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yamasaki  - ,,,  03:00 PM

私たちは2つの数字を正しく比較できない~マネーハック心理学(3)

私たちは2つの数字を正しく比較できない~マネーハック心理学(3)

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発売延期になったnasneが届くのを心待ちにしつつ、発売予定日までにクリアすべき締切の多さに怯えるファイナンシャルプランナー山崎(@yam_syun)です。

さて、行動ファイナンスの成果を活かしたお金の貯め方、殖やし方を考える「マネーハック心理学」の第3回です。


行動ファイナンス :「人はいつも合理的に動くのではない」という前提に立ち、人間の心理が経済活動にどう影響するかを研究する分野のひとつ。行動経済学。

第1回:投資における「自信過剰」の罠を回避するには
第2回:投資も恋も「過去の思い出」に引きずられてはいけません


今回は学問的な話というより、投資初心者が陥りやすい罠を紹介します。それは「2つの数字は正しく比較できない」というものです。


Photo by Thinkstock/Getty Images.


数字は、世の中を観測し把握するためには大切で便利な道具です。しかし、数字はいつも私たちを騙そうとしています。というのも、私たちはいつも「数字を比べる」習慣があるからです。

スーパーマーケットなら話は明確です。「リンゴ100円、梨が120円」と書いてあれば、「お腹に入る果物1つ」としてグルーピングできるので、「リンゴのほうが安い」と判断できます。しかし、資産運用は消費財とは異なるアタマをもつ必要があります。


■金融商品の世界は、どちらかといえば、陸上競技のようなものです

同じフィールドで競い合っていても、100M走の条件とタイム、走り高跳びの条件と記録を並べても意味がありません。また、同じ競技であっても天候や風速によっても記録は左右されます。オリンピックと国体、インターハイは出場選手が違うため、記録の比較に配慮する必要があります。

「お金」という同じフィールドであっても、違う競技を違う条件で競っています。「数字」が重要なのではなく「数字の意味」が重要なのです。

私たちはA社株とB社株のどちらを買おうかと考えるとき、まず、両者の株価を見比べてしまいます。しかし、実は違う会社の株価の数値比較には何の意味もありません

それでも数字に引きずられるのはなぜなのか。その原因と対策を考えてみましょう。


■1000円のA株と、600円のB株はどちらが「有利」か

株価は「比較の対象」だと投資初心者は思っています。

例えば、とある家電メーカーA社の株について「昨年の今頃は1600円だったけれど、今は1000円を切っている」という比較ならば、問題はありません。一年前と比べて株価が大きく下がっていることが分かりますので、その要因は何であるか、また回復の可能性はあるか(投資の妙味はあるか)検討することができます。

しかし、このとき、同じ家電メーカーB社の株価を並べて「比較する」とどうでしょうか。

同じ家電メーカーのB社株は、今は600円を切るような水準です。1年前は800円程度だったので、こちらも下がっていることが分かります。

ですがこのとき、1000円のA社株がB社株の600円より「高い株価」と考えるのは間違いです。なぜなら、それぞれの株価はそれぞれの上場の状態、株式発行数、分割の経緯などによって形成されており、比べる前提が揃っていないからです。

これは、A社製・B社製のテレビが家電量販店に並んでいるのとは、決定的に違います。

同じ画面サイズであれば、どちらが安いか高いか比較ができるのですが、株式市場において株価を単純に比較することはできません。同じ株式市場には1000社以上の株が上場していて、似たような数字が並んでいます。しかし、これらの数字をただ単純に比べても、意味はないのです。

ただし、「率」で比較するのは、条件を揃えた誤解のない比較だといえます。前述B社の1年あたりの下落率は37%、A社は下落率25%となりますが、これらふたつの数字を並べるのは合理的な数字比べだといえるでしょう。さらにTOPIX(東証一部上場企業の株価指数)の1年間の下落率は実は5%にもならない、なんてことが情報として加われば、さらにいい感じの比較になります。

これは投資初心者のよくあるミスなのですが、投資に慣れてきても、目の前に似たような数字がふたつ並ぶと理性的に比較することが難しくなってしまいます。十分に気をつけなければなりません。


■「投資信託の基準価額が12000円だと割高、だから割安の8000円のほうを買う」という間違い

一般に、投資初心者向けのリスク商品とされる投資信託も、「数字を並べると判断を間違えやすい」商品です。投資信託については「基準価額」という数値があり、その投資信託の価格水準を示します。一般に、商品のスタート時に10000円の基準価額を設定します。例えばこれを10000口の基準価額であったとします(スタート時、10000口が10000円)。

投資信託は株式や債券等を保有しており、それらの値動きがありますから、基準価額は変動します。例えば保有資産が20%上がれば、10000口の基準価額は12000円ということになります。逆に保有資産が20%下がれば、10000口の基準価額は8000円ということになります。これにより、保有している投資信託の時価の変動を簡単に計算できる仕組みです。

このとき、よくある誤りは、ある時点の基準価額の高低を評価の対象や売買判断に用いてしまうことです


まず、基準価額10000円より高い投資信託をみると、「もう割高だから買い時ではない」と考えたり、基準価額8000円の投資信託を見ると「割安だから買うべきではない」と判断してしまいます。

あなたが10000円のときに購入・保有しているのであれば、値上がり・値下がりしているのは事実なのですが、もし初めて購入しようとしているのであれば、8000円であることや12000円といった「買ったときの基準価額」があなたの原点となります。「今よりも値上がりの可能性はあるか」だけを見ればいいはずなのに、数値に騙されてしまうのです。

また、比較をするときにもC投資信託(基準価額12000円)とD投資信託(基準価額8000円)をみて、Cのほうがいい、のようにミスリードされることがあります。それぞれの運用対象が違えば、投資信託がスタートした時期も違うのですから、単純比較は無意味なことがほとんどです。なのに、ついつい誤った数字比較をしてしまうわけです。


■正しい比較は難しいことを前提に考えよう

数字は、客観性をもって情報を判断するために役立ちます。セールストークやパンフレットの美辞麗句より冷静に比較する材料となるでしょう。しかし、比較の意味が無い2つの数字をみて、善し悪しを比べることのないようにする必要があります。

こうしたミスリードを避けるためには、「2つの数字の比較は、簡単なようで難しい」ということを自分に言い聞かせておくといいでしょう。

例えていうならば、走り幅跳びの記録と走り高跳びの記録を「どちらもメートル表示だから」と比較する人はいないようなもの。「数字」が重要なのではなく「数字の意味」が重要なのです


(山崎俊輔)

  • ,,,, - By

    友清哲

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