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自動販売機の静かなる進化と大いなる変化

2012.02.26 21:00 コメント数:[ 0 ]
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こんにちは。失業経験有り人事担当の田中二郎三郎です。

学生時代に自動販売機、通称自販機に商品を補充するアルバイトをしていたのですが、20年も経つと自販機も様変わりしています。当時の自販機と今の自販機、外見はほとんど変わっていないのですが、今回はどこが変化したのかを追ってみましょう。

Photo by ♂X'mas♂.

 

誰でも赤ランプ(売れ切れ)が点いているのは見たことがあると思いますが、昔は厳密には売れ切れになっておらず、実は3本ほど中に商品が残っている状態で赤ランプが点く仕組みになっていました。これは、次に商品を補充した時に冷えてない(温まっていない)商品がいきなり出ないように、あらかじめ適温の商品を残しておくためです。しかし、数に限りは当然あるので、売れ行きがよいと昔は適温でない商品が出てくる欠点となっていました。そこで今では、適温でない商品を補充すると温度センサーがそれを検知し、適温になるまで「準備中」とランプが点き、その商品を販売しない、改良されたプログラムになっています

また、昔の自販機補充(?)業界には「予想」という仕事がありました。特に、売れ行きのよい駅などにおかれている自販機は、一日一回補充する時に「明日は天気予報で猛暑だから、今は満タンだけども、このジュースを明日も補充しよう」、「この自販機は◯◯コーヒーがよく売れるから、◯◯コーヒーを補充しに来よう」、「この商品は売り切れ寸前だけど、ほとんど売れないから補充は明日はしないでおこう」など、天候・気温予測、イベントなどがある場合の売れ行き予測を前日に立てる仕事です。実にアナログな仕事ですが、予想が外れるとせっかく階段を上って運んできた重い飲料を持ち帰るか、自販機の空いたスペースに「立てる」コトになります。

究極の裏技は今だから言えますが、ダストボックスの後ろにケースごと隠しておいたことも...。ベテランの配送員になってくると予想がよく当たるという、競馬のような世界になっていました。「あそこは~が近くにあるから◯◯コーヒーがよく売れるんだよ」など。それが今の最新型では、どの飲料が何本売れたかのデータを、自販機が携帯電話の通信網を利用して営業所に自動的に送信する方式のものもあります。営業所は補充すべき本数を把握して持っていくので、余計な物流コストを削減できるわけです。

ところで、よくある疑問に「ボタンを二つ同時に押したら、どちらの商品が出てくるのか?」ということがありますが、自販機はボタンの押す順番を厳密に判別していません。基本は先に押されたボタンの商品を出しますが、ほぼ同時に押された場合は左(もしくは右)側の商品を出すとプログラムされています

最近では、全面LED液晶タッチパネルの自販機も登場していますよね。一見電力の無駄遣いに見えますが、蛍光灯でずっと商品見本を照らしているよりも実は省電力だとか。まだまだ日本のお家芸、自動販売機の進化から目が離せないのは私だけでしょうか?


(田中二郎三郎)

 

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