• GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

matsuokamatsuoka  - ,,  02:00 PM

運動中、脳には何が起きているのか? 運動すると気持ちいい理由を解明

運動中、脳には何が起きているのか? 運動すると気持ちいい理由を解明

120907happensbrains.jpg


「運動すると、カラダに何が起こるのか?」そう、筋力やスタミナがつきます。定期的に運動していれば、オフィスの階段をのぼることだってへっちゃらです。では、運動と脳の関係についてはどうでしょう? ソーシャルメディア共有アプリ『Buffer』の共同創業者であるLeo Widrich氏による「定期的な運動と幸福感の関係」についての解明を紹介します。


■運動中、何がきっかけで脳内に幸福感が生まれるのか?

神経伝達物質「エンドルフィン」によって、運動中、気分がよくなることは広く知られていますが、それが運動とどのような関連を持ち、ヒトにどのような影響をもたらすのでしょうか。まずは、実際に脳内でどのようなことが起こっているのか、みていきましょう。

運動をはじめると、脳がストレスを認識します。心臓の負荷が増えるにつれ、脳は「この『敵』と戦うのか、それとも逃げるか」を考えます。また、このストレスから自分自身と脳を守るため、「BDNF(脳由来神経栄養因子)」と呼ばれるタンパク質を分泌します。BDNFは、メモリーニューロンに対する保護と回復の因子を有しており、いわばリセットスイッチのような働きをします。それゆえ、運動のあとは気持ちが楽になり、物事がクリアになったかのような気分になるのです。

これと同時に、脳ではストレスと戦うもうひとつの化学物質「エンドルフィン」が分泌されます。エンドルフィンの主たる目的について、研究者のマクガーバン(MK McGovern)氏は、次のように述べています。

エンドルフィンは、運動の不快感を最小化し、苦痛な気持ちを防御する。むしろ、強い高揚感すら促すものである。

運動中、脳では多くのことが行われているのです。座っていたり、精神を集中させたりしているときよりもずっと活発です。下の図のように、静かに座っていた後の脳(左)と、20分ウォーキングした後の脳(右)を比べてみると、その違いは一目瞭然です。

120829brainexercise2.png

以上のことからわかるように、BDNFやエンドルフィンこそ、運動がヒトを気分よくさせる要因です。BDNFやエンドルフィンは、モルヒネやヘロイン、ニコチンといった常習性のある物質とも類似しています。そう聞くと怖いものでもありますが、これらと異なり、人体に良いものである点が大きな違いです。


■運動量よりも、集中するタイミングが重要

運動がヒトを幸せな気分にする理由と、そのときの脳細胞内のメカニズムがわかったところで、「最適かつ長時間、分泌を促すにはどのようにすればよいのか?」を明らかにしていきましょう。

米ダートマス大学の最近の研究(英文)によると、生産性や幸福感の観点からいえば、定期的に運動をしていれば、ある特定の日に運動していなくても、あまり問題はないことが明らかになっています。生産性を見るために行われた記憶テストでは、次のような結果になったそうです。

被験者の記憶テストの結果によると、「それまでに1カ月間運動をしていたが、テストの日は運動しなかった」という人は、「座ったままの生活」だった人に比べて成績がよかった。しかし、「テストの日に運動した人」が、最も好成績であった。

米紙『ニューヨーク・タイムズ』の人気作家グレッチェン・レイノルズ(Gretchen Reynolds)氏は、著書『The First 20 Minutes: Surprising Science Reveals How We Can: Exercise Better, Train Smarter, Live Longer』において、このテーマを採り上げています。これによると、最高レベルの幸福感と健康への効用を得るためには、プロのアスリートになる必要はなく、むしろ、日常生活で幸福感や生産性をピークに持っていける程度の運動量こそ必要なのだとか。

普段、座った状態が多い人は、動きはじめの最初の20分間が、健康への効用を最大化するポイント。寿命を延ばし、病気リスクを減らすなら、動きはじめの最初の20分が肝心である。

つまり、気負ったり、激しい運動に身構えたりする必要はありません。幸福感を毎日フルモードにするためにやるべきことは、「最初の20分」に集中することだけなのです。

英ブリストル大学の研究結果によれば、運動をした日の被験者の気分は、運動後に明らかに改善していました。また、その気分は冷静さを除き、運動しない日もおおむね保たれていたそうです(英文記事)。


■運動を習慣化しよう

いわずもがな、定期的に運動するのは「言うは易く、行うは難し」。毎日、運動する習慣を身につけるには、多大な集中力を要します。くれぐれも肝に銘じておくべきことは、「運動は生活の要となる習慣だ」ということ。毎日の運動は、幸福感につながるものにとどまらず、日常生活におけるその他すべての分野において、成長につながる道でもあるのです。

筆者の同僚で、Bufferの共同創業者ジョエル・ガスコイン(Joel Gascoigne)氏は、最近のブログ記事(英文)で、毎日の運動が日常生活にもたらす力について書いています。

9時半までに、現在Bufferで自分が抱えている最も重要なタスクであるコーディングを1時間やり、ジムで汗を流し、30分間メールの対応に充てています。まだ朝9時半という時点で、すでにこれだけのことが終わっているなんて、とてもいい気分です。

ジョエル氏によると、毎日の運動を楽しくするためには、以下がポイントとのこと。

ジム用ウェアは目覚ましの近くに置く:シンプルだけれど、最も強力な手段のひとつ。就寝前にジムに必要なものをすべてそろえておけば、朝、ウェアに着替えるように自分を説得するのも、ずっと楽になります。

運動するごとに毎回履歴をつける:定期的に運動しようとする場合、重要なのは「習慣化」すること。Bufferの公式ブログ記事「The big list of 100 tools, tips and tricks to work more efficiently online(オンラインでより効率的に仕事をするためのツール/コツ/裏技100選・英文)」では、フィットネス系のアプリも紹介していますが、中でも、『Fitocracy』や『RunKeeper』は、運動の履歴を記録するのにおすすめ。運動後シャワーを浴びる直前、ジムから出た後など、忘れないうちに、記録するようにしましょう。

小さい規模から始める:実際、私は1回5分、週3回から、運動をはじめました。たった5分、週3回程度なら、たいしたことはありません。誰でも続けられ、習慣化しやすいのです。5~10分程度からはじめることがポイントです。


■高揚感は最初にマックスになる

前述のとおり、脳内でのBDNFの上昇が、気分を高めます。この効果は薬物常習と似たもので、運動しはじめるとき、高揚感は最高レベルに達します。

エンドルフィンの分泌には常習性の作用があり、時間がたつにつれ、同じレベルの高揚感を得るには、もっと運動が必要になる(マクガーバン氏)。

つまり、これまで運動をしたことがない人や、長い間運動から遠ざかっている人は、今この瞬間に運動をはじめれば、最高の幸福感を得られるというわけです。いよいよ、スポーツの秋も到来。運動で、ハッピーな気分を味わってみませんか?


Photo by Thinkstock/Getty Images.

What happens to our brains when we exercise (and how it makes us happier) | Buffer

Leo Widrich(原文/訳: 松岡由希子)

MORE FROM LIFEHACKER

powered by

Kotaku

Recommended

© mediagene Inc.