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ゲストライター  - ,,,  12:00 PM

怒りの発散は「魂の浄化」でなく「火に油を注ぐ行為」という説

怒りの発散は「魂の浄化」でなく「火に油を注ぐ行為」という説


シューティングゲームであらゆるものを撃ちまくる、ボクササイズで思いっきりパンチを打ってみる、枕を口に押し当てて「ウォー!!」と叫んでみるなど、日々溜まるストレスの発散方法はひとそれぞれ。お手軽グッズとしては、「ストレスボール」や「むげんプチプチ」などもありますね。しかし、この手の行動は、実はストレスの「ガス抜き」にはなっておらず、火に油を注いでいるだけ、という説があるそうです。

怒りの感情は、自分の中に閉じ込めておくと、限界に達するまで、どんどん大きく、濃く、強く、膨らんでいくものですね。では「怒りの発散は、ストレスを軽減する効果的な方法である」といわれていますが、これは本当なのでしょうか? ブログ「You Are Not So Smart」では、この真偽について詳しく採りあげています。

 


古代ギリシアでは、気分が悪いときに吐く、とか、トイレで用を足す、といった行為と同様、ネガティブな感情を外に出すカタルシス(浄化)」によって、正常な状態に戻ることができると考えられていました。

この考え方は、19世紀後半から20世紀初頭にかけて、精神分析学者フロイト(Sigmund Freud)に受け継がれます。フロイトは、不安や欲望・癒されない傷・収束しない言い争いなどによって、ヒトの精神が「毒される」と捉え、これを解消するには、ココロの風通しをよくすることが必要、と説いています。怒りのマグマが沸々と湧き上がり、いつか爆発するのを防ぐためには「ガス抜き」が必要だと、考えたのです。

この通説に疑問を持ったのが、1990年代の心理学者Brad Bushman氏。「怒りの発散は本当に効果があるのか?」について解明すべく、180名の学生を対象に、実験を行いました。

被験者を3つのグループに分け、ひとつのグループには「怒りを発散するのは効果的だ」というウソのレポートを、別のグループには「怒りを発散しても意味がない」というレポートを、残りのグループには、中立な立場のレポートを、それぞれ読ませたのち、全員に「妊娠中絶の是非」というテーマでエッセーを書かせました。

彼らのエッセーのうち、半数には「よくできました」と評価し、残りの半数は「こんな出来の悪いものは見たことがありません」と酷評して、各人にフィードバック。酷評された学生のうち、事前に「怒りを発散するのは効果的だ」というレポートを読まされたグループの学生は、他のグループよりも、クッションをパンチしたがる傾向が認められたそうです。

この実験の続きとして、エッセーで酷評された学生を、2つにグループ分け。片方のグループには、殴るのにちょうどよい大きさのクッションを渡し、もうひとつのグループは、そのままで2分間待たせた後、早押しゲームを行いました。

早押しに負けた人は、0~10のレベルのうち、相手が調整するボリュームで、不快な音を聞かされるというルールなのですが、早押しゲーム前、静かに待っていたグループは、平均2.47のボリュームだったのに対して、クッションで散々パンチしてゲームに臨んだグループは、平均8.5のボリュームを設定したそうです。また、類似の実験として、早押しゲームの代わりに、ワードパズルをさせてみたところ、パズルをスタートさせる前にクッションでパンチしたグループは、「ch_ _e」の空欄を「chase(追う)」ではなく「choke(窒息させる)」と埋めるなど、攻撃的なワードを答える傾向にあったとのこと。



これらの結果を見る限りでは、自分のエッセーを酷評された怒りは、クッションをパンチすることで解消されているどころか、より強くなっていると考えられますね。Bushman氏は、怒りへの適切な対処法として、怒りの感情にすぐ反応するのではなく、リラックスし、ときには気を紛らわせることを、勧めています。

怒りを発散することは、むしろ、その感情をエスカレートさせ、攻撃的な言動を助長するだけなのかも...。もちろん、一度湧き上がった感情を、無理やり押し殺すのは逆効果ですが、感情に任せて「暴れてみる」のではなく、これと静かに向き合うことも、ときには有効なのかもしれません。


Catharsis [You Are Not So Smart]

Adam Dachis(原文/訳:松岡由希子)

 

  • ,,,,, - By

    香川博人

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