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yamasaki  - ,,,,,  03:00 PM

失恋のほうが記憶に強く残るように、投資も損した方がキツい~マネーハック心理学(4)

失恋のほうが記憶に強く残るように、投資も損した方がキツい~マネーハック心理学(4)

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それほどリア充な人生ではありませんでしたが、それでも失恋経験くらいはあるオタクFP山崎(@yam_syun)です。

よく、「振ったほうは相手のことを忘れられるが、振られたほうはなかなか相手のことを忘れられない」といわれます。マンガやヒットソングの定番ネタでもありますが、この感覚、資産運用においても同様の現象のあることが指摘されています。

心理学的な部分も含めて投資家の行動を分析する、行動ファイナンスの研究成果を個人の資産運用に活かす「マネーハック心理学」、今回は「損をしたときのココロの持ち方」についてです。


行動ファイナンス :「人はいつも合理的に動くのではない」という前提に立ち、人間の心理が経済活動にどう影響するかを研究する分野のひとつ。行動経済学。

第3回:私たちは2つの数字を正しく比較できない
第2回:投資も恋も「過去の思い出」に引きずられてはいけません
第1回:投資における「自信過剰」の罠を回避するには


それでは考えてみましょう。


■100円儲かるより100円損するほうが悔しい

株式なり投資信託なり、資産運用をしていると、必ず利益か損失が生じます。価格を時価評価する商品については、完全にフラットなまま時間が経つことがないからです。どんなに小さい金額であっても、上下にぶれていきます。たまたま同じ値段に戻っていた瞬間があるかもしれませんが、あくまで一時的な話です。

このとき、合理的な人であれば、100円の儲けと100円の損失は同じ程度に喜ぶ/悔しがるはずです。そして、適切なタイミングを考えて利益確定したり損失確定をすることを検討します。

しかし、人間は、損失と儲けを同価値に感じることができないことが分かっています。これは行動ファイナンスにおいて、「プロスペクト理論」あるいは「損失回避」等の考え方で説明されている事実です。利益に対する喜び、損失に対する痛み、そしてそれぞれの度合いに連動した感情の拡大についてはグラフ化されているほど研究が進んでいます。


プロスペクト理論:いくつか選択肢があるなかで、人間がどう意思決定をするか示した理論。実際の利得・損失の大きさと主観的な感覚とは、必ずしも直線的な相関関係にないとしている。(編注)


先ほどの「合理的な人」であれば、感情の動きは比例関係、つまり一直線になるはずです。しかし私たちの感情は非合理的に動きます。そう、「利益と損失に対して生じる感情は非対称的」なのです。

そして、どちらが感情が大きく動くかというと、損したほうがキツイとされているのです。


■恋愛の成功体験より、失恋体験のほうがいつまでも心に残るのは道理

最初のネタ振りで、「恋愛の成功体験」と「失恋体験」を話題としました。「振ったほうは相手のことを忘れられるが、振られたほうはなかなか相手のことを忘れられない」というやつです。

これは行動ファイナンス的に考えてみると道理です。1段階儲かるときの喜び(つまりプラスの感情)に対して、1段階損をしたときの悲しみ(つまりマイナスの感情)は2.25倍くらいダメージがあると、行動ファイナンスでは述べています(※)。

つまり、恋愛の成功体験より失恋体験のほうが2.25倍心に残ることになるのです。

失恋体験がいつまでも心の傷となっている人はうじうじしているのではないのです。単に失恋体験のほうがココロに及ぼす影響力が大きいからなのです。


■損失と利益は等価値に感じられないならどう対処すればいいか

失恋の感情は、新しい恋愛をしながらも、ココロに残していってもいいでしょう。しかし、投資ではもう少しうまくやりくりしなければ損失は残ってしまいます。

まず、損失と利益が等価値に感じられない、ということを意識することです。特に損失について投資家としてつきあっていくように感情をコントロールしていかなければなりません。

損失について「まだ売却しなければ確定していない(いつかは株価が戻るかもしれないから)」といった感情にもとづき、いつまでも手放さないのは、失恋に未練たらたら、という感じでしょうか。もし回復不能(時間は長くかかり、それでも価格が回復するか定かではない)と思うのであれば、感情を整理し、手放す時なのです。

「あのとき、買わなければ良かった」とか「あのとき、さっと売っておけば良かった」のようにいつまでも過去を引きずっているのも、恋愛の失敗をいつまでも振り返っては、シミュレーションを繰り返しているようなものです。「たら・れば」をいくら積み重ねても、将来のトレーディングに役立つことがあっても、今の損失には役立ちません。やはり、辛い感情を整理する意識を持つことが必要でしょう。


■辛いからと鈍感にならないように

ところで、恋愛の辛い感情が記憶の遠くになって薄れていくように、損失の辛い気持ちを「鈍感」というベールで覆い被せてしまう恐れもあります。

プロスペクト理論で興味深いのは、損失が拡大すると、感情の振幅がどんどん比例しなくなるということです。10万円で買った株が2000円マイナスになるまでは痛みを覚え葛藤していたのに、1万円以上下がるとヤケになってしまい無感動になってしまうようなことがあります。つまり痛みに「鈍感」になってしまうことで、現実から目を背けているわけです。これも行動ファイナンスの研究で明らかになっています。

これも投資でありがちな感情的ミスです。恋愛の辛さをお酒で忘れるのも人生ですが、投資の痛みに無感動にならないようにしてください。


※参考文献:『行動ファイナンス入門』(角田 康夫、PHP研究所 、2009)

(山崎俊輔)
Photo by Thinkstock/Getty Images.

  • ,,,,, - By

    香川博人

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