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長谷川賢人長谷川賢人  - ,,,,,  10:00 PM

結果を出すための「3つのThink」をアップルに学ぶ

結果を出すための「3つのThink」をアップルに学ぶ

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「シンプルであること」を突き詰めた世界的な経営者がいました。アップルの元CEO・故スティーブ・ジョブズです。スティーブと長年仕事を共にしたケン・シーガル氏が先日上梓した著書『Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学』を読むと、アップルの今日的成功はスティーブの「シンプル哲学」と呼べるものがあったからこそ、ということがわかります。

先日、兄弟サイトのギズモードとライフハッカーでは、シーガル氏にインタビューを行いました。自分の仕事はどうも複雑で面倒なことばかりだ、と日々思っている方に、今回は著書やインタビューから見えてきたもっとシンプルに働くための「3つのThink」を紹介します。


1. 「Think Brutal = 容赦なく伝える」


「何事も容赦なく、正直に伝えるべきだということは、ジョブズと出会った最初の会議で学んで以来、教訓として胸に残っています」

──ライフハッカーのインタビューより

良い内容でも悪い内容でも正直な意思疎通を基本とすれば、あとになって貴重な時間とエネルギーをムダにしないですむのだ。

──『Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学』より


どんな仕事にも対人関係がつきものですが、相手に配慮するばかりに、つい回りくどい言い方や要領を得ない話をしていませんか? それらはすべて、スティーブの前では怒りを買ったことでしょう。率直な言葉のやり取りこそが、まず何よりの時間効率化であることを意識しなければなりません。もちろんメールでも、同じ事です。


ためしに、社内でやりとりされる電子メールを二つ三つ開けてみて、きびしい目で読んでみるといい。あいまいな表現がはびこっていることに気づくはずだ。もしも、人々が容赦のない正直さを見せて電子メールを書くならば、受信トレイのメールを見る時間は半分になるだろう。

──『Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学』より


2. 「Think Minimal = ミニマルに徹する」


「チームにおいてスタッフは可能な限り少ない方がいいし、メッセージを伝えるべきウェブサイトにおいても、提示する選択肢は極限まで絞ることです」

──ライフハッカーのインタビューより

「ほとんどの大企業もはじめは小さな会社から始まり、当時はシンプルな価値観を持ち、小規模な会議を行い、スピード感もあったと思います。しかし成長するにつれ数百人の人員、プロジェクトを管理するために多くのプロセスが設定されます。(中略)そして次第にアイディアよりもプロセスを重視するようになってしまうのです。(中略)スティーブの素晴らしかったところは、常にアイディアを第一に考え、アイディアを潰すようなプロセスを決して許さなかったことです」

──ギズモードのインタビューより


何か小さな会議ひとつでも、たくさんの人数を集めてしまってはいませんか? スタッフがいればいるだけ意思疎通は難しくなり、スピード感もなくなります。スタートアップのように「振る舞う」ことも大切なのです。


大量の選択肢は選択肢がないことと同じだ。提案は絞れば絞るほど、魅力的になる。

──『Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学』より

「例えばデルのサイトに並べられたラインナップを見渡してみると選択肢も多くて、ネーミングにも一貫性がない。それでは顧客は商品を買った後も、その選択が正しかったのか延々と悩むことになるのです。余計な要素は省き、選択肢は狭く、ただしそれぞれの質は高く」

──ライフハッカーのインタビューより


社内の会議だけではなく、クライアントへの提案から消費者向けの商品ラインアップに至るまでミニマルにすべき、とシーガル氏は言います。自分たちが売らなければならない、またこれから作ろうとしている商品はどうでしょうか?


3. 「Think Simple = シンプルに考える」


「複雑さとシンプルさの間には関係があります。世界が複雑だからこそシンプルさに価値があるのです。複雑でなければシンプルさは際立ちません。同じようにすべての企業が複雑でないのなら、よりシンプルな企業が頭角を現す事はないでしょう」

──ギズモードのインタビューより

「頭の良い人は物事を考えてしまいがちなのです。スティーブは無駄をなくして会社の考え方をシンプルにし、人々を集中させて不可能とも思える事を達成させることに長けていました。社員たちの背中を押して、彼らが考えていた能力の限界を超える仕事をさせたのです」

──ギズモードのインタビューより


「複雑なことで満ちたこの世界では、<シンプルさ>を支持する人はいつでも際立つことができる」とシーガル氏は言います。仕事で誰かと差をつけたり、画期的な発想を呼び込んだりするためには、いかにシンプルに、正直に、物事を考えられるかがひとつのカギといえるでしょう。


「ひとつの真実として、複雑なものと単純なもののふたつが並んでいたら、人間はみな単純なものを求めるのではないでしょうか。パッと見たときに人々により強くアピールするものが何かというと、例えばiPhoneのようにひとつのボタンしかないようなシンプルなものだと思うのです。そして、それはあらゆる生物が本能的に求めるものなのだと思います」

──ライフハッカーのインタビューより


最後に、大切な「シンプルさ」を感じられる方法として、こんな一文を紹介します。


アップルのウェブサイトは、コミュニケーションを学ぶうえで手引きになる。(中略)誰もが過剰にやりすぎてしまう世界で、シンプルさはとても新鮮なものに映るのだ。

──『Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学』より


試しにアップルのウェブサイトを見てみてください。そして、自分は同じように商品の魅力を伝えられるだろうか、と少し考えてみるとよいかもしれません。今回の「3つのThink」は、『Think Simple―アップルを生みだす熱狂的哲学』のほんの一部分です。本書を読めば、「倒産寸前」だったアップルがいかにして奇跡の復活を遂げたのか、そこに隠されたシンプルさの極意とは何かを学べることでしょう。


Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学
iMacの名付け親に聞いた「アップルの成功の秘密」と実践のための第一歩とは | ライフハッカー[日本版]
アップルの根幹にある「シンプルさ」とは?:『Think Simple』著者 ケン・シーガル氏インタビュー | ギズモード・ジャパン

長谷川賢人

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