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コーヒー党にあえて捧げるバラエティ豊かな「お茶」の事始め
コーヒーは、季節問わず、ビジネスパーソンにこよなく愛されている飲み物。ライフハッカー[日本版]でも、コーヒーにまつわる記事を数多くご紹介してきました。
一方で、コーヒーの永遠のライバルであるお茶も、バラエティ豊かで、健康にもよい飲み物。この記事では、お茶の魅力について探りながら、美味しく楽しむコツをご紹介したいと思います。
■お茶の利点
1. 健康によい
ライフハッカーアーカイブ記事「1日にコーヒーを何杯も飲む人は特定のガンになるリスクが減る!?」でご紹介したとおり、コーヒーには、ガンのリスクの一部を軽減するなど、健康によい作用もありますが、カフェイン依存といったネガティブな作用もあります。
一方のお茶は、多くの研究によるとガンリスクの軽減、肥満防止など、健康によい効果があり、かつ、ネガティブな作用はほとんど認められていません(コーヒーと紅茶の健康への影響については、米Lifehacker記事「The Coffee Vs. Tea Infographic Lays Out Each Drink's Benefits Side-By-Side」のインフォグラフィック参照)。
2. 「カフェイン切れ」になりにくい
お茶は、コーヒーと異なり、「カフェイン切れ」にはなりにくいです。お茶、コーヒーともに、カフェインが含まれていますが、その量はまちまち。一般的には、一杯あたりのカフェイン量は、お茶よりもコーヒーのほうが多いとされています。『The Book of Coffee & Tea: A Guide to the Appreciation of Fine Coffees, Teas, and Herbal Beverages』によると、コーヒーは淹れている間にカフェインの抽出がほとんど完了する一方、お茶は5分浸しても、含有されているカフェイン量の4分の3しか抽出されないとか。
また、一杯あたりのカフェインの濃さのみならず、カフェインがカラダにもたらす作用も、コーヒーとお茶では異なります(ちなみに、カフェインのヒトへの作用については、ライフハッカーアーカイブ記事「カフェインは結局、ヒトにどんな作用を及ぼしている? 専門書の著者に聞いてみた」を参照のこと)。
ある記事によると、コーヒーやお茶に含まれるカフェイン以外の化学化合物が、カフェインの作用を増減させるとか。コーヒーの場合はカフェインの作用が強まりますが、お茶ではこれが緩和。お茶に含まれる抗酸化物質やポリフェノールによって、長い時間かけて、カラダにカフェインが吸収されるそうです。「コーヒーを飲むと寝つきが悪くなる...」という人は、お茶に切り替えるのも手です。
3. バラエティが豊か
お茶は、穏やかな白茶から、独特の香りのお茶、渋みのある紅茶まで、バラエティ豊か。酸味のあるグアテマラコーヒーや、コクのあるスマトラコーヒーなど、コーヒーをいろいろ試すのが好きな人は、お茶でも同様の楽しみ方ができます。
■お茶の選び方
紅茶は、しっかりした味なので、一般的に、コーヒー党の人には合います。シチュエーションや好み別に、もう少し詳しくみていきましょう。
1. 目覚めの一杯に
モーニングコーヒーならぬ、モーニングティには、強めの味の紅茶をブレンドした、イングリッシュブレックファースト(English Breakfast)やアイリッシュブレックファースト(Irish Breakfast)がオススメ。シャキっと目覚めたいとき、コーヒー代わりになります。
アイリッシュブレックファーストは、インドのアッサム地方で栽培されたアッサム茶葉を使っているものが多く、James Norwood Pratt著『Tea Lover's Treasury』によると、「刺激を持つ麦芽のような味でコクがあり、非常に濃い色をしている」のが特徴です。厳密に言うと「お茶」のカテゴリではないですが、マテ茶もカフェインが高く、抗酸化や抗炎症といった健康によい作用があります。
Photo by Andrew.
2. 特徴のある味わい
独特の味わいを持つお茶としては、アールグレイ(Earl Grey)やラプサン・スーチョン(Lapsang Souchong)、日本の玄米茶などが挙げられます。
アールグレイは広く人気があり、ベルガモットで香り付けされた独特の味を持つお茶です。同様に、ラプサン・スーチョンも好き嫌いが分かれる個性的なお茶。「お茶はコーヒーに比べて、味にパンチがない」と感じる方には、煙のような強い味わいなのでオススメです。
グアテマラコーヒーやヘーゼルナッツコーヒーなどのナッツフレイバーのコーヒーがお好みなら、玄米茶もいいかもしれません。ポップコーンのような香ばしい味わいです。
Photo by Robin.
3. バランスがとれる健康によいお茶
強い風味がお好みでないなら、ウーロン茶はいかがでしょう? 軽い味わいの緑茶と、しっかりした紅茶のちょうど中間くらいのお茶です。ウーロン茶は「お茶のシャンパン」とも呼ばれ、穏やかでオールマイティなリラックス茶です。
Photo by J Wynia.
4. お茶を淹れるプロセスも楽しみたい
お茶を淹れるプロセスも楽しみたいなら、工芸茶があります。手摘みし、手縫いされた茶葉で、淹れている間に花のように開いてきます。味だけでなく、お茶を芸術的に楽しむことができますよ。
Photo by Heather Katsoulis.
■美味しいお茶の淹れ方
美味しいお茶の淹れ方は、基本的にコーヒーと同様。鮮度、水、温度、タイミングがポイントです(美味しいコーヒーの淹れ方については、ライフハッカーアーカイブ記事「米LH編集部が贈る美味しいコーヒーのDIY事始め」参照)。
1. 鮮度
コーヒー豆を涼しい暗所で保存するのが望ましいのと同じく、お茶は茶葉ごと保存しましょう。細かくしてティーバッグに入れてあるものよりも、茶葉全体を買ったほうが新鮮で質もいいです。お茶はきちんと保存さえすれば、コーヒーよりもずっと長持ち。空気や光、におい、熱や湿気に触れなければ、2年は大丈夫です。
2. 水
コーヒーもお茶も、そのほとんどは水。つまり、水の質が重要です。新鮮で冷たい水を使いましょう。浄化したものやボトルウォーターが望ましいでしょう。
3. 温度
温度は、コーヒーとお茶で異なるポイント。米国スペシャリティーコーヒー協会(SCAA)では、コーヒーに適した温度として、沸騰する直前の華氏195~205度(摂氏90.5~96.1度)を推奨していますが、お茶の場合は、白茶、緑茶、ウーロン茶、紅茶、ハーブティ、ルイボスティなど、その種類によって、適した温度が異なります。
紅茶は、沸騰直後に淹れること。白茶や緑茶などデリケートなお茶は、華氏170度(摂氏76.7度)と低めが適温です。お茶にまつわるウェブサイト「In Pursuit of Tea」では、主なお茶に関する適温ガイド(英文)をまとめています。また、購入時に適した温度をお店の人に尋ねてみるのもいいでしょう。
4. タイミング
コーヒーの場合、淹れ方によって抽出時間は3~6分程度と異なります。お茶もこれと同様、種類によって浸出時間は異なります。ウーロン茶は7分で、淹れなおすこともできますが、白茶などのデリケートなお茶は3分程度と短めです。
浸出時間については、「In Pursuit of Tea」のガイド(英文)が参考になります。また、「Steep.it」のようなウェブツールを使うのも一法です。自分好みの濃さを試行錯誤してみるのも、お茶の楽しみ方のひとつかもしれません。
■お茶のための道具
フレンチプレスやエアロプレスのようなコーヒー用のグッズは、お茶を淹れるのに使えますが、英国調の磁器や日本の鉄瓶、モダンガラスなど、お茶用グッズを揃えてみるのも楽しいかもしれません。あとは、お湯を沸かすヤカンとタイマーがあれば十分です。
このほか、お茶にまつわる参考記事としては、ライフハッカーアーカイブ記事「お茶に関する豆知識」、「紅茶を美味しく飲むコツ」、「すぐ飲める!アイスティーの作り方」などもあわせてどうぞ。
Melanie Pinola(原文/訳:松岡由希子)
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