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デジタル系ホームレスも出現? 究極のデジタルライフとは
音楽も動画も書籍も、どんどんデジタルにシフトしている昨今。CDやDVDのための収納スペースはもちろん、本棚すら、家庭から消えてしまう日は、そう遠くないかもしれませんね...。そこでこちらでは、すでに究極のデジタルライフを実践している人々の例を、ご紹介しましょう。
英メディアBBCでは「21世紀のミニマリストたち」として、以下の3つの例を紹介しています。
1: 米ニューヨーク在住の22歳男性エンジニア
米ニューヨークブルックリンのマンションに暮らす、Kelly Suttonさんの所有物は、ラップトップPCとiPad、Amazon Kindle、外付けハードディスク2台と、いくつかの洋服、ベッドシーツのみ。その他のものは、自身が立ち上げた「CultofLess.com」で、売ったり、譲ったりしたそうです。iTunes、Hulu、Flickr、Facebook、Skype、Google Mapsといった、オンラインサービスを使いこなすことで、ミニマリスト生活を実現できているとか。
2: 米ワシントンDC在住の27歳男性DJ
デジタルライフを実践している、ワシントンDCのDJ、Chris Yuristaさんは「音楽のデジタル化によって、持ち物を整理したり、掃除する必要がなくなった」と、感想を述べています。ちなみに、彼の所有物は、バックパックに詰められる程度の洋服と、ラップトップPC、外付けハードドライブ、小型ピアノキーボードと自転車で、総額3000米ドル(約25.6万円)程度。
3: 米ニューヨーク市在住の夫婦
ニューヨーク市のテクノロジーコンサルタント、Joshua Kleinさんは、夫人とともに、持ち物を徹底的にデジタル化し、それまで所有していたものの、3分の2を処分。ラップトップPCとともに、9ヶ月間もの間、ニューヨークで路上生活を送ったそうです。
もちろん、彼らのような極端なデジタルライフにはリスクもあります。実際、PCを片手に路上生活を体験したKleinさんは、「自分の寝床がどこになるのかわからない」という生活は耐えがたいかもしれない、と述べています。
また「商売道具」である音楽を含め、すべてをデジタル化したYuristaさんは、ハードドライブが壊れたり、サーバーがダウンすることで、自分の生活が失われてしまうのではないか? と、ときどき不安を感じるそうです。
また、この記事では、より多く人々が、大事なものをデジタルで保存するようになれば、データ復旧サービスが「21世紀の消防士」のような役割を果たすようになるだろう、と指摘。火事によって、それまでの財産が消えてしまうように、コンピュータが壊れることで、彼らのデジタル財産が壊滅してしまうこともありうるわけです。実際、「Drive Savers」、「DTI Recovery」 といった、データ復旧サービス会社では、24時間対応できる体制をとっています。
デジタル化は、さらに進化の兆しが...。英オックスフォード大学の研究員、Anders Sandbergさんによると、ヒトが年を取っていくことで失われる記憶を、予めコンピュータで「バックアップ」しておく時代が来るかもしれないとか。「マインド・アップロード(mind uploading)」という考え方で、脳の神経ネットワークやシナプスを、すべてマップ化し、脳にある情報をコンピュータにコピーしたり、転送しておけば、ヒトのカラダの外で、意識を作りだすことができるそうです。つまり、理論上は、電子書籍やデジタル音楽と同様、ヒトの意識も、ハードディスクの中で半永久的に生き続けます。まるで、SFの世界ですね。
デジタル化に限らず、何事にもメリットとデメリットはつきもの。自分の生活をより快適に、便利に、楽しいものにするために「何をどこまで取り入れるか?」を自分なりに判断して、実践していくことが、大事なポイントかもしれません。
Cult of less: Living out of a hard drive [BBC]
Adam Pash(原文/訳:松岡由希子)
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エイドリアンラモかとおもた