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SimpleStyle 第17回:黒バックでいこう~コマンドラインでクリップボードとやりとりする『copy2clipboard』
■アメリカンメタファー
フォルダやクリップボードは、すっかりコンピュータの中のメタファーとして、日常的になりました。
わたしはコンピュータを使うまで、二つ折りのハンギングフォルダや、クリップボードを使ったことがなかったのです。いまに至るも、結局ほとんど使ったことがないので、フォルダはじつはメタファーとして機能していない気もします。
ノートやルーズリーフ、メモ帳や付箋にはなじみがありました。机や文具からイメージするのは、ノートやペンなので、フォルダやクリップボードには、いかにもアメリカのプラグマティックなオフィスシステムの印象があります。
■GUIの苦手とすること
このわたしにとっては、すこしズレた印象のあるGUIは、綺麗で使っていて楽しいものではあります。ただ、おなじことをくり返して行ったり、定型処理には不向きです。
コンピュータを使っていかに楽をするか、と日々考えていると、たどりつくのは、GUIを使わないことです。これは、ひとつの結論なのではないかと思います。結論というほどのこともないですね。テクニック。ノウハウ。念のため、GUIを全否定しているわけじゃないですよ。
GUIには、GUIのよいところがあり、コマンドラインには、コマンドラインのよいところがあります。
『SimpleStyle』では、GUIでありながら、いわゆるメニューなどを使わない、比較的単機能で定型処理向けのツールを作っています。単機能を組み合わせて使うのが、生産性向上に向くのではないか? と考えているためです。コマンドラインを意識した、GUIツールです。
■コマンドプロンプトの作業
先日、このライフハッカー[日本語版]を読んでいたら、コマンドプロンプトでCtrl+Vを使う方法について、紹介記事がありました。
コマンドプロンプト、一時ほどではありませんが、わたしもひんぱんに利用しています。よく使うのは、
dir /s /b > files.txt
とかですね。
フォルダをサブフォルダまでたどって、ファイルを一覧したテキストファイルを、手に入れることができます。おなじことをGUIで行うのは、手間ばかりかかって、あまりやりたくない作業です。
■コマンドプロンプトとクリップボード
そのコマンドプロンプトで、クリップボードとやりとりすることも、これまたけっこう尋常茶飯の作業です。
そこで「クリップボードに文字列を入れる」、「クリップボードにファイルの中の文字列を入れる」、「クリップボードの中の文字をファイルに保存する」という、3つの機能をもつのが、この『copy2clipboard』です。
ついでに、クリップボード(テキスト)ビューアー機能も用意しました。
■かんたんな使い方
プログラムは、copy2clipboard.exeだけですが、最初に起動すると、clipboard2file.exeと、clipboardwatcher.exeを作ります。
使い方は次のとおりです。
copy2clipboard (word|path)
で、wordまたはpathのファイルの中身をクリップボードにコピーします。
clipboard2file
で、クリップボードの中身のテキストをファイルに保存します。
clipboardwatcherのみは、ウィンドウをもつソフトです。起動すると、クリップボードの中身(テキスト)を定期的に表示します。クリップボードを可視化するソフトです。おまけです。
■応用案とか
たとえば、
dir /s /b > files.txt
copy2clipboard files.txt
と実行すると、フォルダ以下の全ファイル一覧を、クリップボードに入れることができます。あとは、これをテキストエディタなどで加工するとか、というのは、かんたんな応用のアイデアです。
アイコンは『iconspedia』のPixelMixerさんによる「Clipboard icon」を使用しました。WindowsXPで動作テストしています。動作には、.NET Framework2.0が必要です。
(美崎薫)
- SimpleStyle 第16回:黒バックでいこう~コマンドラインでクリップボードとやりとりする『copy2clipboard』
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