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ライフハッカー編集部  - ,,,,,  07:00 PM

iMacの名付け親に聞いた「アップルの成功の秘密」と実践のための第一歩とは

iMacの名付け親に聞いた「アップルの成功の秘密」と実践のための第一歩とは

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「スティーブ・ジョブズがインテルにいたらどうしてたかって? 彼ならきっと、まずあらゆるパソコンに貼ってある『Intel Inside』のステッカーを止めさせたんじゃないでしょうか」

倒産寸前まで追い詰められたアップルが奇跡の復活を遂げたのはなぜか。その秘密の一端を解き明かした『Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学』の著者が、iMac、そしてiPhoneが誕生する瞬間を見守った広告マン、ケン・シーガル氏です。冒頭、邦訳本の発売にあわせて来日し行った講演での彼の言葉は、「Think Simple = シンプルに考える」とはどういうことかをひと言で言い表しているように感じました。

すでに本書を手に取った方も、多くいるかも知れません。ジョブズが生涯をかけて貫いた「成功を生み出す哲学」は、特にこれからのリーダーたらんとする人たちにとって大いに参考になるものだと思います。ただ、それをいかに実践すればいいのか。シーガル氏にお聞きしました。

photo by KAWAHARADA nagaomi(GIZMODO JAPAN)

 


歴史に名を残す「異端者」たちを起用しアップルのイメージを確立したThink Differentキャンペーンの制作に携わり、またiMacの命名者としても知られているシーガル氏。ただし、彼自身はアップルの社員ではなくあくまで広告会社のクリエイティブ・ディレクターでした。アップル以外にもデルやインテル、IBMといった会社も担当していたからこそ、それぞれの違いをもとにアップルの思想を語ることができるのだといいます。


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ーー『Think Simple』では、アップルの強さを支えたのは、シンプルさを追究したことにあるとお書きになっています。数多くの企業をクライアントとして仕事をされてきた中で、アップルと同じような方針を実現していた企業は他になかったのでしょうか。

Ken Segall(以下:KS) アップル以外にはなかった、というのが答えです。逆にいえば、他企業がまったく違うということを見てきたからこそ、アップルのシンプルさが際立って見えたといえるのかもしれません。その点でも、アップルと仕事ができたのは、私にとって大きな幸運でしたね。

アップルが他の企業と異なっていたのは、企業として成長した後でもまるで小さな企業であるかのように考えることを止めなかったところです。ジョブズは大企業然とした考え方をとることには、頑として抵抗していました。そこから読み取れる教訓としては、小さな企業には小さな企業の、スタートアップにはスタートアップのいいところがあって、それを失うべきではないということ。ただし、大企業においてそれを実践するのはとても困難です。よほど強大なリーダーシップが必要になってくるでしょうね。

ーー強烈な個性を発揮し、ある意味で会社全体を振り回していたジョブズのやり方は、必ずしも「効率的」ではなかったと思います。物事を「効率化」していくことがいい結果を生むわけではない、ということでしょうか。

KS 例えばデルやインテルでは、会社をあげて効率的に作業を進めるべく取り組んでいました。それなのに、結果的には莫大な時間とお金をかけることになっていたのです。深刻なのは、それにもかかわらず作業はうまく運んでいると彼らが思っているということ。例えばインテルでの広告制作においては、いったん完成をみたアイデアに対して何度も検証とリサーチを繰り返していました。そんな状態では、気づいたときには最初のアイデアからかけ離れた結果に行き着いてしまうのも仕方ありません。

対してアップルは、研究にはお金も時間もかけませんでした。純粋なやり方こそが善であると信じていたジョブズは、外部からの余計な横槍を排除しようという考え方をもっていました。例えば会議ひとつとっても、その大半の時間を目指すべき目標の具体例を挙げていく作業に費やしていく。シンプルに目的を追求するという文化がつくり上げられていたのだと思います。

ーー名だたる大企業がなし得なかったと聞くと、シンプルに考えるということを実践するのはとても難しいことのようにも思えます。まず第一歩として、何から始めればいいのでしょうか。

KS 「Think Brutal=容赦なく伝える」ということがまず大事です。それがすべての基本だと思っているので、著作でも最初の章として取り上げました。何事も容赦なく、正直に伝えるべきだということは、ジョブズと出会った最初の会議で学んで以来、教訓として胸に残っています。

そしてもうひとつ加えるなら、「Think Minimal=ミニマルに徹する」ということ。事にあたるチームにおいてスタッフは可能な限り少ない方がいいし、メッセージを伝えるべきウェブサイトにおいても、提示する選択肢は極限まで絞ることです。例えばデルのサイトに並べられたラインナップを見渡してみると選択肢も多くて、ネーミングにも一貫性がない。それでは顧客は商品を買った後も、その選択が正しかったのか延々と悩むことになるのです。余計な要素は省き、選択肢は狭く、ただしそれぞれの質は高く。「Think Brutal」「Think Minimal」というふたつのアイデアを実践することをおすすめします。


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ーージョブズはどんな立場においても、一貫してシンプルさを貫いていたということが本書を通して分かりました。1997年にアップルに復帰したジョブズと再び仕事をするようになったとき、いまのアップルの成功を想像できていましたか。

KS (即答して)いいえ(笑)。その頃、今に比べて格安だったアップル株を買っておけばよかったのに、なんてことを言う友人もいましたが。

ジョブズはカリスマ性のある人ではありましたが、事業に対してあまりにコストをかけすぎて、業績を悪化させたこともありました。挫折を経て復帰したジョブズは以前に比べていくらか成長しているだろうという期待もありましたが、果たして収益を上げられるかというと疑問符がついていたというのが正直なところです。もちろん全力でサポートしたいという思いはありましたけれど。

ーーそんな中、1997年にスタートしたThink Differentキャンペーンと1998年に販売が開始されたiMacは、ジョブズとアップルの復活を印象づけるものでした。

KS 他人と違う価値観をもつことが大切だということに、多くの人がアップルを通じて気づいた瞬間だったと思います。

Think Differentの一連の広告物では、自分を信じて生きている人たちをキャスティングしてきたつもりです。ただ単に他人と反対なことをするというわけではなく、目指すべき道があってそのために情熱をもって挑むという姿を伝えたかったのです。

ーー「他人と違う価値観」から生まれた製品が、いま多くの人に支持されているというのは、とても面白い現象ですね。

KS 確かにそうですね。ただ、ひとつの真実として、複雑なものと単純なもののふたつが並んでいたら、人間はみな単純なものを求めるのではないでしょうか。パッと見たときに人々により強くアピールするものが何かというと、例えばiPhoneのようにひとつのボタンしかないようなシンプルなものだと思うのです。そして、それはあらゆる生物が本能的に求めるものなのだと思います。

ーーそういった意味では、「Think Simple」は、ビジネスだけでなく日常生活でも活かせる発想ではないかとも思います。

KS 実は本を書く当初、そうした側面にふれることも考えていました。シンプルに物事を進めていくということが最良の方法だということは、企業以外の多くの組織についても共通していると思っています。

私自身もそうなのですが(笑)、人はつい物事を複雑にしてしまいがちです。ですが、「Think Simple」を実践することでより幸福になれるはずだと信じています。自分の考えや立場を最初から正直に伝え、同時に他人の立場も理解するようになれば、物事が複雑な方向に進むのを防ぐことができます。正直でいることは、人間関係を含めたあらゆる物事を円滑に進めてくれると思うのです。


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兄弟サイト、ギズモードでもインタビューを掲載しています。ぜひあわせてどうぞ。

Think Simple アップルを生みだす熱狂的哲学

(年吉聡太)

 

  • ,,,,, - By

    香川博人

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