• GIZMODO
  • FUZE
  • DIGIDAY
  • gene
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • roomie
  • machi-ya
  • GIZMODO
  • DIGIDAY
  • gene
  • cafeglobe
  • MYLOHAS
  • Glitty
  • machi-ya
  • roomie

ライフハッカー編集部  -   11:00 AM

今週のライフハック格言~「小林秀雄『真贋』」の言葉

今週のライフハック格言~「小林秀雄『真贋』」の言葉

120320kakugen.jpg


日々続く、格言を探す旅。探す旅といっても、自分が歩いてきた道を辿るような旅ですが、時間を置いて歩くと、同じ道でもいろいろ発見があるものです。

今回は、近代批評の巨人・小林秀雄の小品から。角川文庫版の『常識について』などに収録された「真贋」という話のなかの一節です。
 


骨董商「瀬津」の主人の話としてこんな話を語っています。

今では名の知れた骨董商となっている主人が青年のころ、骨董商が集まる競りで、志野焼の素晴らしい茶碗を見つけます。青年はなんとしてもそれを落とそうと、5000円、いや6000円まで出しても構わないと決め(「真贋」が書かれた昭和26年で、教員初任給が5000円程度。競りが行われていたのは恐らく昭和の初めでしょうから、そのころですと教員初任給が50円程度の時代)、入札したところ3000円で落札。狂喜していると、なんと、先輩の商売人から「あれはどこの会でも300円を出たことがない」と言われてしまう始末。はたして、数日後にある金持ちのところに持って行ったところ、やはり売れずに返品されてしまいます。それでもやはり、その茶碗は美しく見えるわけです。そうして一晩、茶碗を眺めていると...

眠られぬ夜は明けて、茫然と雀の鳴き声を聞いていると、茶碗はいいのだ、俺という人間に信用がないだけだ、という考えがふと浮かび、突然の安心感でぐっすり寝てしまったそうだ。彼に信用がつくに従い、彼の茶碗が美しくなったことは言うまでもない。では美は信用であるか。そうである。

たしか高校へ行く途中の電車でこの話を読み、肩の力がフッと抜けて、感動のあまりそのまま学校をサボった記憶がありますが、今読み返してもその感覚は蘇りますね。

もし、仕事なんかで、他の人の言葉は受け入れられるのに、あなたの言葉が「通らない」「伝わらない」「届かない」と感じたとき、ちょっと上の引用部分をご覧いただくと、すっと気持ちが楽になるかと。発する言葉自体は、同じ人間なんだからそれほど変わらないんですよね。きっと。違うのは信用だけだったりするわけです。

この言葉に出会ったおかげで、鬱屈したり、悶々としたりする時間を減らせた気がします。もしそんなお悩みを抱えている方が身近にいたら、ぜひこの言葉を贈ってあげてください。


(常山剛)
 

  • ,,,,, - By

    香川博人

    LIKE

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    Sponsored

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    2020年に向けて進むキャッシュレス化。 企業にとっての「電子決済」のメリットとは?

    先日、政府は2017年度から公共料金や備品経費の支払いを全面的に電子決済にすることで、30億円の人件費削減が期待できるという発表をしました。 電子マネーやクレジットカード、ネットバンキングの普及により、私たちは現金だけではなく、時間と手間のかからない電子決済を活用する機会が増えていますが、それは企業や法人にとっても大きなメリットがあるようです。 そこで今回、現金決済から電子決済へとキャッシュレス  05:00 PM

MORE FROM LIFEHACKER

powered by
    
    
    
  

lifehacker

Recommended

© mediagene Inc.