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LH質問箱:非合理的な人との不毛な議論をうまく終わらせるには?

2012.01.12 19:00 コメント数:[ 0 ]
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ライフハッカー編集部様

非合理的な人と議論になった場合、どうすればいいのでしょうか? その相手とはいつも意見が噛み合ず、私が自分の意見の根拠となる証拠や情報を提示しても、彼はそれを無視して、まるで個人攻撃を受けたかのように勝手に熱くなってしまうのです。

その人は少し誤植があったり、資料が最新版ではなく昨年版だというだけで、百科事典や科学的研究成果を否定するタイプの人間です。また、自分の意見と違うという理由だけで、あらゆる証拠を拒絶します。一体どうすれば完全に決裂もせず、全面降伏もせずに、この不毛な議論を終わらせることができるのでしょうか?

PN:欲求不満のディベーター(Frustrated Debater)

 

欲求不満のディベーターさんへ

あなたの気持ちは痛いほどわかります。きっと、友人か家族との終わりなき論争に疲れ果てているのでしょう。そして、彼らは非合理な人たちであり、自分の意見の根拠や理由ををきちんと説明しても、まったく耳を貸そうとしないのですね。わかります。よくあることです。

ここではそんな非合理的な人たちとの議論において、決定的な決裂を避けながらうまく事態を収拾する方法をご紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

1. 自分が何を話しているかを理解する

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まずは、自分自身をチェックしてください。自分が非合理に陥っていないか、自分の意見を証明するために間違った情報を無理に使おうとしていないか確認しましょう。議論やディベートの場でありがちなことですが、本当は自分も熱くなってしまっているのに、「自分は至って冷静で客観的で、相手だけが自分を見失っているのだ」と思い込んでしまうのは、よくありません

自分をごまかさず、まずあなた自身に問題がないかよく確かめてください。自分が主張している意見が、きちんと考えられ、調べられていて、証拠に裏付けされたものかどうかをよく吟味しましょう。それから穏やかに議論をスタートさせてください。相手から反対意見が出されても、すぐに反撃するようなことはせず、相手の意見をよく聞き、時間をかけて吟味しましょう。

もし、その相手と議論するといつも「泥仕合」になってしまうことがわかっているなら、ディベートを始める前に心の準備をしておきましょう。その議論にいやいや引っ張り出されたのであれ、戦う気満々でやってきたのであれ、次のことを肝に命じておいてください。あなたは理性と知性をもって自分の意見を述べ、相手と情報と視点を共有し、お互いの立場を理解し合うためにきたのであり、決して相手を改心させたり、やり込めたりするために来たわけではないのです。議論で相手を打ち負かしても、良い結果が出ることはまずありません。


2. たとえあなたが正しくとも、剣をおさめる時を知る

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議論が白熱してくる前に、議論をどこまで進めたいかを考えておきましょう。もし議論がエスカレートしすぎて、これ以上いくら話し合っても何も進展しないことが明らかになったり、議論が理性的な意見の交換の場から、単に声の大きさを競ったり、非合理な意見の押しつけ合いや個人攻撃の場になっていると思ったら、その不毛な争いから撤退することを考える時です。

話し合いが感情的なものになってきたら、ただちに議論をやめるのが理想的です。もし、その議論が誠実になされており、アイデアと視点のオープンな交換の場になっている場合は、もちろんそのまま続けるべきでしょう。しかし、理性的な議論の場が壊れておかしくなっている場合は、たとえあなたは間違っていないのだとしても、その議論はいったん終わりにした方が良いです。議論が過熱してしまうと、誰もが頑固になり、有益なアイデアの交換もされなくなります。

古いことわざに「ブタとレスリングをするな、ふたりとも泥だらけになるし、ブタはそれが大好きだから」というものがありますが、もし相手があなたをわざと怒らせたいと思っているような場合は、彼らは非合理的に振るまい、あなたが提示するあらゆる証拠や情報を無視するでしょう。話し合いを始める前にそうなることがわかっているなら、そのような相手とはそもそも議論を始めないことです。


3. 優雅に議論を終わらせ、心のドアを開けたままにしておく

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議論を終わらせるべき時が来たら、できるだけ良い雰囲気のままで別れるようにし、相手が冷静になったらまた戻ってこれるように、心のドアを開けたままにしておきましょう。話し合いが理性的で有益なものではなくなったことを、相手にうまく伝えて議論を終わらせる方法があります。

例えば、「どうやら今はお互い考えを変える気はないようだね。お互いにもう一度事実を調べて、後日改めて話し合うことにしないかい?」とか「お互いこんなバカバカしいことで熱くなる必要はないよね、また後で話さない?」とか「すみません、今はこれ以上この件について話し合いたくはありません。お互いが冷静になった後で改めて話し合いませんか?」と言いましょう。

絶対に心のドアを開けたままにしておくべきだというわけではありませんが、もしあなたの主張が正確な情報に裏付けられた合理的なものだという前提があり、相手もそうなる可能性があるのなら、話し合いの道を完全に閉ざす理由はありません。少しでも相手から学べるものがあったり、視野が広がったり、自分の考えに影響を与えたりする可能性を感じるなら、たとえ反対の意見を持つ相手であっても、理性的に話し合うことは有益です

しかし、心のドアを開けたままにするといっても、正直、こじれてしまった話し合いは今すぐ終わらせたいと思うでしょう。非合理で攻撃的になっている相手にドアを開けたままにすることはなかなか大変なことですが、冷静さを保つようにしましょう。議論を終わらせて他の話題を話すか、近くにいる他の誰かに話しかけてみたり、部屋を出て飲み物を取りに行くのです。このようにして議論を終わらせた後、その場の雰囲気が悪くならないうちに、何かアクションを起こすようにします

もし、あなたがここまでの話し合いで冷静さを保ち、誠実で理性的に振る舞っていたのなら、あなたが去った後の部屋の空気や、議論を聞いていた第三者にどう思われるかを気にする必要はありません。


4. 友人や家族に仲裁を頼む

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もし、状況があまりにも悪くなってしまった場合は、またあなた自身が話し合いで興奮してしまった場合は、共通の友人に相談すると良いでしょう。争いの相手が家族であるならば、他の親戚に間に入ってもらうようにします。間に入ってくれた人がどちらの意見に賛同するかはわかりませんが、大切なのは相手を説得することではなく、お互いの興奮を沈め、冷静さを取り戻すことです

必ずしも第三者に仲裁を頼む必要があるわけではありません。しかし、その非合理な論争相手が古い友人や親戚など、あなたが今後も親しくしていきたい相手であるなら、良好な関係を維持するためにも、誰かの手を借りるのも悪いことではありません。

話題によっては私事で済まないこともあるでしょうし、必ずしも最後に握手をしなければならないというわけではありませんが、第三者の仲裁により、両者が冷静さを取り戻せるなら、それに越したことはありません。時に仲裁者が「あなたたち二人とももっと冷静なときに改めて話すべきね、もっと理性的で合理的に話し合いましょう」と言うかもしれません。そのようなときは素直に耳を貸すようにしてください。


5. 冷静さを保つ:負けないことが勝つことだ

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あまりに相手が道理をわきまえない人の場合、相手の頭をバチーンと叩いて「自分が間違ってることがわからないのか!」と叫びたくなることもあるでしょう。実際、お互いの意見がぶつかる論争の場で冷静さを保つことは簡単ではありません。しかし残念ながら、顔面へパンチしたり、頭をバチンと叩いても、相手が意見を変えてくれることはまずありません。ましてや、あなたが正しいと証明される可能性は皆無でしょう。

実際のところ、非合理な人に負けないためには、冷静さを保ち、将来の話し合いへの道を残しながら議論をうまく終わらせるのが一番いいのです。あなたの意見は十分な証拠に裏付けられており、あなたはそれについて冷静に議論する用意があるわけですから、たとえ相手が熱くなっていたとしても、あなたまで熱くなる必要はまったくないのです。もし話し合いがこれ以上どこにも向かわないと判断したなら、ただちに会話をやめ、日を改めて自分の主張を説明する用意があることを伝えます。そして、今はこれ以上続ける理由はないと言いましょう。

たとえ相手が非合理的で聞く耳を持たないのだとしても、冷静さを保ち、自分を信頼し、自分まで同じレベルに落ちてしまわないように気をつけましょう。事態が悪くなる前に議論を終わらせることも時には重要なスキルです。今回の話し合いで思い通りの結論が出なかったとしても、緊迫した状況を一旦離れ、クールダウンするのはよいことです。

議論の間に冷静さを保ち、自分を信頼し、理性的に振る舞い、そして次回の話し合いのために心のドアを開けたままにしておくことができたのだとしたら、それこそが勝利です。決してダークサイドに落ちないでください。


議論が生産的になるよう、幸運を祈ります。

ライフハッカーより、愛を込めて


Alan Henry(原文/訳:伊藤貴之)

 

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