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プレッシャーとうまく向き合うために今すぐできる4つの手段!
シアン・ベイロック氏は彼女の著書Chokeの中でなぜ人がプレッシャーの中で苦しむのかの科学的構造を検証しています。ベイロック氏によるとプレッシャーを苦しみ変換してしまう構造、あるいはパターンというのがいくつかあり、この本の中では、うまくプレッシャーと向き合う方法が紹介されています。
そもそも、なぜ人はプレッシャーを苦しいと感じるのでしょうか?
プレッシャーの感じ方というのは、多種多様にありますが、プレッシャーを与えられると前頭葉前部が正常の働きをしなくなってしまうことが原因なのだそうです。これにより思考及び論理を司る脳の部分が正常に機能しなくなります。これは、失敗を恐れる気持ちが脳のリソースを占拠してしまうからだと言われています。
しかしプレッシャー下では、そこでの成功を収める為に考えすぎてしまう、ということもしばしばあります。例えば、ゴルフで普段ならほとんど失敗することがない1メートルのパットを決めようとして、ひじの使い方に気を取られるあまり、失敗してしまう、などあまりにも細部にこだわり過ぎるあまり、全体の流れが邪魔されてしまい、失敗に結びついた経験が誰しもあるのではないでしょうか? 物事の細部は成り行きに任せた方がたいていの場合は良いものです。
なぜプレッシャーで苦しむのか、という科学的構造を理解出来れば、それを逆手に取り、うまくやりすごす、ということも可能なのではないでしょうか?
Chokeの本の中でシアン・ベイロックは、その為のTipsをいくつも提案しています。その中の一部をここで紹介していきたいと思いますので、プレッシャーに強い人もそうでない人もぜひ一度読んでみて下さい!
■プレッシャーに慣れよ
最初に練習と本番のギャップを出来るだけ近づけることです。つまり、プレッシャーがある状態で練習することです。プレッシャーを常に感じながら練習することにより、プレッシャーを恐れる気持ちに慣れるように自分を仕向けます。また、どのような状況で自分がプレッシャーを感じるのかを知ることにより、相手にかかるプレッシャーを最大化する、ということも可能になります。と言っても、失敗したら罰がある、などのギリギリの状況を作る必要はなく、友達や家族が見ている状態で練習する、などプレッシャーのレベルがさほど高くない状況でもプレッシャーに慣れるという意味では有効だと言われています。
■くよくよしない
過去の失敗にくよくよしないことが大切です。過去の失敗は、失敗として考える良い機会だと思って受け止めてみてください。失敗は成功の母です。カナダ代表の水泳チームで行なわれたリサーチによると、過去の失敗を悔やむことで身体もマインドもネガティブな状態に陥ってしまい、その結果として最良の結果を生み出すことが出来なくなってしまうことが明らかになっています。
■結果を重視する
3つ目は、プレッシャーを感じると、普段はなんでもなく出来ることが出来なくなってしまう、という場合に有効な方法です。何をするにせよその過程ではなく結果を重視してみて下さい。結果を重視し、全体の流れに沿ってパフォーマンスを行なうと細部に気持ちが行かない分「普段のパフォーマンス」を取り戻しやすくなると言われています。面接やクライアントへのプレゼンなどのビジネスシチュエーションでも何を言うべきではないか、ではなく、何を言うべきかに的を絞って考えて見て下さい。何をするべきでないか、言うべきでないかについて考えると、それを実行してしまう可能性はそれについて考えた分だけ高くなってしまいます。
■書き出してみる
4つ目は「書き出してみる」ことです。心配事やストレスとなっているイベントについて書いてみることにより、ワーキングメモリ(作業記憶、作動記憶とも呼ばれる)が増加することが分かっています。また自分が考えている最中に妻や夫、子どもなど他の要素が混ざり込むことを防ぐ働きもあります。長く書く必要はありません。大きなイベントの前に10分、または週に一度など定期的に10分間書いていると脳の働きを最大化させることが出来ます。
シアン・ベイロック氏は『Choke: What the Secrets of The Brain Reveal About Getting It Right When You Have To』でストレス下においての脳の働きの研究分野においての第一人者。この本の中ではストレスに強い人とそうではない人との差がどうして起こるのか、などを科学的に説明しようと試みています。またプレッシャーの中でいかに成功していく実用的な方法を提案しています。
ここ一番で結果を出す、と聞くと、WBCの決勝の延長十回、ツーアウト二塁三塁という緊迫の場面でバッターボックスに立ち、センター前に見事なタイムリーヒットを打ったイチロー選手の姿を思い出してしまいますが、プレッシャーをうまく引き寄せるなんて要素も一流な人に必要なのかも知れません(余談ですが、あのイチロー選手にとってもWBCのあの場面は今までの野球人生で一番怖かった、そうです)、。
Sian Beilock (原文/まいるす・ゑびす)
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