人気記事ランキング
Tweet数ランキング

インターネットのサービスやコンテンツを管理しようとする法案「SOPA」ってなんだ?

2011.11.30 19:00 コメント数:[ 4 ]
  • このエントリーをはてなブックマークに追加


SOPA」とは「Stop Online Piracy Act」の略で、何かいいことのためになるという風に見せかけて、実はインターネットをネガティブに変化させる恐れのある深刻なアクションです。著作権を侵害する「おそれがある・可能性がある」サイトを検閲するという名目で、エンターテインメント産業を管理下に置こうとしています。この言葉(概念)はかなり曖昧で、TwitterやFacebookなど、多くの人々が毎日使っているサイトが囲い込まれる可能性も十分あり、SOPAは深刻な問題となりつつあります

そこで今回は、SOPAとはどういうものなのか、これにどう対処できるのかを考えていきましょう。

 

■SOPAとはどのようなものか、なぜ気をつけるべきなのか?

SOPAの背景にある考え方は、オンライン上の個人情報を抹消しようとするために生まれた、一見理にかなっているようなものです。エンターテインメント業界は、認証なしで製品をダウンロードする人が多くなっていることに、明らかに困っています。しかし、いかにプライバシーを守るか、それを暴こうとするものに対抗するか、相手にしないかということが、本当に問題なのではありません。SOPAの問題は、著作権の侵害を助長していたり、しそうな可能性のあるWebサイトのドメインを、会社がブロックできるようにしてしまうことです

111118_SOPA_01.jpg

これがどういうことかというと、例えばライフハッカーにプライバシーを侵害するような記事が一つないし二つあったとしたら、ライフハッカーのドメイン「lifehacker.jp」がブロックされ、アクセス不可にできるということ。この法案では、数字のIPアドレスはブロックできないので、IPアドレスが分かっていれば、ライフハッカーや監視されている他のサイトにもアクセスできます。つまり、この法案は海賊版のコンテンツのダウンロードを止めることができないのです。

ドメイン名がブロックされても、IPアドレス経由にすればすべてが機能します。そのために作られているにも関わらず、基本的にこの法案では海賊版を撤廃できません。しかし、海賊版のコンテンツを配布したり、配布を認める可能性のあるサイトは、きちんと監視できるようになっています。そこには、Facebook、Twitter、YouTube、Tumblrのようなサイトが含まれています

サイトに海賊版のコンテンツや、オンラインの著作権侵害を勧めるような情報をポストすることができる場合、それに対して申し立てをすることが可能です。これは、著作権のある画像をFacebookに投稿したり、著作権を侵害するような情報をコメントとして投稿するような、大したことのないと思われるようなことでも、適用できます。法案の言葉の意味が広範囲で曖昧なので、とても厄介です

SOPAをベースにした検閲では、どんなサイトも5日以内には訴えられるでしょう。法的な問題に対処するには時間があまりありませんし、著作権侵害を取り扱ったことがあるなら、訴えがいかに無力かということが分かると思います。法的行為を脅威に感じると、会社は一般的に著作権を侵害する恐れのあるコンテンツを削除したり、気をつけたりしすぎて、失敗していく傾向にあります。SOPAを元にした要求によって、Webホストがサイトを監視すると、同じような問題が起こりえるのです。

SOPAがどのように機能しているかをもっと知りたい場合は、「Electronic Frontier Foundation (EFF)」に概要が載っているので読んでみてください。また、SOPAの正確な内容を見ることも可能です。ざっとかいつまんで知りたい場合は、冒頭動画を参照してみてください。ただし、これらはすべて英語のみですので、日本語はこちらの翻訳記事を参考にしてみてください


■SOPAに対して何ができるのか?

最近、Twitter、Google、Reddit、Kickstarter、Tumblr、Mozilla、Yahoo、AOL、eBay、Zynga、Facebookなど、いくつかのサイトがSOPAに反対する共同声明を発表しました。個人でも、SOPAに対抗する方法はあります。

111118_SOPA_02.jpg

American Censorship Day」で署名をしたり、SOPAに関する情報をソーシャルメディアで流したり、記事をポストしたりしましょう。メールで友だちや家族に知らせるのもいいです。この法案に反対であれば、なぜこの法案に反対した方がいいのかを、周りの人にも分かるように説明してみてください。

SOPAはアメリカの法案ですが、これが通れば日本のサイトも同じく適用される可能性がないわけではありません。今やインターネットには国境などあってないようなものなので、私たち日本人もアメリカのサイトやサービスを利用しています。それらがある日突然使えなくなることもあり得るわけです。

SOPAを推進する動きは加速しています。もし反対する意志があれば、すぐにでも行動に移しましょう。SOPAに関するご意見、ご感想、新たな情報などがあれば、ぜひコメントでお願いします。


Adam Dachis(原文/訳:的野裕子)

 

コメント(4)
user-pic

SOPAに反対するなら、グ ー グ ル 八 分 に関する記事も取り上げてくださると助かります。

user-pic

海賊版のほとんどの出所が中国と韓国なんだから取り締まったって無駄。
中韓の政府が犯人差し出すとは思えないし、むしろ開き直りそう。

user-pic

これは海賊版をとりしまるなんて内容じゃない。大手レーベルからお金をもらってる政治家の戯言だ。言ってる事がめちゃくちゃでコメントする気にもならないがこれがとおればインターネットは本当につまらないものになるし、市場への影響も多い。ネットがどれだけのお金を生んでいるか。。。 この法案を支持する政治家が企業から多額の金を鵜蹴っとっているのはあきらかで、それらの人達に恥を知れと大きな声でいってやりたい。

user-pic

こんなの当たり前。規制緩和と何かと騒いでるけど、統一政府実現にはエンタメ業界を政府集中に納めないと駄目なのよ。

コメントする

コメントは承認制となっております。編集部が確認および承認した後に、サイトへ反映されることになるので、多少時間がかかってしまうことがあります。
また、公序良俗に反する内容、個人や団体を誹謗中傷する内容、その他不適切と判断させていただいた内容については、否認または削除させていただく場合もございます。ご了承ください。
Only japanese available.

トラックバック

このエントリーのトラックバックURL :

なぜ全てのフィルムメーカーはSOPAに対して反対を叫ぶべきなのか from Film Goes with Net2011.12.04 02:00
インターネットを規制する法案にGoogleのようなネット企業が反対するのは、ある意味当然のことです。彼らは利害当事者なわけですから。しかし、インターネット... 続きを読む
この記事へのtweet
お知らせ
最新記事一覧
注目数ランキング
Lifehacker team
編集長
年吉聡太
編集部(問い合わせ先
安齋慎平
長谷川賢人
編集委員
早川大地
平田大治
横尾茜
小山龍介
まいるす・ゑびす
曽我美穂
粟野雅子
kiki
松岡由希子
的野裕子
JD
伊藤貴之
rhyeh
大嶋拓人
ライター
eccentrics
傍島康雄
ドサ健
山内純子
祐天寺ヨリエ
聖幸
山崎俊輔
美崎薫
カメきち
沢田キャベツ
境貴子
丸田鉄平
石田明
野々下裕子
野本纏花
田中二郎三郎
箱石昇平
浅田資継
enthumble
尾越まり恵
大山奏
大山貴弘
ふじたさとか
コラムニスト
ココロ社
スゴレン
デザイナー
前田龍一
広告営業(問い合わせ先
城口智義
土井孝彦
阿座上陽平
碓井真紀
山下恵子
広告進行
山本朋子
ディビジョンディレクター
尾田和実
ジェネラルマネジャー
長田真
パブリッシャー
今田素子
サーバ管理
heartbeats
about Lifehacker
ライフハッカー[日本版]について
・iPhone用サイト
iPhone版記事配信中のニュースサイト
livedoorニュース IT media 誠biz.ID msnデジタルライフ アメーバニュース excite投稿希望者のお問い合わせ

郵送の方は下記宛へ資料等をご郵送ください。

150-0036
東京都渋谷区南平台町16-29 グリーン南平台ビル8F
株式会社メディアジーン
ライフハッカー[日本版]編集部宛

広告募集! ライフハッカーはスポンサー様のおかげで、今日も更新できています。もし「バナーを出稿しようかな」と思いましたら、こちらをご覧ください!
媒体資料をダウンロード
広告に関するお問い合わせ
どうぞよろしくお願いします!