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admin  - ,,  08:00 PM

「著作権」について考えよう~ライフハッカー書評『なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門』

「著作権」について考えよう~ライフハッカー書評『なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門』

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昨年12月、東野圭吾さんや浅田次郎さんら日本を代表する作家たちが、本を断裁し電子化する「自炊」行為を代行する業者へ、業務差し止めを訴える裁判を行い、話題になりました。

黒いスーツを身にまとった6人の著名作家が横一列にズラリと並び、難しい顔をしており、その記者会見の映像を見て、私はある種の「違和感」を覚えました。いまや、電子化の流れは避けられません。私には彼らがその「時代の流れに乗り遅れた人たち」のように思えたのです。

そして出会ったのがこの本。『なんでコンテンツにカネを払うのさ? デジタル時代のぼくらの著作権入門』(阪急コミュニケーションズ刊)です。この本を読んで、私は作家たちの神妙な面持ちの意味を理解しました。自炊行為の裏には、「著作権」という厄介で複雑な法律の存在があったのです

 


著者は『いつまでもデブと思うなよ』のヒットで知られる岡田斗司夫氏と、著作権を専門としている弁護士の福井健策氏。1冊すべてがこの二人の対談形式になっています。

アイデアマンの岡田さんからは、次から次に突飛な意見が飛び、

「100人養子をとったら、自炊を行っても合法なのか」

「日本のクリエイターで食べていけるのは1万人だけである」

「紙の本は作家からサインをもらうためだけに存在すると言ってしまえばいい」

それに対して、ちょっと苦笑しながら福井さんが冷静に答える。その流れが非常におもしろいです。

そもそも著作権とは何なのか? 見方はさまざまですが、著作権は「クリエイターを守る」ために生まれた法律です。例えば、シェイクスピアの時代には著作権など存在しませんでした。よって、誰もがそれをコピーして海賊版を作ることができたわけです。しかし、どれだけいい作品を作っても、すぐに海賊版が出回ってしまうのでは、クリエイターは食べていくことができません。

そこで、ある一定の期間、クリエイターが作品に対する権利をコントロールし、売れたものに関してはきちんと稼いで、次回作を創作するための糧にしましょう、と生まれたのが「著作権」です。実に、100年もの期間をかけて構築された法律なのです。

現在の著作権では、自炊行為自体は違法ではありません。しかし、行えるのは「家庭に準ずる関係」と規定されており、今回は家族でもなく、創作者から許諾も得ていない業者が代行していることが問題になっています。また、断裁後の書籍をネットオークションで売るような、悪質な業者もあるようです。

なるほど、それは問題。東野作品が売れても東野氏にはお金が入らず、それが原因で創作活動を辞めてしまっては困ります。それに、いまや著作権はクリエイターだけの問題ではなくなっています。現代は、1億総クリエイターといわれる時代。多くの人がブログやTwitter、Facebookなどを使って自分の言葉を発信しているのです。

例えば、2008年3月に「mixi」でこのような騒動があったことをご存じでしょうか? mixiの規約において、日記などのmixiを使って発信された情報は、国内外において、mixiが無償かつ独占的に使用する権利をユーザは許諾する、といった内容が発信されました。それに対してユーザーから避難の声があがり、mixi側はすぐに改訂することを余儀なくされたのです。このように、気付かないうちに著作権は身近な問題になっています
  
岡田氏と福田氏の対談は、著作権とクリエイターの未来の話へと進んでいきます。岡田氏が提案するのはこんな世界。

「コンテンツはただで発信する。しかし、それを発信する環境の中で、ユーザーがいいと思ったものにポイントをつける。それはいわばネット上の仮想通貨。それによってクリエイターにお金が入る仕組みをつくればいい。」

これは、わくわくする未来ではないでしょうか? 著作権は厄介だし、変えるのは難しいものです。しかし、もっとみんなで理解して議論することで、岡田氏のように遊んで変えていければ、きっと世の中はもっと楽しくなると思います。


(尾越まり恵)

 

  • ,,,,, - By

    香川博人

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