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itouitou  - ,  09:00 PM

「良い感情」が仕事とモチベーションにとって大切な理由

「良い感情」が仕事とモチベーションにとって大切な理由

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あなたは仕事をする時、自分の感情をどう扱っていますか? 感情は大切なフィードバックです。感情と仕事を切り離せるなんて考えてはいけません。ToDo管理サービス『iDoneThis』の共同創設者であるWalter Chen氏は、脳が感情をどう処理するのか、また感情がモチベーションや生産性にどう関わるのかを調べてみたそうです。以下、Chen氏の報告を聞きましょう。


私は、よく言われている「理想的なプロフェッショナル像」が大嫌いでした。冷静、有能、すばやい決断力、高い処理能力、そしてパワフルな実行力。それはそれは結構なことです。決して興奮せず、混乱もしない人が理想の社員というわけです。まるで理想の掃除機について話しているみたいじゃないですか...。

私自身はそんな風に働けません。私にとって一番大切なことは「今日はどんな気分かな?」ということです。私たちは感情を「仕事の邪魔をするもの」と考えがちです。子どもの頃から、感情は「論理的思考や合理的行動を妨げる」と聞かされてきたのです。しかし、私たちは人間であり、たとえ仕事の時だとしても、人間性を閉め出すことは不可能なはず。私は以前から直観的にはそう感じていました。私はその漠然とした感覚の真偽を確かめようと、いろいろと調べてみることにしました。


■感情は仕事にどう関係するか?

調べてみると、多くのことがわかりました。例えば、感情はビジネスの成功にとって重要な役割を果たしています。感情によってあなたの頑張りが変わってくるからです。しかし、管理職の多くはそのことを理解していません。

心理学者のTeresa Amabile氏とSteven Kramer氏は、600人以上の管理職にインタビューを行いました。結果は驚くべきものでした。管理職の95%は「何が社員をやる気にさせるのか」について完全に誤解していました。大切なのは昇給やボーナス、要はお金だと考えていたのです。

ところが、12000人の社員を対象にした別の調査では、やる気に一番関係があるのは「感情」でした。お金ではありません。意味のあるゴールに向かって毎日進んでいる、その実感こそが大切だったのです。『モチベーション3.0』の著者ダニエル・ピンク氏は次のように言っています。

金銭的報酬が大きくなればなるほど、パフォーマンスは低下します。お金はモチベーションになりません。感情こそが大事です。


エドワード・デシ博士の有名な実験では、お金と感情的フィードバックのどちらがモチベーションにつながるかが明確に示されました。被験者は2つのグループに分けられ、パズルを解くように指示されました。グループAにはパズルを解けた報酬として現金が支払われます。グループBには何もありません。そして、被験者たちがパズルを解くのを諦めるまでに、どれくらいの時間パズルに取り組んだかを調べました。結果は予想通り。報酬をもらうグループAの人たちは、グループBよりも平均で2倍以上の時間をかけてパズルを解こうと頑張っていました。

ところが翌日、驚くべきことが起こりました。グループAに対して「今回は報酬を減額する」と伝えられました。すると、グループAの人たちはパズルへの興味を失ってしまったのです。一方、グループBは前日にも増してモチベーションが高く、意欲的にパズルに取り組んでいました。お金ではない何かがモチベーションを上げていたのです。いったいそれは何でしょうか?


■本当のモチベーションを与えてくれる3つのもの

ピンク氏によると、本当のモチベーションを与えてくれるものは次の3つだそうです。

  • 自律性:自分の人生のことは自分で決めたい
  • 熟達:進歩していきたい
  • 目的:世界を変えたい

この3つがうまく働けば、Amabile氏とKramer氏が言うところの「インナー・ワーク・ライフ・バランス」も整います。「インナー・ワーク・ライフ(個人的職務経験)」とは、私たちが日々職場で経験している「認識」、「感情」、「モチベーション」の相互作用のことです。

職場での出来事に対する状況認識(自分の仕事の意味や価値といったもの)と感情的反応がモチベーションに大きな影響を与えます。ピンク氏の言う「自律性がある」、「熟達している」、「目的に向かっている」という認識が、感情にも作用し、モチベーションにつながるのです。ここでも、感情がモチベーションに大きく影響することは変わりません。

デシ氏の実験では、金銭的報酬がモチベーションを低下させてしまいました。外部からの報酬が、人間が生来持っている3つの心理的要求、すなわち「自律性を持ちたい」、「有能感を得たい」、「他者とつながっていたい」といった意思を阻害してしまうのです。また、デシ氏は「BBC.com」で、「自ら考える人、問題解決ができる人、創造的な人のモチベーションを上げるには、金銭的報酬ではうまくいかない」とも話しています。


■感情がモチベーションに結びつくとき、脳内で何が起きているのか?

Amabile氏とKramer氏は次のように言っています。

感情の状態によって、仕事のモチベーションは急騰もすれば急降下もする。


脳は感情をどう処理するのでしょうか? 感情と「モチーベション」や「生産性」はどんな関係があるのでしょうか? 皮肉なことに、感情をつかさどる脳の部位は認知をつかさどる場所でもあるのです。Richard J. Davidson氏は、感情と認知の相互関係について次のように説明しています(PDFファイル)。

脳内では感情と認知は切り離せないものです。感情を司る「大脳辺縁系」は認知プロセスにも大きく関与しているのです。


感情は、思考や記憶、注意、推論といった認知機能と直接つながっています。

ポジティブな感情がモチベーションや生産性に良い影響を与えることはわかりました。では反対に、ネガティブな感情はどんな影響を及ぼすのでしょうか? 著名な心理学者であるAlice Isen氏によると、ポジティブな雰囲気が創造的な問題解決を促進する反面、ネガティブな感情は思考の幅を狭めてしまうそうです

恐怖や悲しみのようなネガティブな感情は、創造性や生産性にとって有害な脳の活動や思考パターンを生み出します。リスクを回避する、長期的な視点で見る、 理性的に判断するなどができなくなります。


興味深いですね。私自身、ポジティブな思考が仕事のパフォーマンスを向上させることは認識していましたが、ネガティブな感情が及ぼす影響についてはわかっていませんでした。今ではなるべくネガティブな感情を抑えるように気をつけています。


■インナー・ワーク・ライフを改善し、モチベーションを保つ3つのポイント

ポジティブな感情や健全なインナー・ワーク・ライフが仕事のパフォーマンスを向上させることがわかった今、もはやロボットのように冷静沈着な「理想の社員」がナンセンスなことは明らかです。

ポイントは、自分の感情と思考をよく観察し、モチベーションアップに役立てることです。感情と思考をポジティブに保つためには以下の3つを心がけてください。

1. エクササイズ
体を動かすと血液中にエンドルフィンなどの化学物質が放出され、ただちに気分がよくなりストレスも減少します(ライフハッカーでも運動と幸福感の関係については以前にご紹介しました)。エクササイズで体が健康になれば、感情も健康になります。とはいえ、なかなか続かない人もいるでしょう。最初のうちはハードルを低くするのがコツ。10kgのリフティングが楽にできるなら、あえて5kgから始めます。

2. 成功する環境を整える
Amabile氏とKramer氏が発見した最も重要な事実は「仕事での進歩」こそがインナーワークライフを改善するカギだということです。仕事を進歩させることは簡単ではありません。自分をよく観察し、何が仕事を進歩させ、何が障害になっているかを調べてみましょう。多すぎる会議や煩わしいマイクロマネージメントが進歩を阻害しているかもしれません。逆に、進歩を促進してくれるものは増やすようにします。人との気持ち良いコミュニケーションや自立の感覚が助けになっているかもしれません。「進歩の感覚」が感情と脳を活発にし、創造的な仕事につながるのです。

3. 内省と点検
インナー・ワーク・ライフに注意を払ってください。ワークダイアリーに、仕事に関する思考と感情を書き出すとよいでしょう。『iDoneThis』のようなツールを使うのもありです。内省を習慣づければ自分のパターンがわかってきます。仕事や職場の人間関係に対する洞察が得られたり、自分の実績を正しく評価できたりするようになります。また、何があなたの助けになり、何に妨害されるのかもわかってくるでしょう。ジャーナルをつけるだけでも気分が高まり、認識プロセスも促進されます。すなわち、インナー・ワーク・ライフが改善されるのです。毎日10分間だけでも内省やジャーナル、自己評価の時間をとるようにしましょう。


■感情が意思決定のカギ

最後にもう一つ質問。意思決定は知的能力によってなされるのでしょうか? 私自身ずっとそう思っていました。ところが大間違い。アントニオ・ダマシオ氏はこれを「デカルトの誤り」と呼んでいます。ダマシオ氏によると、意思決定のカギとなるのは「強い感情」だそうです。

ダマシオ氏の患者のひとりElliot氏は、脳の一部が損傷して、知的能力は保っているものの感情を認識する能力を失ってしまいました。その結果、意思決定や未来を計画する能力を失ってしまったのです。そして仕事を続けることもできなくなりました。


人間の脳はその特性上、感情を必要としているのです。感情がなければ、論理的に考えたりモチベーションをもったり、意思決定することすらできないのです。


The Science Behind What Motivates Us to Get Up For Work Every Day | Buffer

Walter Chen(原文/訳:伊藤貴之)

Image remixed from Wessel du Plooy and liskus (Shutterstock).

  • ,,, - By 松尾仁LIKE

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