人気記事ランキング
Tweet数ランキング

音楽が脳に与える影響と、それを最大限活用する方法

2012.01.09 21:00 コメント数:[ 0 ]
  • このエントリーをはてなブックマークに追加

111215_headphone.jpg


音楽はその日一日をいい気分にしてくれたり、ちょっとした気分転換をさせてくれたりします。他にも音楽には、テンションを上げてエクササイズに備えたり、怪我を癒す力があるます。音楽は一体どのように私たちに働きかけているのでしょうか? そして、音楽を最大限活用するにはどうしたらいいのでしょうか?

Photo by JT Theriot.

 

今年、頭を銃で撃たれて重体になっていた国会議員のGabrielle Giffords氏は、音楽療法によって再び会話ができるようになりました。まだ現段階では研究中ですが、音楽は脳の複数の部分に働きかけるので、神経を伝達する道筋に深い部分で関われるとされています。人が頭の中に保存している情報を外に出すのに、音楽が手助けをしてくれるのです。この方法は、脳卒中を起こした患者にも使われていて、「Kenny Rogers Effect(英文)」と呼ばれています。

このような音楽による恩恵を受けられるのは、脳を損傷した人だけではありません。ここから先は、音楽が脳に与える影響をを考察し、毎日の暮らしにどのように取り入れるかを見ていきましょう。

忘れていたことを思い出す

111215_swing.jpg

1990年代には、「モーツァルトを聴きながら勉強すると、テストでいい点数が取れる」という研究結果が広く知られていましたが、最近ではそれを覆すリサーチ(英文)も出てきています。それは、数字を使ったり、何かの順番を覚えたりする勉強をしているときに音楽を聴くと、頭に入りにくいというものです。とはいえ、それでも音楽は一度覚えたものを思い出す助けにはなるようで、アルツハイマーの患者が記憶を取り戻すのに使われたりしています。

私たちは、知っている音楽を聴くと長期記憶を司る脳の海馬が刺激されます。そして、かつてその曲を聴いたときに体験したことなど、関係のある記憶が引き出されるのです。ということは、モーツアルト効果が覆されても、音楽を聴きながら新しい記憶ができると、その後同じ音楽を聴くことで、その記憶が引き出されることがある、ということが言えます。もし、何か暗記しなければいけないことがあるのになかなか覚えられない場合は、最初に覚えようとしたときに聴いていた音楽があれば、それを聴き続けるとうまくいくかもしれません。

Photo by David Mican.


免疫力を高める

111215_kleenex.jpg

音楽を聴くだけで免疫力が高まるなんてウソのような話ですが、ちゃんと科学的に証明されています。癒しの音楽は、ストレスを軽減し(英文)、そのときにストレスホルモンのコルチゾールの値が下がります。これは癒しの音楽だけでなく、テンポのいいダンスミュージックでも体内の抗体のレベルが上がる(英文)とわかっています。音楽が免疫力に及ぼす影響について最近発表をしたDr.Ronny Enk氏は、「音楽を聴いて気分が良くなると、生理学的な変化が起こり、ストレスの軽減や免疫力アップにつながる」と説明しています。

音楽が免疫力アップに役に立つということは、頭の片隅においておくといいですね。ストレスを感じたとき、風邪をひきそうな感じがしたときは、音楽を聴くといいかもしれません。どんな音楽を聴いたらいいかわからない場合は、「LH作業用BGM」も参考にしてみてください。アンビエント・ミュージックがそろっています。アップテンポの曲の方が好きな人は、そちらでも同じ効果があります。

Photo by sunshinecity.


エクササイズのお供に

運動をするときに音楽を聴くとプラスに働くことがわかっています。最近の調査(英文)では、テンポの速い音楽がエクササイズにとくに効果的だと発表されました。これは特にに驚くような結果ではありませんが、研究では、音楽がエクササイズによる疲労から気をそらしてくれるので、より心拍数を上げて筋肉を動かすことができるとしています。そこでの音楽の具体的な役割はまだわかっていないものの、音楽を聴きながらエクササイズをすると、より激しいトレーニングに耐えられるということのようです。

この際、最も効果的なテンポは1分間に120~140ビートだとか。これは、一般的なアップビートのダンスミュージックの速さです。このテンポの曲に合わせてエクササイズすれば、免疫力をアップさせつつ、音楽がない場合よりも負荷の高い運動ができます。


プレッシャーに負けない自分になる

111215_eggshell.jpg

ハミングすると不安な気持ちが抑えられるとのことですが、これはプレッシャー対策にも使えるようです。フリースローで失敗しやすいバスケットボールの選手を対象とした調査で、選手にキャッチーでアップビートな曲を聴かせてみると、成功率が上がったとか。モンティ・パイソンの『Always Look on the Bright Side of Life』を選手に聴かせたところ、前頭前皮質をあまり使うことなく、リラックスした状態でフリースローをすることができました。

もし、あなたが心配性で大事なミーティングやプレゼンでアガってしまうタイプであれば、力を抜いて聴くことのできる、ユーモラスな曲を聴きながら心の準備をすると、失敗を防げるかもしれません。上記のモンティ・パイソンの曲はいい例ですが、あなた自身が好きな軽い曲調の音楽なら、同様の効果が期待できます。

Photo by Ludie Cochran.


疲れに打ち克ち、生産性を上げる

音楽が生産性を上げると結論づけるに足りる研究結果は、まだそろっていませんが、歌詞のない曲は、脳の言語を扱う分野を邪魔しないことはわかっています。理論としてはエクササイズの場合と同じで、テンポの速い音楽は脳の動きを助けるようです。

もし、あなたの仕事が単調ならば、音楽を聴くことで気分を高揚させつつ、退屈な仕事をこなす、といったことができます。エクササイズも同じで、音楽の種類を変えることで、疲れを感じにくくなります。また、どのような種類の音楽を聴いてもドーパミンは分泌されるので、ムードを高揚させることが可能、という研究もあります。疲れたとき、飽きてきたとき、気分が沈みがちなときは、まず、お気に入りのポップミュージックを聴いてみてください。


いかがでしたか? 皆さんはどのように音楽の助けを借りているでしょうか。オススメの音楽活用法があれば、コメント欄で教えてください。


Thorin Klosowski(原文/訳:山内純子)

 

[an error occurred while processing this directive]
コメントする

コメントは承認制となっております。編集部が確認および承認した後に、サイトへ反映されることになるので、多少時間がかかってしまうことがあります。
また、公序良俗に反する内容、個人や団体を誹謗中傷する内容、その他不適切と判断させていただいた内容については、否認または削除させていただく場合もございます。ご了承ください。
Only japanese available.

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL :

この記事へのtweet
お知らせ
最新記事一覧
注目数ランキング
Lifehacker team
編集委員
早川大地 | URL
平田大治 | URL
横尾茜
小山龍介 | URL
編集長
常山剛 * | URL
編集部(問い合わせ先
松井亮太 *
安齋慎平 * | URL
まいるす・ゑびす | URL
曽我美穂
粟野雅子
kiki
松岡由希子
的野裕子
JD | URL
伊藤貴之 | URL
ライター
eccentrics | URL
傍島康雄 | URL
ドサ健 | URL
山内純子 | URL
祐天寺ヨリエ
聖幸 | URL
山崎俊輔 | URL
美崎薫
カメきち | URL
沢田キャベツ
境貴子
丸田鉄平
石田明
野々下裕子 | URL
野本纏花| URL
田中二郎三郎
箱石昇平| URL
浅田資継| URL
enthumble| URL
コラムニスト
ココロ社
スゴレン
デザイナー
前田龍一 *
広告営業(問い合わせ先
城口智義 *
土井孝彦 *
阿座上陽平 *
碓井真紀 *
山下恵子 *
広告進行
山本朋子 *
ディビジョンディレクター
尾田和実 * | URL
ジェネラルマネジャー
長田真 *
パブリッシャー
今田素子 *
* =[mediagene Inc.
サーバ管理
heartbeats
about Lifehacker
ライフハッカー[日本版]について
・iPhone用サイト
iPhone版記事配信中のニュースサイト
livedoorニュース IT media 誠biz.ID msnデジタルライフ アメーバニュース excite投稿希望者のお問い合わせ

郵送の方は下記宛へ資料等をご郵送ください。

150-0036
東京都渋谷区南平台町16-29 グリーン南平台ビル8F
株式会社メディアジーン
ライフハッカー[日本版]編集部宛

広告募集! ライフハッカーはスポンサー様のおかげで、今日も更新できています。もし「バナーを出稿しようかな」と思いましたら、こちらをご覧ください!
媒体資料をダウンロード
広告に関するお問い合わせ
どうぞよろしくお願いします!