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yamauchi  - ,,,,  08:00 AM

「あえてダラダラすること」があなたの毎日に健康と創造力をもたらす

「あえてダラダラすること」があなたの毎日に健康と創造力をもたらす

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時間を節約するためのさまざまなテクニックをすでに試していても、まだ「時間が足りない」と感じてしまうのなぜでしょう? 時間ができたらできたで、そこを新たなタスクで埋めてしまうからです。生産性を上げる究極の方法は、あなたの生活の規模を縮小することかもしれません

「ダラダラしていいよ」なんて言われたらびっくりするかもしれませんが、少し手を抜くことは、睡眠と同じぐらい脳にとって大切なことなのです。退屈したり、先延ばしにしたり、関係ないことを考えたりすると、脳の働きがよくなり、よりよい決断ができるようになると言われています。

今回は「退屈」、「注意力散漫」、「先延ばし」が、あなたにもたらすメリットについて詳しく分析していきます。

Title image remixed from Subbotina Anna (Shutterstock).

 


■「退屈」は想像力をアップさせ、前向きに行動できるきっかけとなる

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Photo by Monica Kaneko.


退屈には、膨大な量の情報から本当に必要なことをふるいにかける効果があるのです。米紙『ニューヨーク・タイムズ』の記事(英文)では次のように説明しています。

ある専門家は「退屈は情報を整理するツールになっている」と言います。これはとても精度のいい電子メールフィルタリング(スパムフィルタ)のようなものです。また、神経科学や教育学、その他の研究では、上の空になることで脳は身の回りの捉え方の再構築を行うそうです。それにより、一時的に作業の流れは止まっても、結果的には生産性や想像力をアップさせる、ということがわかっています。


コメディ作家のGraham Linehan氏も英紙『ガーディアン』インタビュー(英文)の中で、クリエイティブな作品を作るためには退屈することが欠かせないと言っています。

自分にとって、書くという作業には退屈が必要なんです。わざとインターネットを遮断して、自分を退屈させています。インターネットは面白いので遮断するのは忍びないし、面白いプログラムを見ているとクリエイティブな発想が浮かぶのは事実です。しかし、書く量がそれだけ減ってしまいます。そのバランスが難しいのです。


心理学雑誌『Psychology Today』でも、退屈がより大きなことをする足がかりになる(英文)としています。

退屈が想像力、生産性アップのきっかけになるとわかれば、退屈している状態とは、心理的に「まっさらなキャンバス」のようなものと捉えられます。そこになら何でも描けるということが理解できると思います。


つまり、退屈することで自分をリセットできるというわけです。これは、リムリック大学による研究(英文・PDFファイル)でも明らかにされています。研究によると、私たちは退屈すると「もっと意味のあることをしたい」と思うようになり、結果として社会的な行動に移るのだそうです。退屈で何もする気が起きないというのは、うつ病のサインでもありますが、「退屈だから何かしよう」という気持ちは、想像力や生産性を向上させる鍵になります。


■「注意力散漫」は集中力や問題解決能力をアップさせる


注意力散漫も、退屈と同じく生産性を低下させるものです。アプリやブラウザの拡張機能の多くが「注意力を喚起させるもの」であることからもわかるように、私たちはすぐに気が散ってしまう生き物です。

しかし、注意力散漫になることが、既成概念にとらわれない考え方を生むと、科学雑誌『Scientic American』に載っていました(英文)。

私たちは疲れているときに集中できなくなって、関係ないことをあれこれ考えてしまいます。この「関係ないこと」が頭にある状態が、別の可能性や多様な解釈を引き出すことができ、イノベーションにつながるのです。実験の被験者たちは、最適の状態ではないときの方が、洞察力を必要とする問題を多く解くことができました。洞察力は、既成の枠を外れたところで発揮されます。「感受性が鋭いこと」と「集中が途切れること」のプラスの相互作用です。


また、注意力散漫になることは、想像力や問題解決能力をアップさせるだけでなく、集中力を上げるのにも関係していると、雑誌「NY Magazine」でも説明しています(英文)。

「集中力」には「注意力散漫」であることが内在しているのです。意外なことに、この2つは心臓の収縮と拡張のように共存可能なのです。英語の「attention(注意)」という単語はラテン語の「伸びる」という意味の言葉からきています。同様に、「distraction(注意散漫)」は「引き離す」が元になっています。私たちには、この両面が必要なのです。私たちはこの間を行ったり来たりしていて、時には混ざり合ってしまうこともあるのです。


この記事は「Journal of Neuroscience」(英文)という、神経科学系の論文でも裏付けされています。この論文には「空想することによって、脳内でより遠くの神経同士がつながるので、結果的に集中力がアップする」とありました。要するに、気が散ってどうでもいいことを考えている状態は、長い目で見れば、良い効果があり集中力もアップする、ということです。だからといって、気持ちが乗って生産性が上がっているときに、わざわざネットサーフィンをしなさいと言っているわけではありません。関係ないことを考えている自分に気づいたときに、無理に元の作業に戻る必要はないかもしれない、という話です。


■「先延ばし」はより良い決断ができるメカニズム


先延ばしすることによって「生産性」が落ちることは明らかです。でも、悪いことばかりではないようです。先延ばしは、人間にとって必要なもので、時には意思決定を助ける役割を果たしているのです。

サンディエゴ大学教授で金融の専門家であるFrank Partnoy氏は、著書「Wait: The Art and Science of Delay」の中で、先延ばしは意思決定に不可欠だと述べています。

  1. 実際の行動や決断に移すまで、最大どれだけ先延ばしできるかを考える。
  2. その期限のギリギリまで待つ。

これが、より良い決断をし、ハッピーであるための2つのステップです。この考え方に違和感を覚えるとしたら、おそらくこれがカナダ人ジャーナリストのMalcolm Gladwell氏のベストセラー「Blink: The Power of Thinking without Thinking」の真逆をいっているからでしょう。Partnoy氏の考え方は「私たちにはそもそも決断力がないのだから、先延ばしすることによって十分検討する時間を持つべきだ」というものです。

ここでの決断は、あなたの人生についての個人的なものだけでなく、政治的決断、会社の方針に関する決断など、さまざまなものが含まれます。Partnoy氏は米誌『Smithsonian Magazine』のインタビューの中で、この考え方に関する注意事項を述べています。

専門家の中には、先延ばしには「能動的なもの」と「受動的なもの」の2種類があると言っている人がいます。能動的なケースは、例えば庭の芝刈りや、クローゼットの整理整頓をしなければいけないことはわかっているけれど、もっと重要なことをするために先延ばしにしている、というもの。受動的なものは、わかっているけどソファに座って何もしていない状態を指します。

Partnoy氏の考え方は、コロンビア大学の研究(英文)とも関連しています。先延ばしを計画的に行う人もいる、というものです。最終的に期限内にできるのであれば、先延ばしをしたとしても、すぐに終わらせるのと同じような幸福感を持つことも可能です。そう考えれば、先延ばしはそれほど悪いことでもなさそうです。


■意識的に活動量を下げてクリエイティビティを上げる方法


本当は「何もしない時間」をわざわざ予定を組んでまで持つべきなのですが、まずは活動量を少し減らすことからはじめましょう。働くのも休むのも適度に、ということです。

ライフハッカーでは以前に、何もしない時間を作ってリラックスすることをオススメしていますが、筆者は一日のスケジュールで空いている時間があると、そこを「何か」で埋めないと気が済まないのだそうです。そういう人は多いのではないでしょうか。そこで筆者は、Partnoy氏のアドバイスを試してみることにしました。料理をするときにポッドキャストを聞くのをやめてちょっとした退屈さを経験してみたり、無理に集中しようとしないようにしたり、先延ばしは悪いことではないと自分に言い聞かせたりしました。そうして2、3週間すると、不思議と不安な気持ちが少なくなり、良い決断をすることができるようになってきました

では、具体的にどんな方法を用いればよいのでしょうか。Linehan氏はこう説明します。

まず、毎日1時間半、無理して退屈な時間を持ちます。カフェで携帯電話を機内モードにし、インターネットも電話もしないで、ただ座るのです。クリエイティブな発想は、何もすることがなくて退屈するところから生まれます。このように思考が止まっている状態は、物書きがよく落ち追ってしまうスランプの一種だと勘違いされるのですが、これは長いプロセスにおける短い時間に過ぎません。このプロセスを経ることによって、クリエイティブなものが作れるのです。


また、先延ばしに関しては、Partnoy氏が以下のようなアドバイスをしています。

深呼吸すること。立ち止まること。少し目を離すこと。それから、前述の2ステップのうち、1つ目の質問(「このタスクを終わらせるのに最長どのくらいかかるのか?」)を自分に問うこと。この質問は、例えばメールを受信したあと、返信する前に使うことができます。すぐ返信しないなんて、相手に失礼ではないかと最初は感じるかもしれません。しかし、現実問題として、メールを受信するたびにすぐ返信していたら、あなたは大変な一日を過ごすことになってしまいます。返信までに1週間の猶予がある場合は、内容を1週間後のカレンダーに貼り付けましょう。他のことをしながら、1週間後に返信する内容について、無意識のうちに少しずつ詰めていくことも可能かもしれません。


退屈、注意力散漫、先延ばし。どれも魅力的な言葉に響くかもしれませんが、ツールとしてあなたに合うものはどれなのか、この機会に考えてみませんか。慣れるまでは、何もしない時間をカレンダーに書き込んだり、時間を作って散歩に出たり、あえてダラダラしたり、予定を立てて昼寝をしたり、ということを積極的に取り入れてみましょう。

年中のんびりしているわけにはいきません。しかし、何事にもバランスが大切であるように、少し気を緩めることは必要なことです。次にバスを待つときには、携帯電話をポケットから出さないでみてください。ヘッドフォンで音楽を聴かずに散歩をしてみてください。決断をするのを2、3日遅らせてみてください。そうすると何か小さな変化が現れるかもしれません。


Thorin Klosowski(原文/訳:山内純子)

 

  • ,,,,, - By

    香川博人

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