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yamasaki  - ,,,,  06:00 PM

投資における「自信過剰」の罠を回避するには〜マネーハック心理学(1)

投資における「自信過剰」の罠を回避するには〜マネーハック心理学(1)

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こんばんは、自分が非合理的な存在であるといつも考えるファイナンシャルプランナー・山崎(@yam_syun)です。人間というものはときに、自分のふるまいが非合理的なのを自覚しつつ、合理的であるかのようにふるまおうとするものです。この合理的・非合理的なふるまいのバランスを保っていくことが重要だと思っています。そうでなきゃオタクはやってられません。オタクは非合理的行動の極みですから(それがまた、文化の極みでもあるのですが)。

さて、妙な前置きからスタートしたのは、「投資において、非合理的な自分とどうつきあうか」というテーマをいくつか書いてみようと思ったからです。何か仕掛けや仕組みを利用して非合理的投資行動を回避できるとすれば、これはマネーハックと言えます。

実は経済学の新しい分野にも、行動ファイナンスというカテゴリーがあります。そして、個人の経済的な行動を行動心理学とからめて解き明かそうという取り組みが人気なのです。しかもそれを悪用(?)した金融商品の設計やセールスも出てきていますので、あなどれません。

それでは、「マネーハック心理学」を少し考えてみましょう。

Photo by ehnmark.

 


■自信が無ければ投資はできないが...

私が資産運用を提案しても、「自信がないから...」という人はたくさんいます。リスクを取ってお金を増やそうとする際、自信がないからやらないというのはひとつの投資判断です。知識がないのにやみくもに株やFXをすることはまったくオススメできません。

リスク運用は元本割れする可能性があります。リスクの管理ができたり、運用結果に責任を負えるだけの知識がなければ投資をすべきではありません。

しかし、それでは多くの人がなかなか投資のスタートラインに立てません。最初の一歩目については、無謀でもいいのでちょっとの自信が欲しいところです


■自信は運用成績にほとんど意味がない

投資をスタートさせる時には必要な自信ですが、実際の資産運用を始めるとあまり役立たないことが分かっています。いわゆる自信過剰(オーバーコンフィデンス)の問題です。

株をやったりFXをやったり投資にチャレンジする人は、なぜか根拠のない自信や全能感を持っていることが往々にしてあります。「実はオレには投資の才能がある!(に違いない)」というものです。根拠のない自信のほとんどは、投資経験を積み始めた最初の数週間で砕かれることでしょう。そのとき、取り返しのつかない損失を被っていないといいのですが。

また、投資を長くやって経験値を積めば自信過剰から逃れられるかというと、実はそうでもありません。自分の投資判断に自信をもって、購入や売買を繰り返すのが投資だと一般には考えられていますが、アメリカの個人投資家に関する調査では、何度も売り買いをする人(おそらく自分の投資判断に自信がある)と、のんびり長期保有をしたり売り買いの頻度が低い人とでは、何度も売り買いする人の成績の方が優位ではないという結果があるほどです

ネット証券が普及し、売り買いの頻度は高くなりました。ただし、それも必ずしも運用成績の向上に寄与していないという調査もあります。根拠のない自信に押されてムダな売り買いをしたり、余計な手数料を何度も払ったりすることが、結果として運用の成績を下げてしまうのでしょう。


■自信をセルフコントロールする工夫を

自信過剰の愚にはまらないようにするには、なんらかのセルフコントロールが必要です。投資においては常に自信過剰の罠があなたを手招いており、これを意識的に避けることが重要です。

そのための具体的な方策として、以下の4つを提案します。

・投資金額を限定する

例えば、「投資金額を限定」するのは自信過剰に陥ってミスをしたときの被害を食い止めるもっとも重要な方法です。仮に500万円あるとき、100万円だけ証券口座に入金すればそれ以上の損失は被らずにすむわけです。投資初心者の場合などは、自己管理として「投資金額の限定」をしておきましょう。


・無用なレバレッジは行わない

無用のレバレッジを行わないことも損失拡大を食い止めます。100万円で普通に100万円分ドルを買えば、10%の円高進行も10万円の損でしかありませんが、レバレッジ10倍にして1000万円分ドルを買えば100万円の元手は全損します。

例えば「+10%の儲けなら100万円の元手で100万円の利益」という広告をみてお金を突っ込んだあなたは、自信過剰の罠に陥っていたわけです。


・デイトレードは早期で見切りをつける

デイトレードのような頻繁な売り買いについても、何度か試してみて「自分には才能がないな」と思ったら、早めに撤退するほうが賢明です。すべての人に投資の才能があるわけではありません。一般投資家は「あえて期待リターンを下げてしまう」投資戦略が必要なのです。


・普段の生活に支障をきたさない目安は「年率4%」

年率100%(つまり倍)のような目標を目指せば、リスクも高まりますので失敗の可能性も大きくなり、また売買頻度を上げなければなりません。せいぜい年率4%くらいに目標を抑えれば(国の年金運用はリスク管理しつつ4.1%を目指している)、運用はグッとラクになります。会社の仕事やプライベートに支障が出ない程度の投資ができるようになります。


自信過剰の誘惑から脱出することは大変です。人は常に自信過剰に陥る危険があるからです(投資をしていない人も、誰もが自信過剰を抱えています)。もしかすると、一生抜け出すことができないのかもしれません。

ですから、せめて投資判断のつど、「自分はスーパーマンじゃないぞ」と言い聞かせるクセはつけておきましょう。自信を持つことは人間にとって大事なことですが、根拠のない自信を持つのは、まったく意味が違うのですから。自信過剰の罠があなたを食いつぶすことのないように!


(山崎俊輔)

 

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