第2志望のB社から先に内定をもらうこともあります。こんな時、自分の頭の中にある「理想の条件」に固執しないようにしましょう。条件に完璧を求めず、現実的に考えることが大切です。複数の選考が同時に進行している場合は、内定が得られそうなものだけを選んで比較するようにしましょう。

Groysberg教授によると「自分にとって絶対に譲れない最低条件」をリスト化しておくのがオススメ、とのこと。理想の条件とは違っても、納得できるようなら受け入れるのも手です。少なくとも、まだ他に完璧な条件があるはず、と考えるのはやめましょう。Lees氏によると、大多数の人は理想の条件にこだわり過ぎる傾向があるそうです。しかし、表面的な条件以外にも、そのポジションで働くと履歴書に箔が付く、新しいスキルが身に付くなど、人によって満足する基準が違うため、自分にとって重要と思える選択をするのがポイントです。


■どうしても仕事が必要な場合の対処法

雇用情勢が悪いときは、内定の価値を必要以上に高く見積もってしまうものです。失業していると時、職探しを長期間している時は、ひどい条件でも飲んでしまう可能性があるので特に注意が必要です。そのような時は「仕事が必要だから仕方ない」と諦めるより、できるだけ短期間(6~9ヶ月間)の仕事をしながら転職活動を続けるようにしましょう。それができなければ、リスクがあることを理解した上で仕事に就く必要があります。

Groysberg教授によれば、多くの人は転職による取引コストを軽視する傾向があるそうです。家族、顧客との関係、自分の職業ネットワーク、将来的なキャリアなど、転職による影響は思いのほか大きいものです。容易に転職先を決めて短期間で仕事を辞めることになった場合、企業がこれまで投資した時間やお金が無駄になります。また、Lees氏によれば「多くの経営者や転職コンサルタントは短期間で転職した経歴をマイナス評価する」そうです。


■内定を辞退する場合に気を付けること

内定を辞退する時は慎重な対応が必要になります。履歴書を送って何度も面接に足を運んでいるため、相手は仕事を引き受けてくれると見込んでいるはずです。くれぐれも、興味がないのに思わせぶりな態度を見せるようなことは避けましょう。選考の途中で「もし、内定がもらえても断るだろう」と思えたら、採用担当者にその旨を伝えるべきです。言いにくいとは思いますが、双方にとって有益なのです。もちろん、まだ決め切れていないうちは交渉を引き延ばしてもOKです。面接で感じた懸念や希望を隠さず伝えましょう。腹を割って話すのは気分が良いだけでなく、最終的には満足できる内定を作り上げることにもなります。

それでもやむを得ず内定を辞退する際は、これまでに採用担当者が割いた時間や労力をしっかり理解しましょう。仕事や給料を理由にするのではなく、なぜ自分が適任でないのかを説明するのです。このような丁寧な対応が、将来のキャリアにもつながっていきます。Ertel氏によれば「将来的に新しい人が必要になった時、採用担当者が連絡してくれるような状態にしておくのが得策」とのこと。面接を通して知り合った人との関係は、今後もずっと続くと考えましょう。


■これまでのポイントまとめ

やるべきこと

  • 転職候補の企業について徹底的に調べる。働く環境やキャリアについても具体的なイメージを持っておく。
  • 自分の希望や懸念を面接段階で話しておく。ただ単に内定を獲得するのではなく、作り上げる姿勢を持つ。
  • 「理想の条件」に囚われないように注意する。すべての内定を同時に比較できないため、「自分にとって絶対に譲れない最低条件」を決めておく。

やってはいけないこと

  • 「不景気だから仕方ない」と諦めて、ひどい条件を飲んでしまう。
  • 内定の価値を必要以上に高く見積もる。
  • 内定を辞退する際に「仕事や給料が気に入らなかった」と伝える。


■内定をもらった2人の実例

上記の内容を含めて、以下に2つの実例を紹介します。どちらも検討した上で「辞退」を選んだ人たちのケースです。

ケース1:Heatherさんの場合

Heather Goodmanさんは双子の親になってからフルタイムの仕事には戻らないと決めていました。代わりに、フリーランスとして大学や公営企業を相手に働くことにしました。しかし、取引先の企業で魅力的なポジションが空いていることを知り、応募しました。これまではフリーランスで仕事を受けていたこともあり、仕事そのものを気に入っていました。また、オフィスの責任者であるJill氏は素晴らしい人で、尊敬もしていました。条件としてはフルタイムの仕事でしたが、Heatherさんはフレキシブルな勤務を希望しました。Jill氏は「まず選考を受けてみて、その後で交渉する」ことを勧めました。

面接から1週間以内に、Jill氏は内定が出そうなことを知らせてくれました。すぐに人事担当者に「フルタイムではなく80%の勤務時間にしてほしい」と正式に伝えました。Heatherさんは「私が最も有力な候補だと聞いていたし、仕事ができることはすでにJillが知っていたので大丈夫だ」と思ったそうです。しかし、人事担当者はフルタイムのポジションを提示してきました。Jill氏に人事担当者と話してもらいましたが、結局フルタイム勤務の条件は変わりませんでした。

フルタイムであることを除けば、Heatherさんにとって理想的な内定でした。得意分野で、スキルを磨く機会にもなり、環境も気に入っていました。6日間ほど悩んで「まだフルタイムでは働けない」と決意しました。彼女はこう続けます。「これだけ理想的な内定を辞退するのは本当にもったいないことですが、子供のためには仕方がないと思えました。代わりに、母親としての仕事を引き受けたのだと自分に言い聞かせました」。

その後、Heatherさんは採用に関わってくれたすべての人に感謝のメッセージを送りました。また、今回は家族のために辞退することになったものの、将来的に機会があればまた連絡してほしいとも伝えました。彼女は辞退したことを後悔していません。Jill氏からは業務を拡大する計画について聞いており、将来的に人手が足りなくなれば、フレキシブルな条件で声がかかる可能性もあるでしょう。


ケース2:Isabelさんの場合

採用コンサルタントのIsabel Sotoさんは、過去に2つの内定を辞退した経験があります。2006年、彼女は自分のコンサルティング会社を設立しましたが、経済の悪化が原因で2008年にはほとんどの大型顧客と取引関係を解消しました。2011年になっても細々とした課題を続けていましたが、もっと安定した仕事が必要でした。最初に気になったのはユタ州にある企業の人事マネージャー職で、一次面接を終えると、勤務地以外の条件はとても良さそうだと思えました。次の面接で上級役員に会ってみると、とても率直に会話ができ、さらに好印象を持ったそうです。

採用担当者はIsabelさんが第1候補だと教えてくれましたが、Isabelさんはもっと社風について知っておきたいと考えていました。採用担当者はIsabelさんにCEOのYoutubeビデオを紹介してくれました。そのビデオでは、モラル向上を目的とした社員教育の様子が映っていました。Isabelさんはこう続けます。「もちろん仕事は欲しかったのですが、あの社員教育だけはできないと思いました」。その後、採用担当者に選考を辞退したいと伝えました。辞退の理由も「ビデオを見て、社風が合わないと感じた」と正直に伝えました。

それから数ヶ月後、Isabelさんは地方大学の人事マネージャー職に応募していました。何度か面接をした後、採用担当者は内定を出しましたが、Isabelさんはまだ決め切れていませんでした。ストレスがない環境、手厚い福利厚生、仕事の安定性など、メリットは多かったのですが、職位の割に権限が小さく、仕事で達成感が得られない可能性が気になっていたのです。彼女はこう続けます。「そんな理由で辞退してはいけないと思って悩みましたが、結局辞退することにしました。給料がもらえて福利厚生がしっかりしているのは魅力的ですが、後悔することになると思いました」。

1つ目の例と共通するのは、辞退した時にしっかりその理由を採用担当者に伝えているという点です。Isabelさんも過去には言いにくくてなかなか辞退できなかった頃があったそうですが、今はそれほど気にしなくなったそうです。実際、採用担当者は彼女の率直なフィードバックに好印象を持っていました。現在は顧客が戻ってきたこともあり、仕事探しを継続しながら以前のコンサルティングを再開しました。当時は少し後悔も感じていたようですが、今では辞退して良かったと思えるようになったとのこと。

(※注:事例内の名前は架空のものです)


Accept the Job Offer or Walk Away? | Harvard Business Review

Amy Gallo(原文/訳:大嶋拓人)

Image remixed from ostill (Shutterstock).

  • ,,,,, - By

    香川博人

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