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尾越まり恵尾越まり恵  - ,,,,  06:00 PM

阿川佐和子さんから学ぶ、「聞く」極意

阿川佐和子さんから学ぶ、「聞く」極意

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文藝春秋から出版された阿川佐和子さんの『聞く力が50万部を超える大ヒットとなっています。阿川さんと言えば、これまでに1000人以上もの方々と対談をこなしてきた「聞く名人」ですが、驚いたことに、もともとは人と話すことが苦手だったそうです。

多くの対談やインタビューを経験することで、「阿川さんと話すとなぜか喋り過ぎてしまう」と言われるほど聞き上手になっていったと言います。

「聞く」という行為は大変難しく、ビジネスの世界では「傾聴のスキル」と呼ばれ、企業によっては専門の研修が用意されていることもあります。一説には、話すことよりも聞くことの方が難しいから、人間には口は一つしかないのに耳は二つあるのだ、なんていう話もあるほど。

『聞く力』には阿川さんのこれまでの失敗談、成功談がたくさん詰まっています。ビジネスパーソン向けというわけではありませんが、日常のビジネスシーンでも役に立ちそうなポイントが多く含まれていました

そこで、阿川佐和子さん流の「聞き上手になれるポイント」をいくつかご紹介します。



1.声が聞こえなかったときの正しい聞き返し方

人と話をする際には、誰しも「相づち」を打つことがあるはずです。

普段意識していないと思いますが、相づちの打ち方は十人十色(以前の職場に「なるほどですねぇ」と返事をするのが口癖の人がいて、何だか妙な相づちだなぁ、と思った記憶があります)。そしてこの相づちは実は会話において大切な役割を果しているのです。

相づちがまったくなければ、話をしている人は「この人、ほんとに話を聞いているのかな?」と不安になってしまいます。対して、短いあいづちを挟むことによって、会話がテンポ良く円滑に進むこともあるといいます。

では、相づちの延長にあるシチュエーションの話です。相手の声が聞こえづらかった場合、皆さんはどのように聞き返しますか? 「えっ?」と聞き返すことが多かった阿川さんは、対談をしたある方にこう言われたそうです。

「僕、人に『えっ?』って言われると、傷つくんですよ」。

そこで阿川さんは、ハッとします。


言われてみれば、確かに「えっ?」という言葉にはちょっと刺があります。「えっ?」の裏には、「聞こえないよ、そんな小さな声じゃ」とか「まさか、そんなこと言うつもり?」とか、そんなニュワンスが見え隠れする。だとしたらやはり、「えっ?」には相手を軽く侮蔑する意味が込められているのではないか。言っている本人にそのつもりがなくても、言われた相手は、そう受け止めることがあるのかもしれない

『聞く力』158ページ


そう思って、阿川さんは同等な関係ならまだしも、目上の方には、声が聞こえなかった場合は少なくとも「はい?」と聞き返すようにしているとのことです。


2.長く喋っている人の話を途中でうまく遮る方法

大人数の会議などで、一人の人がずっと話し続けていることってありますよね。しかも、その意見と自分の意見が食い違っていた場合、何とか自分の意見を聞いてもらいたい

そのような時はどうすれば良いのでしょう。

『ビートたけしのTVタックル』という討論番組で司会進行役をしていた阿川さんが行なっていたのは、話をしている人の「呼吸を感じる」ということでした。

お相手が一気呵成に話しているのを、どうにも止められないと思ったら、とりあえず話の流れを耳に入れます。そろそろ話にピリオドが打たれそうな気配を感じた頃合に、ちょうどその頃合に人間は誰でも息継ぎをします。出した息を吸い込まなければならない。その短い瞬間を狙って、「で、三宅(久之)さんは、どう思われますか?」と、他の発言したそうな相手にバトンを渡す。それをあまり早くやり過ぎると、話を中断されたゲストは気分を害しますから、そこはタイミングと話の内容をよく吟味して。

『聞く力』102~103ページ


だそうです。なるほど、難しいですね。

そんな阿川さんが感服した「バトンの奪い方」というのがあります。

それは、相手の話がなかなか終わらなかった時、頃合を見計らって、ちょっとした隙間を見つけると、「たしかに○○さんのおっしゃるとおり」と大きな声で敬意を表し、意見に同調する。そしてその後で「おっしゃるとおりではありますが......」と反論を始める、というもの。

同調されると、人は「でしょ?」と一瞬油断します。確かにタイミング良くできれば、これは巧妙なやり方かもしれません。


3.なぐさめる言葉は2秒後に

「同期はみんな昇進したのに、俺はいつまでも昇進できない。この仕事に向いてないのかな......」「俺、メンバーに全然支持されてなくて、これ以上リーダーなんてやっていける自信がないよ」などなど、職場ではさまざまな相談を受けることがあると思います。

相手が謙遜のつもりで卑下した物言いをしたとき、あるいは自分を否定するような言い方をしたとき、どのように答えればいいのか、困ることはありませんか。

これに対して、阿川さんはどの間合いで回答をすれば最適かを実験したのだといいます。その結果、「2秒」が妥当なのではないかという結論に至りました


「私、すごく太ったでしょう」
「いえ、太ってません!」
どうでしょう。なんとなく、傷つきませんか? 本当は心の中で「太ったな」と思ったけれど、そう思った気配を察知されたくないので即座に否定したかのように見えます。かといって、
「私、すごく太ったでしょう」
と言ったあと、ずいぶん間があってから、
「いいえ。ちっとも......」
反応が遅い分、さては、なんと答えたものか言葉を失った、あるいはもっと良からぬことを考えたのではないか。疑いたくなって、それはそれでやっぱり傷つく。

『聞く力』172ページ


つまり、3秒では長すぎる。でも、1秒だとわざとらしい。だから、2秒が妥当だということです。これは半分は冗談だと阿川さんもおっしゃっていますが、大事なことは、返す言葉の種類ではなく、言い方や表情、動作、スピードやトーンなど総合した情報によって、「本心でなぐさめてくれている」かどうかが相手に伝わることです。言葉ではなく、そこに込められた気持ちが大切ということですね


以上、ほんの少しですが、阿川佐和子さん流の「聞き上手になれるポイント」をご紹介しました。

「聞く」ことに一番大切なのは、話をする相手への気遣いや誠意、目上の人には敬意を表する、というような基本的なことを抑えておくことなのだということをこの本は一貫して伝えています。

今回紹介したことはあまり使う機会がなかったとしても、例えば相手と目線を合わせて話す(見下ろさない)とか、話すときに腕を組まないなど、そういう簡単なところからでも「上手に聞く」ことは始められると思います。


(尾越まり恵)

  • ,, - By ライフハッカー編集部LIKE

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